メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

志村正彦

2013年12月24日 | 音楽
世間がクリスマス・イブに浮かれる12月24日。
4年前から自分には全然別の意味を持つ日になってしまった。
それは僕の愛した天才ミュージシャン・志村正彦の命日となってしまったからである。

元々クリスマス・イブに無関係に浮かれる世の中に憎悪を抱くタイプですが、
根本的に変わってしまった。

クリスマス・イブは毎年フジファブリックを聞いて彼の才能に感謝して冥福を祈る。

やはり泣かされる名曲だらけ。

何故彼の音楽がこんなにも人を泣かせるのか?を考察してしまう。

大きな要素として、彼は非常に孤独を感じるタイプで孤独をテーマにしていたこと。
同じく孤独に爆発しそうな暮らしをしている自分にはバッチリハマるのである。
世の中は悲しいエピソードも明るいエピソードも家族が絡むパターンが多くて、
家族の支えで、家族のために、
などと謳うものが根本嫌いである。
嫌いというか一人で戦ってる人よりは絶対的に劣っていると思っている。
モチベーションを自分の中からしか得られないからである。
その点で彼がそんなにもモチベーションを作り出して名曲を生み出した事は尊敬に値する。

他にも好きなアーティストは沢山居るが、志村正彦の音楽の特徴は、
難しい言葉を使わない。
感動的な場面でややこしい言葉を使わない。
非常にストレートな言葉を優しく紡ぐ。
コレが僕の涙をさそうのである。

そして非常に少ない言葉で
とても多くのストーリーを感じさせるような歌詞を書く。

「最後の花火に今年もなったな 何年経っても思い出してしまうな」

「君が居なくても こちらは元気でいられるよ
言い聞かせてみても 涙がでるよ」

「窓からそっと手を出して やんでた雨に気付いて 慌てて家を飛び出して」

「赤黄色の金木犀の香りがしてたまらなくなって
何故か無駄に胸が騒いでしまう帰り道」

いくらでもあげられるが、その才能は神が与えたものだった。

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