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バイオハザード: ザ・ファイナル

2016年12月29日 | 映画
バイオハザード: ザ・ファイナル
を観ました。


アンブレラ社との闘いの果て、全ての始まりの地ラクーンシティへと戻るアリス。
そこにT-ウィルスから人類を救う最後の手段が残っているという僅かな希望を胸に。
昔からの友人達と共に新しいモンスターや不死身の大群に向かい、人類を守るためにアンブレラ社との最後の戦いに臨むことに…。


いつも通りポール・アンダーソン監督です。
シリーズ6作目でしょうか?ラストっぽいです。
全部劇場鑑賞してきた気がしますが、同一監督でこの規模のゾンビアクション映画を6作も作ったのは凄いですね。

ただし元々評価が低いバイオハザード映画ですが、それは今作も同様ですね。
もう冒頭から僕の大嫌いな驚かしの、いきなりバーン!!の繰り返しです。
ちょっとでも静になればいきなりバーン!!が来ます。
そもそも元々音量が大きめの映画なので普通の音でも結構びっくりするので非常に見心地は悪いです。

更にアクションシーンや襲われてるシーンはいつも通りアップでやたら激しくカット割りして揺らして。
何してるかさっぱりわからず、音などで想像させるだけなので。
そういうシーンを入れる意味もわからず、無駄に酔いそうで非常に見心地悪いです。

シリーズを通してクローンの設定を入れ込んだためもう何でもありになってしまったのは痛いですね。
ようやく倒した相手はクローン、主人公自体もクローン。
倒した相手はどうせクローンじゃないの?このアリスはクローンじゃないの?
の疑心暗鬼は消えないです。

俺がオリジナルだ!と決戦した相手もクローンだったりするので。
コレは「嘘じゃない嘘じゃない、今度こそホントだから!」と言われて嘘をつかれている気分です。
少々、観客を弄び過ぎの映画ですかね。

ストーリーはまあまあでした。
やっぱり一番世間的な印象が強い1作目と同じ舞台をトレースしていて、
1作目を彷彿とさせるシーンもあって。
シリーズ中盤がもう理解を越えた展開になっていたので、
その点では良くまとまっていました。

毎度の印象的なシーンは健在で、そういうシーンの作り方のみポール・アンダーソンは評価します。

垂れ流したガソリンに一気に火をつけたシーンなど非常に印象的でした。

ゾンビをおびき寄せるために装甲車に人間を縛り付けてマラソンさせるようなシーンは、
ちょっとマッドマックス影響を感じました。

ところで日本ではローラの出演が話題になっていましたが映っていたのは正味5秒くらいでしょうか?
セリフは2つくらいなのでカメオと言ってもいいくらいです。
見た目的にかなり様になっていたので、この先活躍するのかな?と期待させてあっという間の出番終了でした。

日本でのこの煽りは詐欺まがいなのでちょっと気をつけた方がいいですね。
この出演がプラスになったかどうかは微妙です。

主演のミラ・ジョボビッチは相変わらず素晴らしいですね。
すっかりバイオハザード女優って感じですね。
ただ、演技力は確かなので今後様々な作品に出ていって欲しいです。

ダイナミックなストーリーのシリーズでしたが、今作もストーリーはダイナミックなでした。
そんなストーリーのオチは悪くなかったです。

最後と言っていますが、続けようと思えばまだ続けられますね。

ただゾンビ映画の枠に入れてしまうとやはりイマイチ作品な印象です。
チープな脅かし演出の繰り返しはやはり嫌いでした。


そんなわけで5点。

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