サクラダリセット 前篇
を観ました。
特殊な能力を持つ人々が半数を占める街〝咲良田〟。
住人たちの力は、街の公的機関〝管理局〟によって慎重に監視・制御されている。
浅井ケイは「記憶保持」の能力を持つ高校生。
ケイと行動を共にする春埼美空は、世界を最大3日分巻き戻す=「リセット」の能力を持つ。
「リセット」をすると、春埼自身の記憶もすべてを忘れてしまうが、ケイの「記憶」は決して「リセット」されない
ため、2人が一緒にいることで、世界を最大3日分やり直すことができる。
しかし、そんなケイと春埼にも取り戻せない〝過去〟があった。
それは、2年前に「リセット」の影響を受けて死んでしまった同級生、相麻 菫のこと。
ケイは、咲良田に存在する能力によって相麻をよみがえらせたいという思いを持ち続けていた。
ある日、ケイたちが所属する〝奉仕クラブ〟=高校のボランティア活動の一環で、「写真に入る」能力を持ちながら、
それを奪われてしまった佐々野からの依頼によって、管理局に幽閉されている「未来予知」能力のある〝魔女〟と出逢う。
そんな中、管理局を敵視する「モノを消す」能力を持つ村瀬陽香とケイに複雑な感情を抱く「記憶を操作する」能力を
持つ岡 絵里が現れ、春埼の「リセット」を奪ってしまう。
〝魔女〟を連れ出し、その「未来予知」能力を利用しようとする村瀬と岡は、「リセット」を返す条件に、〝魔女の館の見取り図の再現〟をケイに要求する。
「リセット」を失くした春埼は、ケイが自分を必要としなくなるのでは…、と不安になる。
何の関連もないと思われたそれらの出来事から、相麻の再生の可能性に気付いたケイは、春埼や「声を届ける」能力を
持つ親友・中野智樹らと共に、〝管理局〟相手に禁断のアプローチを開始する。
かくして、相麻はよみがえったかのようにみえた……
だが、ケイたちは驚くべき真実に遭遇する。
「私には、死ななければならない理由があったの。すべて必要なことなの。」
〝相麻 菫の再生〟こそが、すべての〝始まり〟だったのだ―。
深川栄洋監督作品です。
可もなく不可もなしな監督ですが、今まで結構な本数を観てきていますね。
今作は青春恋愛モノなのかな?と漠然と思っていましたが全然違っていました。
春休み時期、高校生を主役にしたような作品がことごとく混んでいるので警戒しましたが、
ガラガラでした。
客は二人でした。
観てみたらそれも納得ですね。
青春モノではなくてSFな対戦モノで物語も非常に複雑で難しいです。
能力者が集まる町、咲良田町で複数のグループが争います。
それぞれの能力が程よくてその設定は良いと思いました。
こんなことを言うのは野暮かも知れませんが、自分から観るとジョジョですね、杜王町ですね。
主人公は記憶するだけの能力ですが、非常にクールで頭が良くて複雑な作戦を立てます。
その作戦の複雑さは数学の証明問題のようで気持ちよかったです。
ただ映画としては娯楽性が低く、非常に退屈を感じる仕上がりでした。
正直一般ウケしないのも納得です。
この作品を娯楽性低めで淡々と描写されると確かにしんどいですね。
本を読んでいるような気分で、人によっては眠くなるような作風です。
とかく序盤は世界設定の説明な感じで非常に退屈でした。
2人の主人公も非常におとなしくて全然感情的じゃないので妙にシーンとした仕上がりで、
没入するのに結構な時間を要しました。
ヒロインの女の子は”リセット”の一言で前回のセーブポイント、最大で3日の時間を巻き戻せますが、
本人を含め全ての人がその間の記憶を失います。
ただ一人主人公の男の子だけが記憶できるという、二人で一つな能力の組み合わせはいいですね。
その他も沢山のささやかな能力があり主人公がそれらの組み合わせで実現不可能なミッションをこなします。
子供向けっぽいキャスティングと設定なのに子供では理解が難しそうです。
その点でこの映画を売るのは確かに難しそうですね。
主演の野村周平はハンサムさを出すわけでもなく淡々と推理して、淡々と作戦を立てます。
賢くてクールかつ大胆で非常に好みの人物像でした。
黒島結菜はこういう能力者的な作品によく出ますね、時をかけがち♪ですね。
おとなしくてもじもじした女の子のやくで、明るい役をやった方が可愛さは発揮されると思いますが。
それでも可愛くて良かったですね。
正直この子の可愛さだけでも僕は観れます。
そして平祐奈は最近この手の学園モノに殆ど出ているのでは?と思うくらい出てきますね。
この1年位で何回観たことか。
確かに可愛くて演技も良くて色んな役が出来ますね。
活躍も納得です。
玉城ティナと恒松祐里も最近良く見かけます。
二人共役の幅が広くていいと思います。
可愛くて密かに好きだった奥仲麻琴が出ていましたが、この作品ではイマイチ可愛さは出ていませんでした。
この淡々とした作品で二部作とはなかなかしんどい気がしますが、
ストーリーの複雑さは好みだったので後編も観ようと思います。
ただ人気は出なそうな映画ですね、作りてもリセットしたかったのでは?なんて思ってしまいました。
最近の日本映画はすぐに二部作にするので、この文化はそろそろなんとかしてほしいですね。
3時間超えでも1本にして描くべきだと思いますが、商業主義の成れの果てを感じます。
そんなわけで5点。
を観ました。
特殊な能力を持つ人々が半数を占める街〝咲良田〟。
住人たちの力は、街の公的機関〝管理局〟によって慎重に監視・制御されている。
浅井ケイは「記憶保持」の能力を持つ高校生。
ケイと行動を共にする春埼美空は、世界を最大3日分巻き戻す=「リセット」の能力を持つ。
「リセット」をすると、春埼自身の記憶もすべてを忘れてしまうが、ケイの「記憶」は決して「リセット」されない
ため、2人が一緒にいることで、世界を最大3日分やり直すことができる。
しかし、そんなケイと春埼にも取り戻せない〝過去〟があった。
それは、2年前に「リセット」の影響を受けて死んでしまった同級生、相麻 菫のこと。
ケイは、咲良田に存在する能力によって相麻をよみがえらせたいという思いを持ち続けていた。
ある日、ケイたちが所属する〝奉仕クラブ〟=高校のボランティア活動の一環で、「写真に入る」能力を持ちながら、
それを奪われてしまった佐々野からの依頼によって、管理局に幽閉されている「未来予知」能力のある〝魔女〟と出逢う。
そんな中、管理局を敵視する「モノを消す」能力を持つ村瀬陽香とケイに複雑な感情を抱く「記憶を操作する」能力を
持つ岡 絵里が現れ、春埼の「リセット」を奪ってしまう。
〝魔女〟を連れ出し、その「未来予知」能力を利用しようとする村瀬と岡は、「リセット」を返す条件に、〝魔女の館の見取り図の再現〟をケイに要求する。
「リセット」を失くした春埼は、ケイが自分を必要としなくなるのでは…、と不安になる。
何の関連もないと思われたそれらの出来事から、相麻の再生の可能性に気付いたケイは、春埼や「声を届ける」能力を
持つ親友・中野智樹らと共に、〝管理局〟相手に禁断のアプローチを開始する。
かくして、相麻はよみがえったかのようにみえた……
だが、ケイたちは驚くべき真実に遭遇する。
「私には、死ななければならない理由があったの。すべて必要なことなの。」
〝相麻 菫の再生〟こそが、すべての〝始まり〟だったのだ―。
深川栄洋監督作品です。
可もなく不可もなしな監督ですが、今まで結構な本数を観てきていますね。
今作は青春恋愛モノなのかな?と漠然と思っていましたが全然違っていました。
春休み時期、高校生を主役にしたような作品がことごとく混んでいるので警戒しましたが、
ガラガラでした。
客は二人でした。
観てみたらそれも納得ですね。
青春モノではなくてSFな対戦モノで物語も非常に複雑で難しいです。
能力者が集まる町、咲良田町で複数のグループが争います。
それぞれの能力が程よくてその設定は良いと思いました。
こんなことを言うのは野暮かも知れませんが、自分から観るとジョジョですね、杜王町ですね。
主人公は記憶するだけの能力ですが、非常にクールで頭が良くて複雑な作戦を立てます。
その作戦の複雑さは数学の証明問題のようで気持ちよかったです。
ただ映画としては娯楽性が低く、非常に退屈を感じる仕上がりでした。
正直一般ウケしないのも納得です。
この作品を娯楽性低めで淡々と描写されると確かにしんどいですね。
本を読んでいるような気分で、人によっては眠くなるような作風です。
とかく序盤は世界設定の説明な感じで非常に退屈でした。
2人の主人公も非常におとなしくて全然感情的じゃないので妙にシーンとした仕上がりで、
没入するのに結構な時間を要しました。
ヒロインの女の子は”リセット”の一言で前回のセーブポイント、最大で3日の時間を巻き戻せますが、
本人を含め全ての人がその間の記憶を失います。
ただ一人主人公の男の子だけが記憶できるという、二人で一つな能力の組み合わせはいいですね。
その他も沢山のささやかな能力があり主人公がそれらの組み合わせで実現不可能なミッションをこなします。
子供向けっぽいキャスティングと設定なのに子供では理解が難しそうです。
その点でこの映画を売るのは確かに難しそうですね。
主演の野村周平はハンサムさを出すわけでもなく淡々と推理して、淡々と作戦を立てます。
賢くてクールかつ大胆で非常に好みの人物像でした。
黒島結菜はこういう能力者的な作品によく出ますね、時をかけがち♪ですね。
おとなしくてもじもじした女の子のやくで、明るい役をやった方が可愛さは発揮されると思いますが。
それでも可愛くて良かったですね。
正直この子の可愛さだけでも僕は観れます。
そして平祐奈は最近この手の学園モノに殆ど出ているのでは?と思うくらい出てきますね。
この1年位で何回観たことか。
確かに可愛くて演技も良くて色んな役が出来ますね。
活躍も納得です。
玉城ティナと恒松祐里も最近良く見かけます。
二人共役の幅が広くていいと思います。
可愛くて密かに好きだった奥仲麻琴が出ていましたが、この作品ではイマイチ可愛さは出ていませんでした。
この淡々とした作品で二部作とはなかなかしんどい気がしますが、
ストーリーの複雑さは好みだったので後編も観ようと思います。
ただ人気は出なそうな映画ですね、作りてもリセットしたかったのでは?なんて思ってしまいました。
最近の日本映画はすぐに二部作にするので、この文化はそろそろなんとかしてほしいですね。
3時間超えでも1本にして描くべきだと思いますが、商業主義の成れの果てを感じます。
そんなわけで5点。