メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

咲-Saki-

2017年02月12日 | 映画
咲-Saki-
を観ました。


全国高校麻雀大会・長野県予選、清澄高校・龍門渕高校・風越女子高校・鶴賀学園の4校が激突する決勝戦。
それは各校5人の雀士が総合点を競い、全国大会=インターハイへの切符を手に入れようとする頂上決戦でもある。
ここに駒を進めた4校の少女たちは、それぞれの思いを胸に、決戦の場に向かう。
ここで負けたら、大好きな先輩は引退してしまう……。
仲間と一緒にもっと麻雀を楽しみたい……。あの娘にだけは負けたくない……。
さまざまな思いが交錯する中、初の決勝進出を果たした清澄高校の1年生大将・宮永咲(浜辺美波)は全国大会出場を賭けた戦いに向かおうとしていた。
麻雀嫌いだった咲に麻雀の楽しさを思い出させてくれた、全国中学生麻雀大会チャンピオン・原村和(浅川梨奈)、タコス好きで東場に異常に強い片岡優希(廣田あいか)、学生議会長兼麻雀部部長の竹井久(古畑星夏)、雀荘の娘で知識派の染谷まこ(山田杏奈)。
「この5人で全国に行くんだ!」
――そう、泣いても笑っても、これが最後。
しかし、そんな彼女の前に、常識では考えられない才能を持った恐ろしい“怪物”が立ちはだかる……。


小沼雄一監督です。

かなり食欲が湧かないといいますが、全く観るつもりは無かったのですが、空き時間で見れる作品がコレだけだったので見ちゃいました。
まあ、麻雀大好きなので麻雀の映画なら見れるかな?って感じです。

こういう少女を主役にした麻雀漫画があるんですね、そういう時代なんですね。

序盤は意味不明のキャラ達の説明的なシーンが多く、それぞれに漫画らしいクセの強い設定があり。
どんな勘定で観たらいいのだろうか?誰をターゲットにしてるのだろうか?
な気分でなかなかしんどかったです。

キャスティングも微妙に、かろうじて知ってるくらいの層の女の子ばかりで。

ところが対局が始まるとなかなか本格的な戦略のやり取りでかなりのめり込みました。

どの娘もめちゃくちゃ凄い雀士みたいに描かれているので、
いよいよな決勝の大将戦はかなりの高揚感でした。
そしてそこで行われる対局のレベルの高さ、展開の面白さはかなりのものでした。
こうなってくると女の子を主演にしてる意味もあるなと感じました。

怪物みたいに一番強いとされる女の子がたしかに強いのですが、その子は海底撈月を得意としてるんですよ。
なので自分にラス牌が来るように鳴いたりしつつ海底撈月に引き込むんですよ。

一方、主人公の咲は嶺上開花を得意としていて、その対決はかなり見応えありました。

強い女の子が一人を攻撃して0点ジャストにして他のメンバーにツモ和了りさせないような状況を作るんですよ。
(たとえ役満ツモでも首位に届かず0点の子が飛んで終了してしまう状況)
その子は0点でリーチも出来ないから咲があえて嶺上開花狙いのフリしてカンした牌で振り込むのですよ、槍槓という役で。
そんな役、自分でも忘れてたのでかなり目からウロコでした。

そして咲は嶺上開花が得意で暗刻を作って嶺上牌をまた嶺上していくのですよ。
それがまーカッコイイ!
ほぼ役無し状態の一向聴の手を嶺上開花を連続して、嶺上開花、対々和、三暗刻、三槓子、ドラドラ、とか行くんですよ。
超サブイボでした。

最後もそんな上がりですが、大差付けられた強敵の女の子の責任払いを付けて数え役満まで嶺上開花を繰り返すのですよ。
嶺上開花始めるともうひとり舞台ですからね、他の三人は観てるしかないですからね。
「カン!」って言うほどに興奮しました。
もうラスヅモにはサクラがまって物凄い大げさな演出でしたが、自分は立ち上がりそうなくらい興奮しました。
いやはやこの物語を作った人を尊敬しますね。

色んな麻雀作品観てきましたが、あまりに非現実的なのはのめり込みにくいんですよね。
コレも非現実的ですが、狙ってる役や狙っている戦術、打ち筋は好みでした。

ステルスモードを得意とする女の子(普段から存在感が無くてテンパイやリーチが相手に気付かれない)とかはちょっといただけませんが。

咲を演じていた浜辺美波はちょいちょい観たことありますが、なかなか可愛くて良いオーラを持っていますね。
この作品はクセが強すぎますがこの子は売れると思います。
そのうち朝ドラヒロインになると思います。

咲と二枚看板な子を演じていた浅川梨奈って子が一番好みでした。
覚えてチェックしていこうと思います。
なんというかちょうど彼女にしたいくらいの仕上がりです。

お嬢様高校のキャプテンを演じていた加村真美って子もなかなか可愛かったですね。
ブレイクの予感もあるので注目しましょう。

自分の観る作品、番組でちょいちょい見かける廣田あいかは相変わらずクセが強い喋り方でした。
私立恵比寿中学として複雑な気持ちで観てしまいました。

ワイドナショーでお馴染みの岡本夏美ちゃんも出ていました。

キャストは沢山いましたが他に食いつけるような子はいませんでしたかね。

正直しょうもない作品ですが、麻雀大好き人間として食いついてしまいました。
めちゃくちゃ麻雀したくなりました。
自分のスタイルを構築していこうと思いました。

いやはや、馬鹿にしながら観に行きましたが予想外に楽しんでしまいました。
麻雀好きじゃ無い人にはしんどいと思いますが。


そんなわけで6点。
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