メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

ドラマ批評 2020 春

2020年07月27日 | テレビ
2020年春のドラマ批評。
ご存知のようにCOVID-19の影響で多くが中断し、再放送などに置き換わりました。


・行列の女神~らーめん才遊記~(テレビ東京)
ラーメン屋のコンサルをする会社に勤める人々の奮闘記なドラマ。
ラーメン好きとしてかなりお腹が空く優良ドラマだった。
大好きな黒島結菜の良さがよく発揮されていて、鈴木京香や高橋メアリージュンもとてもいい塩梅でした。
それでいてコンサルの内容がラーメン屋をやっている人でもガチで勉強になりそうな本格的なもので非常に見応えありました。
これがドラマBizの最後の作品だそうでちょっとショックです。
社会派だったりビジネスライクなドラマで大人向けで優良作が多かったので。
大人向けなドラマ枠ってことを浸透しきれなかった印象ですね。
6点。


・ハケンの品格(日本テレビ)
篠原涼子演じるスーパー派遣の大前春子を描いたワーキングドラマ。
謎めいた何でもできるスーパー派遣、典型的なロボット系ヒロインのドラマ。
13年ぶりの2シーズンということでなかなか期待値ありましたが。
正直ちょっとパワーダウンしたというか、時代が変わってしまったというか。
当時は最先端的な社会派だった設定が今はちょっと古い一昔前な設定になってしまった印象でした。
大好きな山本舞香がいいし、吉谷彩子も各作品を見る度に好きになっていてナイスキャスティングでした。
6点。


・レンタルなんもしない人(テレビ東京)
実在のTwitter上のサービスをする人を増田貴久が演じたドラマ。
傷ついた人々をほんのり前向きにするような非常に優しいヒューマンドラマ。
この手の深夜ドラマはテレ東はとても上手ですね。
日本社会で結構ガチでやられちゃってる人には支えになるかも知れないいいドラマだと思います。
大好きな比嘉愛未のそっと支える奥さん像も見どころ。
7点。


・BG~身辺警護人~(テレビ朝日)
民間のボディガードサービスを行う人々を描いたキムタクドラマの2シーズン。
序盤にいきなりキムタクが独立してしまい斎藤工とのバディドラマになっている。
正直前回みたいに5人位でやってるほうが大分見応えあって、キムタクドラマなのにこじんまりした仕上がりに。
なんかクールな風のケンカ的なやり取りをやたらしますがその辺はほとんどいらないなって思いました。
アクション感やクライムサスペンス感など諸々ちょっとチープで中途半端になってしまった印象でした。
5点。


・ギルティ~この恋は罪ですか?~(日本的な)
新川優愛演じる主人公は順風満帆に見えた夫婦だけど夫が親友と不倫しているというドロキュンドラマ。
たまにあるガッツリ不倫モノで女性は結局こういう不倫モノが好きなんだろうなって思わされる感じ。
新川優愛は可愛いし小池徹平の夫婦は結構様になってていい感じだったし、町田啓太との元恋人感も良かった。
なかなかややこしい人間関係とドロドロ感で好みの中村ゆりかが怪演していた。
思ったより切なさもあって今後新川優愛ドラマって需要あるのかもと思いました。
6点。


・家政夫のミタゾノ(テレビ朝日)
謎に満ちたオカマのスーパー家政婦が難問を解決するコメディドラマの4シーズン。
なかなかハイテンポでシーズンを重ねているので安定の人気があるのでしょう。
典型的なロボット系主人公ドラマでコメディのレベルも毎度ながらかなり強いです。
サポート役が毎回いい感じなのにプライベートのトラブル的な要素で降板していますね。
清水富美加、剛力彩芽、川栄李奈ときて今回は飯豊まりえでした。
飯豊まりえに何か悪いことが起きないことを願うばかりですが。
コロナの自主期間にもまっさきに対応した印象で、決してクオリティが落ちた印象も無くスタッフの優秀さが伝わりました。
テレ朝だしもう定番としてずっと続いて欲しいドラマですね。
7点。


・浦安鉄筋家族(テレビ東京)
人気コメディ漫画原作を佐藤二朗主演で実写化したドラマです。
漫画はしっかり読んだことは無いですがそれなりに雰囲気出てる気がします。
佐藤二朗でコメディということでどうしても福田雄一作品がよぎってしまいますが。
正直福田雄一みたいに佐藤二朗の面白さを活かせては居ないですね。
瑠東東一郎の過去作は結構好きですが佐藤二朗を使うとどうしてもそういう目線になってしまいます。
ふざけたチープなおもちゃな映像やらアドリブ合戦など嫌いじゃないですが、もう少し笑える仕上がりがほしいです。
岸井ゆきのが最近どんな作品でも素晴らしい。
6点。


・M 愛すべき人がいて(テレビ朝日)
浜崎あゆみを描いたノンフィクション小説を大映ドラマ風に実写化。
なかなか社会現象になりましたが鈴木おさむの悪ふざけが良い方に出たパターンだと思います。
バズらせることを目的にするならコレくらいやっちゃった方が良いでしょう。
何もかもが変で狂っていて非常に笑えました、が、終盤は狙いすぎて正直かなり冷めました。
やりきるのは良いですが調子乗ってやりすぎては駄目ですね。
3点。


・美食探偵 明智五郎(日本テレビ)
東村アキコ原作のクセの強い美食探偵を中村倫也が演じそのバディの料理家を小芝風花が演じて妖艶な殺人鬼を小池栄子が演じたドラマ。
コロナ禍のドラマでは一番本格的で一番頑張って放送していた印象でした。
本格ミステリーなテイストでありながら小芝風花のコミカルさがよく活きていて富田望生とのコメディが良かったです。
クールな部分、ミステリーな部分、コメディな部分とどれも高品質で見応えありました。
殺しのシーンなどなかなか残虐さもあって見事な緩急でした。
中村倫也も小芝風花も大好きなのでそれがいいドラマで発揮されていて良かったです。
8点。


・映像研には手を出すな!(TBS)
アニメーション制作を志す3人の女子高生の奮闘を描いたドラマ。
いかにも漫画原作な非常にコミカルなドラマ。
大好きな乃木坂46と大好きな英勉監督の黄金コンビで自分にはたまらない。
遊び心満載の演出で非常にライトに見れる。
大好きな齋藤飛鳥のびっくりするようなぶっ飛びキャラで今までのイメージを覆すくらい凄い。
そしてめちゃくちゃかわいい。
7点。


コロナによる中止、中断、省略などがありクールの概念が難しくなりました。
この段階でほぼ終わっているドラマを品評しました。
美食探偵 明智五郎が一番良かったですかね。
ハイセンスなイノベーティブなドラマはあまりなかったですね。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« コンフィデンスマンJP プリン... | トップ | 君が世界のはじまり »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。