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劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~

2019年08月24日 | 映画
劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~
を観ました。


永遠の愛を誓ったあの日から1年が過ぎ、上海・香港転勤を経て帰国した春田創一。
久しぶりに戻ってきた天空不動産東京第二営業所では、黒澤武蔵をはじめ、お馴染みのメンバーが顔を揃え、最近配属された陽気な新入社員・山田ジャスティス(志尊淳)も加わり春田を歓迎する。
そんな彼らの前に、天空不動産本社のプロジェクトチーム「Genius7」が突如として現れ、リーダーの狸穴迅(沢村一樹)は、本社で新たにアジアを巻き込む一大プロジェクトが発足し、東京第二営業所にもその一翼を担うよう通告する。
その隣には、本社に異動しチームの一員となった牧凌太の姿も…。
何も知らされておらず動揺する春田だが、本社と営業所の確執が深まるほどに、牧との心の距離も開いてゆく。
一方、コンビを組むことになったジャスティスは兄のように春田を慕い、さらには黒澤もある事故がきっかけで突然“記憶喪失”に…!
しかも忘れたのは春田の存在のみ。…え、どゆこと?そんな記憶喪失あんの!?
混乱する春田をよそに、黒澤は“生まれて初めて”春田と出会い、その胸に電流のような恋心を走らせてしまい…。
そんな中、天空不動産を揺るがす前代未聞の大事件が発生!
それに巻き込まれた春田にも最大の危機が迫る。
果たして、春田の運命は…!?
笑って泣けるこの夏最高のエンタテインメント!
おっさんたちの愛の頂上決戦<ラブ・バトルロワイアル>が、ついに幕を開ける。


瑠東東一郎監督です。
昨年散々話題になり流行語大賞にもノミネートされたドラマの映画化です。

ドラママニアとしてもちろんドラマ版も欠かさず観てました。
面白かったですが、世の中の騒ぎほど面白いとは思いませんでした。

それの映画化なのでさほど期待してなかったのですが、ちゃんと映画版でした。
これはかなり面白かったですね。

とにかくコメディの質が素晴らしかったです。
初日に観に行ったのでなかなか混んでいましたが劇場は爆笑の嵐でした。

冒頭は香港のシーンから始まって映画らしい始まりでした。

そこから日本に戻ってちょっと変わった状況でまたややこしくなっていきます。
部長は春田のことだけ忘れるという特殊な記憶喪失になります。
そのおかげでまたイチから春田に恋をし始めるというおもしろ設定です。
映画化にあたり見事な設定ですね。

本作は上手いこと上質なコメディで描写することによってLGBTの立ち位置を大分上げた印象ですね。
子供のお客さんも結構居たのでちょっとゲイの描写にはドキドキしましたが。
基本的にはその辺の描写はソフトなので大丈夫そうでした。

終盤には相当無理やりなやり口で映画らしい壮絶な展開になります。
急にハリウッド映画状態です。
笑っちゃいますがやたらハードボイルドなシチュエーションです。
その分、急にシリアスでコメディが消えてちょっと退屈でもありました。
似たようなやり取りがちょっとしつこかったですね。

物語は上手いこと起承転結してきっちりと締めくくっていました。
これはまだまだ続編作れますね。

田中圭はこのドラマをきっかけにブレイクしたので帰ってきた感が強いですね。
こんなに激しいキャラだったっけ?って思うくらい激しいですが彼らしさはこの作品で決定しましたね。
引き締まったボディもおもしろ演技もとても魅力的でした。

林遣都は最近ゲイの役が多く板についてきた印象ですね。
なんかもうただの得意ジャンルって感じです。

吉田鋼太郎は今作の成功の大きな要因だと思いますが。
もうずっと面白いですね。
この人にこのキャラ、この演技をさせたことがもう大きかったです。

新たに志尊淳が出てますが大体いつもの志尊淳です。
なんか最近はなよなよに磨きをかけつつありますが、なので今作には適役だったと思います。

沢村一樹はおもしろシリアス俳優の先駆者な印象もありますが。
そんな彼の良さを見事に発揮していたと思います。
基本的に紛らわしくややこしく、人々を振り回す役でしたが他にキャスティング思い浮かばないですね。

大塚寧々がなかなかキュートな演技してます。
彼女の可愛い演技が見れるのもなんかありがたいですね。

アンジャッシュ児島もいい味だしてました。

久々におっさんずラブに触れましたがやはり面白くブームになったのも納得ですね。
LGBTコメディとしてひとつのポジションを確立したと思います。


そんなわけで7点。

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