探偵はBARにいる3
を観ました。
「恋人の麗子が失踪した」。高田の後輩からのありふれた依頼を安易に引き受けた探偵。
早速調査に乗り出すと、探偵は麗子がアルバイトをしていたモデル事務所のオーナー・マリと出会い、かすかな既視感を覚える。
しかし周囲を嗅ぎまわる探偵はマリの手下に襲われ、これまで無敗を誇った高田も倒されてしまう。
次第に麗子の失踪の陰に、裏社会で暗躍する札幌経済界のホープ・北城グループの殺人事件が見え隠れする。
マリはグループの代表・北城の愛人だった。そんな中、何かを思い出す探偵。
なじみの元娼婦・モンローがかわいがっていた、今にも死にそうに震えていた女――「あれか…?あれがマリか…?」
緊張が走る裏社会、巨額の薬物取引、2つの殺人事件――。すべてはマリによる、北城をも欺く作戦であった。
そしてマリは、探偵に最後の依頼を託す。
その時、探偵と高田の別れへのカウントダウンが始まっていた。
吉田照幸監督作品です。
前作までは橋本一監督でしたが今作から変わっています。
吉田照幸監督はサラリーマンNEO、あまちゃんなど自分が最高峰に評価してきた監督です。
映画はまだ少ないですがかなり好みの監督です。
探偵はBARにいるシリーズは今まで実写版ルパン的な評価をしてきてかなり好みのシリーズです。
札幌のプロパガンダとしてもかなり優秀な作品だと思います。
安定の娯楽作品だと思っています。
1作目、2作目がかなり秀逸だったのでこういうパターンはどうも不安感を感じて見に行きます。
ところで今作、何千本も劇場鑑賞してきた自分が初体験したことですが、
舞台挨拶の生中継がある回でした。
知らずにチケット買っていたので、劇場に入ったら何かスクリーンの様子が変だな?と思いました。
すると舞台挨拶の生中継があり、流石大泉洋が座長を務めるグループだけあって面白い舞台挨拶でした。
大泉洋は企画でこの日の朝に静岡で映画館スタッフのバイトをしてきたらしく、そのおもしろ画像をスライドショーで見せていました。
司会者が各出演者、監督に振りますがほぼ大泉洋が回収して笑いにしてました。
こういう人間性は素晴らしいと思いました。
大泉洋自信は
「かつて無いくらいのプロモーションをして、テレビで大泉洋を見ない日は無い!
見すぎてうんざりしてもう映画は見たくないなんて言う馬鹿野郎も居まして!」
なんて言ってました。
確かにほぼ全部のバラエティ番組に出てるくらいのプロモーションでしたね。
作品は見事にいつも通りなテイストでした。
冒頭、いきなりなかなかの過激シーンで驚かされます。
3作目ならではの意外性と言うか本気度と言うか。
ちゃんと怖い世界のお話ですよ、というプロローグでした。
今までのシリーズのお約束も適度に含まれ、ある程度の壊しもあり。
妥当な3作目の振る舞いをしていると思います。
探偵から見た依頼は、学生が居なくなった彼女を探してほしいという細やかな依頼です。
本人もそんな展開になるとは夢にも思わず、本来なら断る仕事が大変なトラブルになっていくのは良い設定でした。
毎度お馴染みですが、松重豊演じる相田の拷問が過激で、いつもながらたけし軍団みたいなことさせられてました。
それにしても何においても北川景子です!
北川景子がめちゃくちゃ美人に描かれています。
悪女な北川景子、絶望した北川景子、無邪気に喜ぶ北川景子、勇敢な北川景子、、、
この1作で色々な北川景子を観れます。
ファンとしてはたまらないです。
舞台挨拶で前田敦子も「とにかく、北川景子さんが綺麗で、どの角度から見ても綺麗で」と言ってました。
物語はそんな北川景子の半生を辿るような、それにまつわる感じで、
予想外に凄い切なかったです。
思い返せば1作目も、2作目も切ないかったですが、泣くほどでは無かった記憶です。
しかし今作は泣かずに居られないくらい切なかったです。
それは北川景子の魅力が大きく作用していると思います。
なんて悲しい女性の企みでしょうか。
そんなどんでん返しがありました。
ネタバレになるので詳しくは書きませんが、
いつもルパンっぽいなと思ってみてたのに、カリオストロ感が若干ありました。
そういう交差は良いですね。
何と言っても大泉洋演じる探偵と松田龍平演じる高田のキャラが作品の柱であることは間違いありません。
大泉洋はコミカルとかっこよさとハードボイルドさと様々な表情を持っています。
喧嘩には結構強いですが、半分くらいは結局やられてしまう程度の強さ設定は見事ですね。
勝つのかやられるのかが予想つきません。
松田龍平がそれと対照的にクールで無口で喧嘩が強くて。
今作では珍しくちょっと感情を出していました。
ライバルとの格闘がなかなか壮絶ですが、決闘の締め方がこの作品らしくて好感持てました。
そして今作のヒロイン北川景子は最高でした。
元々見るだけでうっとりするような美貌ですが、今作はまたいろんな表情が見れて。
弱って病んでる時の感じが凄く可愛くて、後は少女みたいにはしゃいでるシーンもめちゃくちゃ可愛かったです。
こんな美女と結婚している人がこの世界に居ると思うと複雑な気分になります。
志尊淳はサイボーグみたいな格闘家で想像以上に良い仕上がりでした。
志尊淳がこんな良い役作りするとは思わず、失礼ながらかなり見直しました。
今年飛躍した若手だとは思いますが、今作でもそれを印象づけました。
前田敦子は思ったより出番は少なくて、得意の軽い女の子って感じでした。
敵のボスはすっかり売れっ子俳優のリリー・フランキーでした。
ヤクザのボス的な役はもう得意中の得意って感じですね。
松重豊、田口トモロヲ、マギー、安藤玉恵などの常連もちゃんと出ていて良かったです。
監督さんが舞台挨拶でも言ってましたが、エンドロール後にもちゃんとオチがあって見た後の気分も良いです。
安定のシリーズとしてめちゃくちゃ長く続いて欲しいと思いました。
北海道に行きたくなる映画です。
個人的には今までで一番面白かったです。
そんなわけで8点。
を観ました。
「恋人の麗子が失踪した」。高田の後輩からのありふれた依頼を安易に引き受けた探偵。
早速調査に乗り出すと、探偵は麗子がアルバイトをしていたモデル事務所のオーナー・マリと出会い、かすかな既視感を覚える。
しかし周囲を嗅ぎまわる探偵はマリの手下に襲われ、これまで無敗を誇った高田も倒されてしまう。
次第に麗子の失踪の陰に、裏社会で暗躍する札幌経済界のホープ・北城グループの殺人事件が見え隠れする。
マリはグループの代表・北城の愛人だった。そんな中、何かを思い出す探偵。
なじみの元娼婦・モンローがかわいがっていた、今にも死にそうに震えていた女――「あれか…?あれがマリか…?」
緊張が走る裏社会、巨額の薬物取引、2つの殺人事件――。すべてはマリによる、北城をも欺く作戦であった。
そしてマリは、探偵に最後の依頼を託す。
その時、探偵と高田の別れへのカウントダウンが始まっていた。
吉田照幸監督作品です。
前作までは橋本一監督でしたが今作から変わっています。
吉田照幸監督はサラリーマンNEO、あまちゃんなど自分が最高峰に評価してきた監督です。
映画はまだ少ないですがかなり好みの監督です。
探偵はBARにいるシリーズは今まで実写版ルパン的な評価をしてきてかなり好みのシリーズです。
札幌のプロパガンダとしてもかなり優秀な作品だと思います。
安定の娯楽作品だと思っています。
1作目、2作目がかなり秀逸だったのでこういうパターンはどうも不安感を感じて見に行きます。
ところで今作、何千本も劇場鑑賞してきた自分が初体験したことですが、
舞台挨拶の生中継がある回でした。
知らずにチケット買っていたので、劇場に入ったら何かスクリーンの様子が変だな?と思いました。
すると舞台挨拶の生中継があり、流石大泉洋が座長を務めるグループだけあって面白い舞台挨拶でした。
大泉洋は企画でこの日の朝に静岡で映画館スタッフのバイトをしてきたらしく、そのおもしろ画像をスライドショーで見せていました。
司会者が各出演者、監督に振りますがほぼ大泉洋が回収して笑いにしてました。
こういう人間性は素晴らしいと思いました。
大泉洋自信は
「かつて無いくらいのプロモーションをして、テレビで大泉洋を見ない日は無い!
見すぎてうんざりしてもう映画は見たくないなんて言う馬鹿野郎も居まして!」
なんて言ってました。
確かにほぼ全部のバラエティ番組に出てるくらいのプロモーションでしたね。
作品は見事にいつも通りなテイストでした。
冒頭、いきなりなかなかの過激シーンで驚かされます。
3作目ならではの意外性と言うか本気度と言うか。
ちゃんと怖い世界のお話ですよ、というプロローグでした。
今までのシリーズのお約束も適度に含まれ、ある程度の壊しもあり。
妥当な3作目の振る舞いをしていると思います。
探偵から見た依頼は、学生が居なくなった彼女を探してほしいという細やかな依頼です。
本人もそんな展開になるとは夢にも思わず、本来なら断る仕事が大変なトラブルになっていくのは良い設定でした。
毎度お馴染みですが、松重豊演じる相田の拷問が過激で、いつもながらたけし軍団みたいなことさせられてました。
それにしても何においても北川景子です!
北川景子がめちゃくちゃ美人に描かれています。
悪女な北川景子、絶望した北川景子、無邪気に喜ぶ北川景子、勇敢な北川景子、、、
この1作で色々な北川景子を観れます。
ファンとしてはたまらないです。
舞台挨拶で前田敦子も「とにかく、北川景子さんが綺麗で、どの角度から見ても綺麗で」と言ってました。
物語はそんな北川景子の半生を辿るような、それにまつわる感じで、
予想外に凄い切なかったです。
思い返せば1作目も、2作目も切ないかったですが、泣くほどでは無かった記憶です。
しかし今作は泣かずに居られないくらい切なかったです。
それは北川景子の魅力が大きく作用していると思います。
なんて悲しい女性の企みでしょうか。
そんなどんでん返しがありました。
ネタバレになるので詳しくは書きませんが、
いつもルパンっぽいなと思ってみてたのに、カリオストロ感が若干ありました。
そういう交差は良いですね。
何と言っても大泉洋演じる探偵と松田龍平演じる高田のキャラが作品の柱であることは間違いありません。
大泉洋はコミカルとかっこよさとハードボイルドさと様々な表情を持っています。
喧嘩には結構強いですが、半分くらいは結局やられてしまう程度の強さ設定は見事ですね。
勝つのかやられるのかが予想つきません。
松田龍平がそれと対照的にクールで無口で喧嘩が強くて。
今作では珍しくちょっと感情を出していました。
ライバルとの格闘がなかなか壮絶ですが、決闘の締め方がこの作品らしくて好感持てました。
そして今作のヒロイン北川景子は最高でした。
元々見るだけでうっとりするような美貌ですが、今作はまたいろんな表情が見れて。
弱って病んでる時の感じが凄く可愛くて、後は少女みたいにはしゃいでるシーンもめちゃくちゃ可愛かったです。
こんな美女と結婚している人がこの世界に居ると思うと複雑な気分になります。
志尊淳はサイボーグみたいな格闘家で想像以上に良い仕上がりでした。
志尊淳がこんな良い役作りするとは思わず、失礼ながらかなり見直しました。
今年飛躍した若手だとは思いますが、今作でもそれを印象づけました。
前田敦子は思ったより出番は少なくて、得意の軽い女の子って感じでした。
敵のボスはすっかり売れっ子俳優のリリー・フランキーでした。
ヤクザのボス的な役はもう得意中の得意って感じですね。
松重豊、田口トモロヲ、マギー、安藤玉恵などの常連もちゃんと出ていて良かったです。
監督さんが舞台挨拶でも言ってましたが、エンドロール後にもちゃんとオチがあって見た後の気分も良いです。
安定のシリーズとしてめちゃくちゃ長く続いて欲しいと思いました。
北海道に行きたくなる映画です。
個人的には今までで一番面白かったです。
そんなわけで8点。