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RANMARU 神の舌を持つ男 鬼灯デスロード編

2016年12月11日 | 映画
RANMARU 神の舌を持つ男 鬼灯デスロード編
を観ました。


「絶対舌感」という特殊能力を持つ男・朝永蘭丸(向井理)は、唯一、口内細菌を気にすることなくキスできる相手に失恋し、傷心の旅の途中、行き倒れてしまう。
気がつくと、そこは怪しげな鬼灯(ほおずき)村。人工呼吸された時、その口内の細菌になぜか不快感のなかった女医・りん(木村多江)に興味をもった蘭丸は、伝説の三助として語り継がれる「大津のヘースケ」の孫であることを生かして、村の温泉で働くことにする。
甕棺墓光(木村文乃)と宮沢寛治(佐藤二朗)が蘭丸を追って村にやって来た頃、村の空気は次第に不穏さを増していく。鬼灯村は玄武岩が多い土地柄で良い成分の水が沸く。
その為、住民たちは温泉で村おこしをしようと試みていたものの、最近、黒水が出て対処に追われる上に、不吉な鬼火が目撃され、さらには秘かに語り継がれていた「子殺しの温泉」という曰くつきの悪評が明るみに出て、問題てんこもり。
村が大騒ぎになっていた頃、大陥没地帯で遺体が発見された!
殺されたのはりんと恋仲だと噂されていた卜真(うらない・まこと)だったことから、たちまちりんに疑惑の目が向けられる。
りんは事件と関係しているのか?不吉なことが次々と起る理由は一体・・・・・・?
そして、りんを責めるように老婆たちが集まって歌い踊る妖しい「かごめかごめ」に隠された謎とは・・・・・・?
蘭丸の舌が、封印された村の秘密を明るみにする!


堤幸彦作品です。
つい最近のTVドラマの映画化です。

TVドラマはかなり好みで毎度非常に楽しんで観ていました。
視聴率の悪さが話題になっていましたが、得てしてハイセンスドラマは低視聴率になってしまうものです。
かなりふざけきったドラマで、その無秩序なギャグ感、テンポ感が魅力でした。
それは映画になっても全く変わらずです。

冒頭はテレビドラマのおさらいから始まるのでドラマを観てない人でも楽しめるでしょう。
自虐的に視聴率が低かったこともネタにしています。
この辺のスピード感は見事ですね。

流石にお金をかけて規模は大きくなっていますが、ボケボケっぷりは変わらずです。
引っかかった場所を上げるとキリが無いですが。
小ネタの量は物凄いです。
脚本のボリューム感は恐るべしです。

コテコテもシュールもどれも良かったです。
スベってるとかスベっていないを超越する無秩序っぷりですね。

いじりも無いおふざけも多いので繰り返し見るに値します。

劇中で変なノイズが入っているカットは画面中の誰かの頭が大きくなっています。
いじりは無いので理由はさっぱりです。

そしてドラマで面白かったネタをリピートしてる箇所も多いので、
見応えは十分です。
全部観てる自分からすればお得版って感じです。

ドラマよりセクシーシーンが多いのは映画ならではですね。

向井理はドラマと変わらず独特なキャラです。

佐藤二朗は更にツッコミが多かったような。

木村文乃は相変わらずキュートでボケボケで素晴らしいです。

市原隼人が一時期のチンピラ系のイメージからまたこういう役もやるようになって良いですね。

木村多江が最近プチブレイクしてるように思いますが、
色んなクリエーターに気に入られる素晴らしい女優さんだと思います。

黒谷友香は久々に観た気がします。
美人で好みですが、流石にちょっとお年を召されましたね。

世間的な評価の低さが相当納得できない作品です。
自分はかなり面白かったし、大好きです。

恐らく作っている人たちもこの作品に手応えがあって好んでいるのが伝わります。

イマイチ客が入ってませんでしたが、もう少し流行ってほしいです。

映画っぽい気負いも無く、とある一話って感じだったので是非続編をやって欲しいです。

しかし笑えました。


そんなわけで8点。

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