きっと、星のせいじゃない。 を観た。
17歳のヘイゼル・グレース・ランカスター(シャイリーン・ウッドリー)は、末期ガン患者。
今は薬のおかげで家にいられるけど、肺は”ポンコツ”で、どこへ行くにも酸素ボンベがお供だ。
13歳から入退院の繰り返しで、友だちもできず、毎日同じ本ばかり読んでいる。
父(サム・トラメル)と母(ローラ・ダーン)を心配させないために参加した、大キライなガン患者の集会”サポートグループ”で、ヘイゼルはオーガスタス・ウォーターズ(アンセル・エゴート)と出会う。
18歳の”ガス”は、高校のバスケットボール部のスター選手だったが、片足と引き換えに骨肉腫を克服、この日は親友のアイザック(ナット・ウルフ)に誘われて来ていた。
リーダーに何が不安かと訊ねられ、「忘れられること」と答えるガス。
それを聞いたヘイゼルは、「人はいつかみんな死に絶えて、クレオパトラもアリもモーツァルトも忘れられる。不安なら無視すれば?」と発言する。
クールなヘイゼルに一瞬で恋するガス。
ヘイゼルは煙草をくわえたガスにムカつくが、「これは象徴(メタファー)なんだ。自分を殺す凶器をくわえ、火をつけないことで殺す力は与えない」と説明され、彼が自分と同じくシニカルなユーモアセンスを持っていると知る。
互いに惹かれ合い、大好きな本を貸し合う二人。
ヘイゼルはオランダ在住の作家ピーター・ヴァン・ホーテンの「大いなる痛み」、ガスはバトルゲームのノベライズだ。
読み終わったガスから、「どういう仕打ちだ!」と興奮したメールが届く。
ガンの少女が主人公のその小説は、文章の途中で突然終わっていた。
ヘイゼルは物語の続きが知りたくてヴァン・ホーテンに手紙を書いたが、返事はなかった。
数日後、ガスから最高のサプライズを贈られるヘイゼル。
ガスがヴァン・ホーテンの秘書にメールしたら、本人から返信が来たのだ。
ヘイゼルは彼のアドレスに「登場人物たちのその後を教えてほしい」とメールする。
返事はNOだったが、「アムステルダム来訪の際、お立ち寄りを」と締めくくられていた。
ヘイゼルは大喜びするが、高額の治療費で両親には余裕がない。
病気の子どもの願いを一つだけ叶えてくれるジーニー財団の”願い(ウィッシュ)”は、ディズニー・ワールドに使ってしまった。
するとガスが、彼の”願い”を使って、一緒にアムステルダムに行けるようにしてくれる。
今や互いを想う気持ちは一つだったが、ヘイゼルはガスに友達のままでいてほしいと頼む。
自分の死という爆弾の「被害は最小限に留めたい」と言うのだ。
付き添いの母と共に、空港を飛び立つ二人。
だが、彼らを待ち受けていたのは、想像を裏切るヴァン・ホーテンとの対面と、予想もしなかった運命だったー。
って話。
あまり知らないジョシュ・ブーン監督作品です。
末期癌患者カップルによる純愛モノです。
・・・いや、そら泣けるやろ!な映画ですが。
まあ、泣いてしまいました。
結構セリフが高尚でいいんですよね。
主人公の女の子は僕と同じで、
宇宙物理学や存在論的な見地から自分が生きていることは根本的に無意味だと悟っている感じです。
その前提で、前向きで今を生きるタイプの彼氏に影響を受けて恋をしていくわけなのですが、
これはバランスよくていい設定だと思いますね。
主人公のヘイゼルはちょいちょい名言を吐いています。
ヘイゼルは甲状腺癌で肺が機能しない、
ガスは骨肉腫で義足、
ガスの友人アイザックは目の癌で両目を摘出している。
でアイザックが酷く振られたからその元カノの家の車にみんなで卵を投げるんですが、
当然家の人が出てきます。
そこでガスが言う
「僕らこう見えても3人で足は5本、目玉は4個、肺は2セット半、そして卵が2ダースある。オタクの娘さんが酷い女なので復讐に来ました。おとなしく家に戻った方がいいよ。」
ってセリフが最高でかなり痛快でした。
とち狂った小説家が
「癌で同情かってるだけじゃないか!お前らなんて人間の失敗作だ!」
みたいなセリフも良かったです。
当然その小説家にも悲しい過去はあるんですけどね。
とにかく刺さるセリフが多くて素晴らしかったですね。
物語の3分の1くらいはアムステルダムが舞台でしたが、
一昨年アムステルダムを放浪していたので、
アムステルダムの情景が綺麗で懐かしくて懐かしくてジーンとしちゃいました。
やっぱりアメリカ映画でも舞台がヨーロッパに変わると一気に芸術度が増しますね。
正直新しさは無い、一昔前によく作られた様な映画ですが品質は高かったと思います。
15年前に上映されてたら名画の仲間入りしてたかもしれないですね。
その分現代風なチャットのアニメーションが入ったりと、
遊び心ある映像の演出もあって良かったです。
そんなわけで8点です。
これ系だと”私の中のあなた”って映画で猛烈に泣いた記憶がありますが。
命の尊さを教えられるいい映画ですね。
17歳のヘイゼル・グレース・ランカスター(シャイリーン・ウッドリー)は、末期ガン患者。
今は薬のおかげで家にいられるけど、肺は”ポンコツ”で、どこへ行くにも酸素ボンベがお供だ。
13歳から入退院の繰り返しで、友だちもできず、毎日同じ本ばかり読んでいる。
父(サム・トラメル)と母(ローラ・ダーン)を心配させないために参加した、大キライなガン患者の集会”サポートグループ”で、ヘイゼルはオーガスタス・ウォーターズ(アンセル・エゴート)と出会う。
18歳の”ガス”は、高校のバスケットボール部のスター選手だったが、片足と引き換えに骨肉腫を克服、この日は親友のアイザック(ナット・ウルフ)に誘われて来ていた。
リーダーに何が不安かと訊ねられ、「忘れられること」と答えるガス。
それを聞いたヘイゼルは、「人はいつかみんな死に絶えて、クレオパトラもアリもモーツァルトも忘れられる。不安なら無視すれば?」と発言する。
クールなヘイゼルに一瞬で恋するガス。
ヘイゼルは煙草をくわえたガスにムカつくが、「これは象徴(メタファー)なんだ。自分を殺す凶器をくわえ、火をつけないことで殺す力は与えない」と説明され、彼が自分と同じくシニカルなユーモアセンスを持っていると知る。
互いに惹かれ合い、大好きな本を貸し合う二人。
ヘイゼルはオランダ在住の作家ピーター・ヴァン・ホーテンの「大いなる痛み」、ガスはバトルゲームのノベライズだ。
読み終わったガスから、「どういう仕打ちだ!」と興奮したメールが届く。
ガンの少女が主人公のその小説は、文章の途中で突然終わっていた。
ヘイゼルは物語の続きが知りたくてヴァン・ホーテンに手紙を書いたが、返事はなかった。
数日後、ガスから最高のサプライズを贈られるヘイゼル。
ガスがヴァン・ホーテンの秘書にメールしたら、本人から返信が来たのだ。
ヘイゼルは彼のアドレスに「登場人物たちのその後を教えてほしい」とメールする。
返事はNOだったが、「アムステルダム来訪の際、お立ち寄りを」と締めくくられていた。
ヘイゼルは大喜びするが、高額の治療費で両親には余裕がない。
病気の子どもの願いを一つだけ叶えてくれるジーニー財団の”願い(ウィッシュ)”は、ディズニー・ワールドに使ってしまった。
するとガスが、彼の”願い”を使って、一緒にアムステルダムに行けるようにしてくれる。
今や互いを想う気持ちは一つだったが、ヘイゼルはガスに友達のままでいてほしいと頼む。
自分の死という爆弾の「被害は最小限に留めたい」と言うのだ。
付き添いの母と共に、空港を飛び立つ二人。
だが、彼らを待ち受けていたのは、想像を裏切るヴァン・ホーテンとの対面と、予想もしなかった運命だったー。
って話。
あまり知らないジョシュ・ブーン監督作品です。
末期癌患者カップルによる純愛モノです。
・・・いや、そら泣けるやろ!な映画ですが。
まあ、泣いてしまいました。
結構セリフが高尚でいいんですよね。
主人公の女の子は僕と同じで、
宇宙物理学や存在論的な見地から自分が生きていることは根本的に無意味だと悟っている感じです。
その前提で、前向きで今を生きるタイプの彼氏に影響を受けて恋をしていくわけなのですが、
これはバランスよくていい設定だと思いますね。
主人公のヘイゼルはちょいちょい名言を吐いています。
ヘイゼルは甲状腺癌で肺が機能しない、
ガスは骨肉腫で義足、
ガスの友人アイザックは目の癌で両目を摘出している。
でアイザックが酷く振られたからその元カノの家の車にみんなで卵を投げるんですが、
当然家の人が出てきます。
そこでガスが言う
「僕らこう見えても3人で足は5本、目玉は4個、肺は2セット半、そして卵が2ダースある。オタクの娘さんが酷い女なので復讐に来ました。おとなしく家に戻った方がいいよ。」
ってセリフが最高でかなり痛快でした。
とち狂った小説家が
「癌で同情かってるだけじゃないか!お前らなんて人間の失敗作だ!」
みたいなセリフも良かったです。
当然その小説家にも悲しい過去はあるんですけどね。
とにかく刺さるセリフが多くて素晴らしかったですね。
物語の3分の1くらいはアムステルダムが舞台でしたが、
一昨年アムステルダムを放浪していたので、
アムステルダムの情景が綺麗で懐かしくて懐かしくてジーンとしちゃいました。
やっぱりアメリカ映画でも舞台がヨーロッパに変わると一気に芸術度が増しますね。
正直新しさは無い、一昔前によく作られた様な映画ですが品質は高かったと思います。
15年前に上映されてたら名画の仲間入りしてたかもしれないですね。
その分現代風なチャットのアニメーションが入ったりと、
遊び心ある映像の演出もあって良かったです。
そんなわけで8点です。
これ系だと”私の中のあなた”って映画で猛烈に泣いた記憶がありますが。
命の尊さを教えられるいい映画ですね。