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交流

家庭教師 2

2003-11-15 10:52:00 | 徒然なるままに
11月13日(木)

1:00、約束の時間通りにY先生がいらしゃった。
午前中に、娘には、
「ママの友人で、中学校の先生になる勉強をしている友達がいる。
その人は今、4年生で、後輩達にもそう言う仲間がいて、中学生を家庭教師などして実際に教えてみたいのだが、みんな地方出身で、中学生を教える機会になかなか恵まれない。
塾の先生のアルバイトをしている人もいるが、できればマンツーマンで、じっくり勉強のやり方を教えてあげたい。
みんなで、そう言う勉強法を研究している。

その友人から、中学生の母でもあるママの所に相談があったの。
ママは、あなたの勉強のことも心配だったから、もし、あなたが家庭教師という勉強法をやってみたいと言うのであれば、協力してあげようと思っているの。
どうかなあ?やってみる?
でも、あなたとの相性が一番大事だから、今日、友人があなたの『こんな先生がいいなあ』という希望を聞きに来てくれるから、会ってみてくれる?
嫌だなあと思ったら、断ってもいいし。無理にとは言わないから。」

娘は会うことを了解してくれた。

娘にとっては、大学生ぐらいの年齢の女性と話すなんてことは、日常的にも機会は無い。
娘はかなり緊張しているはずだ。
でも、そこはさすが!という感じで、12歳の女子中学生が話しやすい、興味のありそうな話題で、どんどん話し掛け、フレンドリーな関係を作っていく。
だんだんに勉強の話に入って行き、たとえ、学校に行けなくても、中学3年間の勉強がどれだけ大切かと言うことを分かりやすく説明する。
不登校児の不安や心配、ジレンマの心境をを抑えた説明のしかたはとても説得力があった。
娘の場合は、学校に行きたくないのではなく、行く勇気が無いのであれば、
「教科書を理解し、授業についていけるようになる」
ことで、自信を回復していこう。
そして学校に戻れるようになったら、次は、高校進学を目標にして勉強の習慣づけと、やり方のコツを身に付けていこう。
今のままなら、
『本当はここに行きたいけど、ここにしかいけない』
と言うような志望校選びになってしまう。
とりあえず、学校を選ばなければ、『高校生』にはなれるが、そう言う決め方では3年間卒業まで通いきれるかどうか。
いくつか候補があって、その中で、ここにしようと自分で選んだ学校だったら、自分の責任。
2年後の三者面談では、
『行ける学校はたくさんあるけど、その中から、志望校としてその学校を選び、受験に向かう』
と言う状況に持っていこう。
今のままでは2年後の今は、
「あの時からやっておけばよかった・・・」
と、必ず後悔する。
今から頑張れば、遅れた分を取り戻すのにそんなに大変じゃない上に、2年後には
「あのときからやっていて良かった」
と必ず思えるようになる。
そのためには、先生だけが頑張っても、先生が来る日だけ頑張るのでも効果は無い。
先生が来ない日の勉強が大事。
その効率のいいやり方を教えてあげるね。

そうして、自分で、どこが分からなくてつまづいているかを上手に聞き出して、簡単な問題でポイントを掴ませ、計算力や、基礎がどれだけできているかをチェックしていく。
そばで見ていて、娘のつまづいている部分が手にとるように分かる。
そこのポイントを教えてあげるだけで、すぐに応用問題ができるようになっていく。
それが「実力」として身についていくには「反復学習」が必要になっていくのだが。
「分からなかったことが分かるようになった」
「解けなかった問題が解けるようになった」
分かる喜びと、解けた達成感を上手にほめたり励ましたり、わずかな時間だったが、娘は集中的に勉強した。
今まで、自分で1時間かけてやっていた問題が、もし正解しても、本当に分かったのかどうか自信がないまま進めていていた。
それが、もっと短時間で、要点が抑えられ、理解できたと言う実感の元に次の単元に進めたり、忘れてしまっていたら、どこに戻って見直すべきかの指示を出してもらえる。
自信なさそうに固かった娘の表情が、見る見る変わっていった。

そうこうしているうちに、妹や兄が帰ってきた。
兄も妹も学校に行って留守の時間に来てもらったのだが、そんな時間になっていた。
今日は妹のピアノの日で、途中10分間ずつぐらい、送迎で私が席をはずしていた間、娘と先生はいろんなことを話していたらしい。

娘の了解を得、契約をし、Y先生を駅まで送っていく車内で、そのときの娘との話の内容を聞いた。
初対面にもかかわらず、学校のことや、家庭のこと、自分のことなど、かなり込み入った話までしたらしい。
帰り際、娘の希望の先生のタイプを聞いていたが、
「たとえば、Y先生が教えると言うことだったら条件にあっているか」
と言う質問に対して、娘は
『OK』
を出した。

「OOちゃんは、学校に行かない自分を嫌い、学校に行けない自分を責めています。
今日の出会いで生まれたOOちゃんとのとの貴重な信頼関係を壊さないよう、OOちゃんが学校に戻り、志望校の進学できるよう、みんなで頑張ります」
という力強い言葉。
「これから今日の資料をもとに、ミーティングをし、後輩の指導にあたります」
と言って、Y先生は改札口に向かって行った。

帰宅後、娘は、自分でもまだ上手く気持ちの整理がついていないようではあったが、暗い顔はしていなかった。
「決めてよかったのかな?やってみる?」
「うん」
「来週の水曜日に、あなたの希望に合いそうな先生と一緒にまたいらっしゃるそうよ」
「そう」

この出会いが、娘の大きな一歩に繋がるよう、願ってやまない。

子ども達の『おませ』で純粋な反応に、微笑ましくも心洗われる思い

2003-11-15 10:41:00 | 徒然なるままに
11月14日(金)

今日は午前中には、小学校の「芸術鑑賞会」で『サウンドオブミュージック』の舞台を、夜は、子どもネット八千代の鑑賞会で人形劇を見るという贅沢な日だった。

劇のほうは、低学年の保護者として見たので、劇もさることながら、子ども達の反応が、楽しくって可愛くって、面白かった。
劇団の人たちも、あんなに反応が良いと、ノリノリで演技ができるだろうなあ・・・という感じだった。
みんなの知っている『ドレミの歌』のときは、会場全体で歌う趣向が凝らしてあって、『ド』~『シ』に振り付けをしてみんなで大合唱するときも、低学年ならではのノリの良さと素直さが出ていて微笑ましかった。
トラップ大佐が『エーデルワイス』を歌い、子ども達がそれに合わせて歌うシーンで、祖国オーストリアへの『愛国心』を語るのだが、子ども達はシーンとして聴いていた。
そのトラップ大佐が、子ども達の応援を受け、マリア先生が部屋にいるとは知らずにプロポーズの練習をするシーンは大うけで、それが成功したときには会場中拍手が沸き起こった。
結婚式の最中にドイツ軍がやってきて、みんなでスイスに逃げる途中、子ども達がマリアにプレゼントしたブーケがくしゃくしゃになったとしょんぼりするシーンでは、泣いている子もいた。
子ども達の『おませ』で純粋な反応に微笑ましく、心が洗われる思いだった。

公演後、末娘を含め、娘の友達何人かに感想を聞いたところ、みんな「おもしろかった~!」と、印象に残ったところを興奮気味に話してくれたり、覚えたての歌を歌って聞かせてくれた。

残念なことに、平日の午前中だったせいか、保護者の参加は10名程度だった。
『小さい子を連れての参加はできません』ということで参加できなかった保護者もいたが、小さい子も十分楽しめた内容だっただけに残念だ。
もし、途中で泣いたり騒いだりしたら途中退席をすればよいわけで、劇団の要請があったというわけでないのなら、その辺の配慮などは今後検討してほしいと思う。

家庭教師 

2003-11-15 05:23:00 | 徒然なるままに
11月12日(水)
 
長女の不登校はいまだに一進一退で、本人も、周りも先が見えない状態が続いている。
先週のスクールカウンセリングで、カウンセラーの先生から、長女の今の段階の場合、
「サポート教室や、昼間の塾よりも、家庭教師というのは有効かもしれない。」
と言うアドバイスを受けた。

と言うことで、今日、家庭教師のサークルを運営している大学生と面接をした。

娘に直接会わせる前に、まず私が事前に会って、娘の今の状況や、性格などを伝えた。
娘が抵抗無く家庭教師を受け入れる作戦を立てるために。

娘は、今、多少、対人恐怖症が入っていて、特に男子に苦手意識を持っている。
部屋は、9月に私が片付けてからはその状態をキープしてはいるが、私と限られた友達しか部屋に入れない。
でも、不登校が始まった当初に較べれば、部屋は片付けられる、友達は呼べる、担任の先生とは玄関先ではなく、居間で向き合って話を聞けるぐらいまでにはなってきた。
先日の『合唱コンクール』でも、ステージにこそ立てなかったけど、クラス自分の席で、同級生達と一緒に他の学年やクラスの発表を聞いていることもできた。

娘は、
「クラスに行く勇気がない」
と言う。
「行きたくない」ということではなく、「行く勇気がない」というのは・・・?
「またいじめられるかもしれない」
と言う心配もあるのだろうが、それよりも、6ヶ月に及ぶブランクが大きすぎて、授業についていけない不安の方が大きいのではないか?
10月2日に、初めて一歩踏み出せたとき、自分では、通信教育の教材を使って、一通りやってきたつもりでも、いざ、学校に行ってみたら、その授業についていけなかったこともあったのか、翌日からまたずっと休むだけでなく、勉強もやらなくなってしまった。

「学校に行く勇気がない」とは、「自分に自信がない」と言うことなのではないだろうか・・・。
その、なくした自信の中に、「学力」があるとすれば、その抜け落ちた分は学校ではなく、私が何とかして付けさせて上げなければならない。
塾は嫌、通信教育も成果が分からず、私が教えれば、我がまま気ままが出て、お互いにに感情的になってしまう。
家庭教師という選択肢・・・。
まず、勉強をみてもらうということがメインなのではあるが、娘の年齢に近く、自分よりもちょっと先の未来を歩んでいる「お姉さん」に、いろいろ相談に乗ってもらう。という人間関係を気づきながら、外の情報を取り込めていけたら・・・と思うのだ。

面接した学生さんは、「教える」と言うことにとても熱意のある方のようで、とりあえず明日、娘に会ってもらう事にした。

私も教員を目指し、教育に携わる者として、彼女達の指導法に共感し、また興味もあったからだ。

明日、娘がどんな風に彼女を迎え入れるか・・・。
作戦通りに行くことを願って・・・!

町たんけん 2

2003-11-15 04:33:00 | 徒然なるままに
11月11日(火)

今日は、小2の娘の『生活科』の授業の『町たんけん2』の引率をした。
朝から小雨が降り、肌寒いお天気。
私の担当は、『中央公園』グループ。
探検するにあたって子ども達は、公園で遊んでいる親子連れや、公園を利用している人たちへのインタビューなど、事前にいろいろ調べることを用意してあった。
が、公園に行ってみると、遊んでいる親子どころか、人影が無い!
たまに通り過ぎていく人にインタビューを申し込むと、
「この辺の人間じゃないから」
と、断られてしまう。
仕方なく、どんな遊具があるか、公園の使い方などをチェック。
私は、この公園が「広域避難所」であることの説明や、夏祭りや、町民体育祭や、マラソン大会の会場に使われることなどを話した。
そうこうしているうちに、人影がないせいか黒い大きな犬をグラウンドに放している人がいたので、子ども達の安全を考えて、寒くもなってきたしで、図書館に行った。

図書館に行ったら、ちょうど図書館を「たんけん」し終わったグループとすれ違い、一緒に職員の方にご挨拶をしたら、2階の事務室と閉架の中なども 案内していただいた。
子ども達の
「今、一番人気のある本はなんですか?」
と言う質問に、
「ハリーポッターです。」
と言う答えが返ってきた。

みんなが一番行きたがっていた交番でのやりとり。
Q。どうしておまわりさんになろうと思ったのですか?
A.悪いことをする人を捕まえようと思ったからです。
Q.おまわりさんをやっていて、大変なことは何ですか?
A.悪いことをする人を捕まえるときです。
Q.そういう時は怖くありませんか?
A.事件にもよりますが、怖いときも勇気を出して立ち向かうようにしています。
などなど、他にも、服装のことや、道具のこと、乗り物のことや、交代制のことなど、子ども達の物怖じしない質問に、おまわりさんは的確に答えてくださった。
本物の警察手帳を見せてもらったり、
「ここには本物の拳銃が入っています」
と言われたときは、みんな
「おおっ!!」
と興奮気味だった。

学校に戻る途中、養護学校の授産施設の店舗の前を通りかかったとき、お店の人が、
「○○小学校のお友だち、ぜひ、見学していってください!」
と声をかけてくださり、思いがけず、見学させてもらうことが出来た。
リサイクル・手作りコーナーでは、結婚式場で使われたろうそくを貰い受けて作ったと言う、いろいろな色や形のキャンドルや、廃油を利用して作った石鹸など、子ども達の興味津々な作品がたくさん置いてあった。

本当は、公園だけのたんけんだったのだが、お天気が悪かったおかげで、他のグループよりもたくさんの場所を「たんけん」できた。
でも、こんなに盛りだくさんで、みんな、ちゃんとレポートまとめられるのかなあ・・・。
ちょっと心配。
27日の学習参観日では、「町たんけん」の発表をするのだとか。
わが子の発表もさることながら、前回引率した「ふるさと農園チーム」と今回の「中央公園チーム」の発表も今からとても楽しみだ。
みんな、頑張ってまとめてね~!

三者面談。いよいよ受験を控えて・・・!

2003-11-15 01:31:00 | 徒然なるままに
11月10日(月)

今日は、中3の息子の三者面談。
はじめ、二者面談の再演(?)で、息子の志望校の確認後、家庭での話し合いの結果を聞かれた。
息子の志望校は県立1本。
特色化選抜も受けるが、10倍の倍率を考えれば、とにかく、本試験に向けての調整が必須だ。
私立の併願も、すべり止め受験もなし。
本試験不合格の場合は、通信制か、定時制に通いながら、翌年の受験に備える。(私自身の時もそういう覚悟で臨んだ)
先生の、
「特色化選抜が不合格だった場合のショックとプレッシャーの方は克服できるか?」
との問いに、息子は、
「大丈夫です。プレッシャーには強い方ですから」
と答えたが、
「本試験には面接があるぞ」
と言われ、ちょっと苦笑い。

特色化選抜でも、『自己推薦文』というのがある。
確かに息子はプレッシャーに強いというより、いつでも、どんな場合でも、見ているこちらがはらはらするほどマイペースな奴である。
が、自分を表現するのがめっぽう苦手なのである。
『自己表現』『自己PR』と言うのは、受験に限らず、これからの時代、『生きる力』としては重要な力だと思う。
特色化選抜を、
『早めに受かってしまえば、後が気が楽だから』
とか、
『10倍の倍率では、落ちるほうが当たり前』と、落ちるつもりで受けると言うのはどうか・・・。
受けるんなら、
『こんな自分ですが、こう言う人物こそ、貴校に必要だとは思っていただけませんか?』
ぐらいの気持ちで強気で望んでほしい。(←図々しいほど親バカ?)
でも、万が一、合格できたとしても、あの『夜更かしの朝寝坊』の息子が、電車を使って計1時間の通学距離を、3年間通いきれるのだろうか・・・?

まずは受験に向けて、朝方に切り替えていかねばならないのに、全く改めていこうと言う意識が無い。
受験のためだけではなく、その後の高校生活にも続いていくことなのに・・・。

まあ、周りでやきもきしたところで、ウザッたがられるだけ。
息子の人生だ。
受けるのも息子。
努力が実れば合格だが、努力が足りなくて不合格になったとしてもそれは自分の責任。
私が代わりに受験できるわけではないのだ。
親はハッパをかけかけ、見守るしかないのだろう。
たとえ、望んだ結果が出なかったとしても、それを乗り越えて成長するのは息子自身である。
わが子の乗り越える力を信じて待つしかないのだろう。

半年後、彼自身の努力が報われ、選択も間違いなく、充実した高校生活をスタートさせられていることをひたすら祈るしかない。

これから受験・卒業まで、家族全員の健康管理に気をつけて、息子自身もベストコンディションで試験に向えるよう、応援していこうと思う。