11月24日(火)
今週の金曜日は末娘の中間テスト。
私が見る限りでは、2週間ぐらい前からけっこう勉強はしているようだ。
今日、帰宅するなり、娘はなんだか機嫌が悪く、落ち込んでいて、
「もうだめだ~」
オーラを発していた。
「テストって、そんなに嫌いじゃなかったけど、嫌になってきた」
夕ご飯を食べながらもため息付いて・・・。
食べ終わった後、
「ママ、問題出して」
と歴史の教科書と範囲表を渡された。
今回は、世界恐慌~第二次世界大戦までだった。
正直、私も、この時代は得意なほうじゃない。
とりあえず、教科書を開き、ラインマーカーが引かれている箇所について答えさせるように、教科書を読んでいった。
ところが。初っ端の『スエズ運河開通』のくだりで躓いてしまった。
いろいろとヒントを出し、ようやく
「スエズ運河」
と答えをひき出させたのだが
「それって、どこにあるのか知ってる?」
「知らない」
そこで、私は、インターネットで検索し、地図を見せた。
「地中海と紅海を結ぶ運河なんだよ。この運河が出来たおかげで、『列強』はアラブ諸国との交易が盛んになり、産業革命以降の工業はますます発展し、市場を開拓から植民地化を進めることになっていくわけだ。
だから、『スエズ運河』がいつどこに出来たのかというのは、すごく重要なんだよ。」
この説明の間にも、
『列強』はどの国々を指すのか、
『交易』はどういう国同士がどんなものを売り買いしたのか、
『産業革命』の具体的な内容
『市場』とは?
『植民地』とは?
と言う問答があった。
とりあえずは、見開き2ページ分が終わったところで、9時になった。
娘は
「もう良いよ。ありがとう」
と言って、おもむろにTVをつけ、ドラマを見だした。
さっきまで、「もうだめだ」「時間が無い」と言っていたのに・・・。
「あのさ、この場合、どうしても観たかったら録画して、テスト勉強したほうが良いんじゃないの。多分、今の時間て、塾通っている子は塾で勉強しているし、通っていなくても、ほとんどの子は勉強していると思うよ。明後日、予定があって前日の勉強が出来なくなるならなおのこと。優先順位間違ってない?」
TVを消されたことにむかついていた娘は、不貞寝を決め込んだ。
「眠いんだったら、今日は早めに寝て、早起きしてやりなさい」
娘はいきなり荷物をまとめ、バタン!と音を立ててドアを閉め、ドスドスと2階に上がっていった。
しばらく私も、
「何アレ!*(怒り)*」
と、娘の態度にむかついていたのだが・・・
反省した*(すっぱい)*
この期に及んで、出来ていないことを指摘するのではなく、何が分かっていて、何があやふやなのかのチェックだけでよかったのだ。
とりあえず、これとこれは分かっているようだから、本番ははずさないように。ここはあやふやなようだから、ちゃんと復習して置くように。ここは大事だからもう一度チェックして置くように。
と言うように、広い範囲の全体像から重要ポイントを絞り込み、補足説明をつけるくらいにすればよかったのだ。
なのに。
自分の知識をひけらかすように説明し、娘を聞き役にしてしまった。
もっと彼女に『作業』をさせるべきだった。
自信をなくして、分かっていることもあやふやになっている彼女にとっては、100点をとらせる知識の押し付けではなく、これだけ覚えていれば合格圏に入れるという自信を付けさせる『チェック』だったのだ。
途中でTVをつけたのは、彼女の無言の拒否だ。
私の教え方が面白くて、もっと先に進みたいと思ったら、娘は言われなくても
「ママ、ちょっと待って。見たいドラマ録画するから。続きはその後でもいい?」
と聞いてきたはずだ。
それを
「せっかく教えてやっているのに!」
と逆切れしたのは私のほうだった・・・。
娘は
「問題を出して」
と言ったのだ。
「世界恐慌について教えて」
とは言っていないのだ。
ヒントや補足説明だけでよかったのだ。
何故、私はあんなに向きになって説明をしてしまったのか・・・。
『スエズ運河』だ。
何故、彼女はその位置を知らなかったのだろう。
聞けば、
「さらっと読んで、『ここ、マーカーしておくように』と言われただけで、場所の説明なんか無かったよ」
と言われた。
そこだ。
私だったら、ただ教科書を読んでマーカーさせたところを暗記させるだけなんて、テストが終わったら記憶に残らないような教え方はしない。
当時の世界情勢をあらわした世界地図を黒板に掲示しながら、スエズ運河の位置などはもちろん、当時の国同士の力関係などを、図で示しながら説明しただろう・・・。
なんて生意気なことを思ってしまったのだ。
反省。
歴史意外にも何教科も勉強しなくてはならない娘の、今置かれている状況をもっと考えてあげるべきだった。
ごめんね。ピッピ。
テストまであと2日。頑張れピッピ!
テストが終わったら、二人でマイケル・ジャクソンの『THIS IS IT』を見に行こう*(音符)*
今週の金曜日は末娘の中間テスト。
私が見る限りでは、2週間ぐらい前からけっこう勉強はしているようだ。
今日、帰宅するなり、娘はなんだか機嫌が悪く、落ち込んでいて、
「もうだめだ~」
オーラを発していた。
「テストって、そんなに嫌いじゃなかったけど、嫌になってきた」
夕ご飯を食べながらもため息付いて・・・。
食べ終わった後、
「ママ、問題出して」
と歴史の教科書と範囲表を渡された。
今回は、世界恐慌~第二次世界大戦までだった。
正直、私も、この時代は得意なほうじゃない。
とりあえず、教科書を開き、ラインマーカーが引かれている箇所について答えさせるように、教科書を読んでいった。
ところが。初っ端の『スエズ運河開通』のくだりで躓いてしまった。
いろいろとヒントを出し、ようやく
「スエズ運河」
と答えをひき出させたのだが
「それって、どこにあるのか知ってる?」
「知らない」
そこで、私は、インターネットで検索し、地図を見せた。
「地中海と紅海を結ぶ運河なんだよ。この運河が出来たおかげで、『列強』はアラブ諸国との交易が盛んになり、産業革命以降の工業はますます発展し、市場を開拓から植民地化を進めることになっていくわけだ。
だから、『スエズ運河』がいつどこに出来たのかというのは、すごく重要なんだよ。」
この説明の間にも、
『列強』はどの国々を指すのか、
『交易』はどういう国同士がどんなものを売り買いしたのか、
『産業革命』の具体的な内容
『市場』とは?
『植民地』とは?
と言う問答があった。
とりあえずは、見開き2ページ分が終わったところで、9時になった。
娘は
「もう良いよ。ありがとう」
と言って、おもむろにTVをつけ、ドラマを見だした。
さっきまで、「もうだめだ」「時間が無い」と言っていたのに・・・。
「あのさ、この場合、どうしても観たかったら録画して、テスト勉強したほうが良いんじゃないの。多分、今の時間て、塾通っている子は塾で勉強しているし、通っていなくても、ほとんどの子は勉強していると思うよ。明後日、予定があって前日の勉強が出来なくなるならなおのこと。優先順位間違ってない?」
TVを消されたことにむかついていた娘は、不貞寝を決め込んだ。
「眠いんだったら、今日は早めに寝て、早起きしてやりなさい」
娘はいきなり荷物をまとめ、バタン!と音を立ててドアを閉め、ドスドスと2階に上がっていった。
しばらく私も、
「何アレ!*(怒り)*」
と、娘の態度にむかついていたのだが・・・
反省した*(すっぱい)*
この期に及んで、出来ていないことを指摘するのではなく、何が分かっていて、何があやふやなのかのチェックだけでよかったのだ。
とりあえず、これとこれは分かっているようだから、本番ははずさないように。ここはあやふやなようだから、ちゃんと復習して置くように。ここは大事だからもう一度チェックして置くように。
と言うように、広い範囲の全体像から重要ポイントを絞り込み、補足説明をつけるくらいにすればよかったのだ。
なのに。
自分の知識をひけらかすように説明し、娘を聞き役にしてしまった。
もっと彼女に『作業』をさせるべきだった。
自信をなくして、分かっていることもあやふやになっている彼女にとっては、100点をとらせる知識の押し付けではなく、これだけ覚えていれば合格圏に入れるという自信を付けさせる『チェック』だったのだ。
途中でTVをつけたのは、彼女の無言の拒否だ。
私の教え方が面白くて、もっと先に進みたいと思ったら、娘は言われなくても
「ママ、ちょっと待って。見たいドラマ録画するから。続きはその後でもいい?」
と聞いてきたはずだ。
それを
「せっかく教えてやっているのに!」
と逆切れしたのは私のほうだった・・・。
娘は
「問題を出して」
と言ったのだ。
「世界恐慌について教えて」
とは言っていないのだ。
ヒントや補足説明だけでよかったのだ。
何故、私はあんなに向きになって説明をしてしまったのか・・・。
『スエズ運河』だ。
何故、彼女はその位置を知らなかったのだろう。
聞けば、
「さらっと読んで、『ここ、マーカーしておくように』と言われただけで、場所の説明なんか無かったよ」
と言われた。
そこだ。
私だったら、ただ教科書を読んでマーカーさせたところを暗記させるだけなんて、テストが終わったら記憶に残らないような教え方はしない。
当時の世界情勢をあらわした世界地図を黒板に掲示しながら、スエズ運河の位置などはもちろん、当時の国同士の力関係などを、図で示しながら説明しただろう・・・。
なんて生意気なことを思ってしまったのだ。
反省。
歴史意外にも何教科も勉強しなくてはならない娘の、今置かれている状況をもっと考えてあげるべきだった。
ごめんね。ピッピ。
テストまであと2日。頑張れピッピ!
テストが終わったら、二人でマイケル・ジャクソンの『THIS IS IT』を見に行こう*(音符)*