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先生冥利

2009-01-31 12:48:00 | 徒然なるままに
1月17日(土)

今日は前任校のバスケット部が練習試合に来るというので、たまった採点もあることだしと休日出勤をかねてバスケの練習試合の応援に行った。

試合が終って、ちょうど美術室前の芝生でお弁当を食べていた前任校の生徒たちが「先生~!」と声をかけてきた。

前任校では憎まれ口ばかり利いていた受け持ちの生徒もいたが、少しは大人になったのか、きちんと挨拶をしてくれ、懐かしい話に花が咲いた。
廊下の窓から、現勤務校の生徒たちの作品が見えていた。
「先生の授業、面白かった。私たちもああいう作品作りたかった」
「1年生の最後に作ったカレンダー飾ってあるよ。○○ちゃんのカレンダー上手だったよね~」
 「あなたたちの作品は全部デジカメで撮って私のパソコンに保存してあるよ『土器作り』のときも『カレンダー作り』のときもみんなの作品は参考作品としてすごく役に立ったの。ありがとね。」
「先生、来年度はどこの学校に行くの?私たちの学校には戻れないの?」
「う~ん、3月にならないと分からない。もし、違う市に行って、卒業式が同じ日じゃなかったら、あなたたちの卒業式には必ず行くからね。」

そう、講師の私にとってはもしかしたら最初で最後の担任をしたクラスの子達。
あの子達を卒業するまで関ってあげられずに、1年契約で離任せざるを得なかった切ない思いは、いまだ消えることはなく・・・。
どこに行っても、いつも、みんなのことは忘れない。
出会えた奇跡に感謝する。
その渦中にいたときは毎日が大変だったけれど、時が経つほど愛おしく、なつかしい宝物の様な日々。
あの日々があったからこそ、これからどんなことがあっても、逃げない、ブレない、投げ出さないで乗り越えらレそうな気がする。
皆と会えたからこそ、これから出会うどんな生徒たちとも正面から向き合い、とことん関っていけると思える。
そういう自信を持たせてくれた1年3組のみんな。
みんなも、ちょっとでもそう思っていてくれたら嬉しいな・・・。

とにかく、今は、3年生副担任として、今の受け持ちの生徒たちが全員志望校に入学できるように、頑張るのみ!

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