ZFが製造する9速ATが搭載されるクルマが確定したようです。
レンジローバー・イボーク
ホンダが発売する「なにか」の車種
以上です。
イボークはいいとして、ホンダの車種はわかってないのですね。
ホンダはZFと9速AT(9HP)の供給契約を結んでいて、まずアメリカ工場で作るとのこと。
US生産のオデッセイかアコードに積むのかな? と想像する程度の情報です。
以上の情報ソースは、「特選外車情報Fロード」の福野礼一郎さんが出てくるコーナーです
もっと詳しく知りたい方は本屋さんで購入してください。
(今年の2月28日に私が書いた記事の抜粋)
ランドローバー、9速ATをジュネーブに出展
(carview.co.jpの記事を抜粋)
ランドローバーは3月5日に開幕するジュネーブショーに、乗用車用となる9速オートマチック・トランスミッションを出展すると発表した。この9速ATはZF社製で“9HP”と呼ばれ、燃費や静粛性の向上に貢献するとのことだ。
ランドローバーによると、ギアの数が6枚から9枚に増えることにより、燃費性能が大幅に改善されるほか、各ギア間のギア比が小さくなることで加速時のレスポンスが向上し、シフトチェンジの滑らかさや俊敏性も向上するという。また、1速のギアが従来の6速ATより大幅に低くなるため、オフロード走行時や牽引時にも威力を発揮するとのことだ。
9HPはギアが3段増えているにもかかわらず、トランスミッションの長さは現行の6速ATよりわずか6mm長いだけで、重量は逆に7.5kg軽くなっているという。生産はZF社の米サウスカロライナ州グレイコート工場で行われる予定。なお現時点では採用車種は明かされていないが、公式写真を見る限りは開発車両には“イヴォーク”が採用されたようだ。
ここまでギヤの数が必要なのでしょうか。マーケ屋が「ギヤの数が多ければ偉い、売れる!」とか言ったんじゃないの? と勘ぐってみたくなる記事でした。
6ATの6段目と、9ATの9段目のギヤ比を比べてどうなんでしょう。9段目のギヤが超燃費指向のハイギヤードなら無意味じゃないけど、そこまでの情報はありませんでした。
(同じく3月2日の一部抜粋)
一昨日に9段ATのニュースを載せましたが、もうちょっと知りたくなったのでZFのホームページを見てみました。
9段AT(9HP)に関する説明はこちら
エンジン横置きのFFか4WD車用に開発されたトランスミッションという説明が読み取れました。
で、120km/hでエンジン回転数が2170rpmだそうです。
昔のZFのオートマはよく壊れましたが、最近のZFの8段AT(エンジン縦置き用:FRがメイン)はアウディやBMW1,3,5各シリーズに載せてますので台数は相当数に上ります。欧州でも日本ほどじゃないですがATの台数が増えてますので、コレに関しては故障に関してはそれほど心配しなくても良いと思います。
ただ、今回発表になったエンジン横置き用9段ATは市販車に搭載されてから少し待った方が良いかもしれません。今私が乗っているティグアンのDSGも、世の中に出た10年前は多少不具合があったようですので、様子を見るのも手ですね。
=======================================================
さて、私の嫁さんの妹がプジョー208を買いまして、10日に受け取ることになってます。
1.6L自然吸気エンジン(プジョーシトロエン&MINIに搭載されているものと基本は同じ)と4段AT(悪名高いAL4)の組み合わせ。ともかく壊れるとの評判が定着しているこのトランスミッション。以前、プジョー307にこのトランスミッションが組み合わされたクルマを1時間ほど運転したことがあります。日本車のATを基準にすると「変速ショックや変速タイミングがヘン」ということになってしまいますが、4段目ギヤ固定でロックアップしたままじわーっと加速していくのが実に気持ちよかったのです。実は、既に手放したゴルフ5ですが、もしかしたら307の5段MTをもしかしたら買ってたかもしれなかったのです。1.6LのMTは在庫があるけど、2LのMTは無いので本国オーダーで時間がかかるので断念したのです。待てば良かったじゃん、と突っ込みが入りそうですが、このとき乗っていた14アリストターボのエンジンが今にもブローしかかっていたので、とにかく急いでいたのです。ということで、販売店に飾ってあったゴルフ5を「これください」と買ったのでした。あのとき307を買っていたらどうなっていたのでしょうね。セダンともミニバンとも違う広々した室内空間、ソフトなのに正確な足とハンドリング、一見何でも無いけどとてもボリューム感があった外見、今中古で買えば激安ですね。
話が逸れましたが、ともかくぶっ壊れることで有名になってしまったAL4の話。
これについては、モータージャーナルでおなじみの森慶太さんが書いたメルマガを本にしたものに載ってます。
「AL4でイく」”単純、忠実。不実じゃないオートマ”という章で森さんの評価や、AL4にまつわる事実が書かれています。基本、評価高いです。どういう風に評価が高いかはこの本を買ってもらうとして、日本車のお馬鹿制御のCVTのイライラっぷりを引き合いに出して、ともかく思った通りに動いてくれるということを説明しています。燃費については、自宅の品川区小山、中原街道、環八、第三京浜、横浜新道、国道1号、湘南、自宅、、、40km/h平均で13.5km/L。長くなるので書きませんが、別ルートで16.4km/Lという数値も出たようです。十分じゃねぇか!ということでした。
故障に関してはAL4オーバーホール実績400基というお店が紹介されてました。400基、、、そんなに壊れるんだぁと思いつつ、代金はいくらかというと、セミOHで68,000円、フルOHで280,000円~と出てたそうです。森さんが言われているように、AL4がぶっ壊れた不動車をタダで買ってきてここで修理してもう一回乗る、、、なんか楽しいじゃないですか。
ということで、興味のある方はこの本を買ってみてください。
さらに興味が出たらモータージャーナルで有料メルマガを購読してみてはいかがでしょう。世の中のクルマ選びの基準が「カッコ、値段、ブランド、だけ」(by福野礼一郎)となってしまったことを嘆いているアナタには、きっと心の琴線に触れるでしょう。
(同じく4月6日の記事を抜粋)
さて、先日、ZF社が発表した9段AT。
それについて、以前当ブログで取り上げました。
ZFのホームページで私が読み取れなかった(書いてなかった?)点、
9段もギヤがある理由、CVTばかり使い続ける日本車メーカーに対する皮肉などが書かれている本が発売されました。
(シナがどうとかいう部分は若干疑問を感じますが)
別冊モータージャーナル vol.4(森慶太 著)
→ 森さんがメルマガを書いている、モータージャーナルHPはこちら
筆者の森さんが、ZF社が主催したジャーナリスト向けの技術説明会に参加したときの内容が書かれています。今回のトランスミッションを開発した目的は燃費のため。最大レシオと最小レシオの差が10に近い「ニアリーテン」、つまり1速のレシオを9速のレシオで割った値。その「ニアリーテン」の間の大きなギャップをスムーズに刻んでいくために9段が必要だった。つまり、「ギヤの数が多けりゃカッコ良いから」というマーケ屋の要請があったからではなかったわけです。
これ以外にも色々理由やらこのギヤボックスの仕組みが詳しく書かれているので、興味のある方は本を購入してみてください。
あと、CVTにこだわる日本車メーカーに対する皮肉(というか警告)も記述されてました。森さんは私以上にCVTが嫌いな方のようで、ZFの章以外のところにもチョコチョコ批判しているので、よっぽど嫌いなんでしょうね。
それとここ大事なところですが、日本車メーカーがなぜZFを使わないのかについて、森さんなりの理由を述べています。「日本車メーカーが部品メーカーを買いたたけない、あるいは奴隷のように使えないから」と。
ZFは自動車メーカーに対して自分を安売りしないことをハッキリ述べています(どこで見たか忘れましたが)ので、森さんの意見には納得がいきます。
ていうか、ZFといいVWといい、技術で世界を征服しようとしてますね。「ユーロ」はドイツが貧乏国家(スペインやギリシャ)を食い物にするための仕組みであったわけですが、なんかそれとかぶる気がするのは私だけでしょうか。
レンジローバー・イボーク
ホンダが発売する「なにか」の車種
以上です。
イボークはいいとして、ホンダの車種はわかってないのですね。
ホンダはZFと9速AT(9HP)の供給契約を結んでいて、まずアメリカ工場で作るとのこと。
US生産のオデッセイかアコードに積むのかな? と想像する程度の情報です。
以上の情報ソースは、「特選外車情報Fロード」の福野礼一郎さんが出てくるコーナーです
もっと詳しく知りたい方は本屋さんで購入してください。
(今年の2月28日に私が書いた記事の抜粋)
ランドローバー、9速ATをジュネーブに出展
(carview.co.jpの記事を抜粋)
ランドローバーは3月5日に開幕するジュネーブショーに、乗用車用となる9速オートマチック・トランスミッションを出展すると発表した。この9速ATはZF社製で“9HP”と呼ばれ、燃費や静粛性の向上に貢献するとのことだ。
ランドローバーによると、ギアの数が6枚から9枚に増えることにより、燃費性能が大幅に改善されるほか、各ギア間のギア比が小さくなることで加速時のレスポンスが向上し、シフトチェンジの滑らかさや俊敏性も向上するという。また、1速のギアが従来の6速ATより大幅に低くなるため、オフロード走行時や牽引時にも威力を発揮するとのことだ。
9HPはギアが3段増えているにもかかわらず、トランスミッションの長さは現行の6速ATよりわずか6mm長いだけで、重量は逆に7.5kg軽くなっているという。生産はZF社の米サウスカロライナ州グレイコート工場で行われる予定。なお現時点では採用車種は明かされていないが、公式写真を見る限りは開発車両には“イヴォーク”が採用されたようだ。
ここまでギヤの数が必要なのでしょうか。マーケ屋が「ギヤの数が多ければ偉い、売れる!」とか言ったんじゃないの? と勘ぐってみたくなる記事でした。
6ATの6段目と、9ATの9段目のギヤ比を比べてどうなんでしょう。9段目のギヤが超燃費指向のハイギヤードなら無意味じゃないけど、そこまでの情報はありませんでした。
(同じく3月2日の一部抜粋)
一昨日に9段ATのニュースを載せましたが、もうちょっと知りたくなったのでZFのホームページを見てみました。
9段AT(9HP)に関する説明はこちら
エンジン横置きのFFか4WD車用に開発されたトランスミッションという説明が読み取れました。
で、120km/hでエンジン回転数が2170rpmだそうです。
昔のZFのオートマはよく壊れましたが、最近のZFの8段AT(エンジン縦置き用:FRがメイン)はアウディやBMW1,3,5各シリーズに載せてますので台数は相当数に上ります。欧州でも日本ほどじゃないですがATの台数が増えてますので、コレに関しては故障に関してはそれほど心配しなくても良いと思います。
ただ、今回発表になったエンジン横置き用9段ATは市販車に搭載されてから少し待った方が良いかもしれません。今私が乗っているティグアンのDSGも、世の中に出た10年前は多少不具合があったようですので、様子を見るのも手ですね。
=======================================================
さて、私の嫁さんの妹がプジョー208を買いまして、10日に受け取ることになってます。
1.6L自然吸気エンジン(プジョーシトロエン&MINIに搭載されているものと基本は同じ)と4段AT(悪名高いAL4)の組み合わせ。ともかく壊れるとの評判が定着しているこのトランスミッション。以前、プジョー307にこのトランスミッションが組み合わされたクルマを1時間ほど運転したことがあります。日本車のATを基準にすると「変速ショックや変速タイミングがヘン」ということになってしまいますが、4段目ギヤ固定でロックアップしたままじわーっと加速していくのが実に気持ちよかったのです。実は、既に手放したゴルフ5ですが、もしかしたら307の5段MTをもしかしたら買ってたかもしれなかったのです。1.6LのMTは在庫があるけど、2LのMTは無いので本国オーダーで時間がかかるので断念したのです。待てば良かったじゃん、と突っ込みが入りそうですが、このとき乗っていた14アリストターボのエンジンが今にもブローしかかっていたので、とにかく急いでいたのです。ということで、販売店に飾ってあったゴルフ5を「これください」と買ったのでした。あのとき307を買っていたらどうなっていたのでしょうね。セダンともミニバンとも違う広々した室内空間、ソフトなのに正確な足とハンドリング、一見何でも無いけどとてもボリューム感があった外見、今中古で買えば激安ですね。
話が逸れましたが、ともかくぶっ壊れることで有名になってしまったAL4の話。
これについては、モータージャーナルでおなじみの森慶太さんが書いたメルマガを本にしたものに載ってます。
「AL4でイく」”単純、忠実。不実じゃないオートマ”という章で森さんの評価や、AL4にまつわる事実が書かれています。基本、評価高いです。どういう風に評価が高いかはこの本を買ってもらうとして、日本車のお馬鹿制御のCVTのイライラっぷりを引き合いに出して、ともかく思った通りに動いてくれるということを説明しています。燃費については、自宅の品川区小山、中原街道、環八、第三京浜、横浜新道、国道1号、湘南、自宅、、、40km/h平均で13.5km/L。長くなるので書きませんが、別ルートで16.4km/Lという数値も出たようです。十分じゃねぇか!ということでした。
故障に関してはAL4オーバーホール実績400基というお店が紹介されてました。400基、、、そんなに壊れるんだぁと思いつつ、代金はいくらかというと、セミOHで68,000円、フルOHで280,000円~と出てたそうです。森さんが言われているように、AL4がぶっ壊れた不動車をタダで買ってきてここで修理してもう一回乗る、、、なんか楽しいじゃないですか。
ということで、興味のある方はこの本を買ってみてください。
さらに興味が出たらモータージャーナルで有料メルマガを購読してみてはいかがでしょう。世の中のクルマ選びの基準が「カッコ、値段、ブランド、だけ」(by福野礼一郎)となってしまったことを嘆いているアナタには、きっと心の琴線に触れるでしょう。
(同じく4月6日の記事を抜粋)
さて、先日、ZF社が発表した9段AT。
それについて、以前当ブログで取り上げました。
ZFのホームページで私が読み取れなかった(書いてなかった?)点、
9段もギヤがある理由、CVTばかり使い続ける日本車メーカーに対する皮肉などが書かれている本が発売されました。
(シナがどうとかいう部分は若干疑問を感じますが)
別冊モータージャーナル vol.4(森慶太 著)
→ 森さんがメルマガを書いている、モータージャーナルHPはこちら
筆者の森さんが、ZF社が主催したジャーナリスト向けの技術説明会に参加したときの内容が書かれています。今回のトランスミッションを開発した目的は燃費のため。最大レシオと最小レシオの差が10に近い「ニアリーテン」、つまり1速のレシオを9速のレシオで割った値。その「ニアリーテン」の間の大きなギャップをスムーズに刻んでいくために9段が必要だった。つまり、「ギヤの数が多けりゃカッコ良いから」というマーケ屋の要請があったからではなかったわけです。
これ以外にも色々理由やらこのギヤボックスの仕組みが詳しく書かれているので、興味のある方は本を購入してみてください。
あと、CVTにこだわる日本車メーカーに対する皮肉(というか警告)も記述されてました。森さんは私以上にCVTが嫌いな方のようで、ZFの章以外のところにもチョコチョコ批判しているので、よっぽど嫌いなんでしょうね。
それとここ大事なところですが、日本車メーカーがなぜZFを使わないのかについて、森さんなりの理由を述べています。「日本車メーカーが部品メーカーを買いたたけない、あるいは奴隷のように使えないから」と。
ZFは自動車メーカーに対して自分を安売りしないことをハッキリ述べています(どこで見たか忘れましたが)ので、森さんの意見には納得がいきます。
ていうか、ZFといいVWといい、技術で世界を征服しようとしてますね。「ユーロ」はドイツが貧乏国家(スペインやギリシャ)を食い物にするための仕組みであったわけですが、なんかそれとかぶる気がするのは私だけでしょうか。