さて、今回は16000kmを越えた我が家のフィエスタ。
ゲトラグ製DCT(6DCT250)の不具合が出たのでそれに関する報告です。先月6月21日から3週間ほど、うちのフィエスタをフォードDに預けてました。DCTを制御するコンピュータのプログラムが原因と思われるものです。
ちなみに今回のエントリーは、とあるところに書いた文章のほぼそのまんまコピペです。ご容赦下さい(^^;
6月19日と20日
この2日間で、
「交差点右折待ち→発進→2速から3速に入るときにクラッチが切れる→エンジンが壮大に空回りして失速→本来なら2速の速度で突然3速(多分)に入る→あわてて近くの駐車スペースで停車しようとする→停止直前にクラッチ切れずあわやエンスト→あわててNに入れる→アイドリングで落ち着く→エンジン止める→再スタート。その後問題なし。」というのが1回ずつ出ました。すぐにDに連絡をし、21日に車載車で引き取ってもらいました。引き取ってもらうも現象は再現できず、クルマのコンピュータの履歴を見てがそのような記録が残ってないとのこと。
6月22日
Dから次のとおり連絡が来ました。
1 DCT制御プログラムがアップデートされていたとの情報を、Dのメカニックがゲット
2 症状を再現する前に、プログラムの書き換えを済ませた
3 書き換え後15キロほど試しに走ったが症状は出ず
4 日本国内のフィエスタについて、DCT不調の情報が複数あると聞いた(Ford Japanから)
1について、フィエスタの全オーナーに連絡が行ってたかどうかはわかりません。2については、症状を再現するまで一体どれだけ時間がかかるかわからないので書き換えを先に行ったのだと思います。4について、インポーターであるフォードジャパンが具体的にどれだけの数の報告を受けたのかは聞いてませんが、私以外にいらっしゃったことは確かです。
まだ保証期間内ですので、書き換えだけにとどまらず、チップそのものを交換することにしました。チップが本国発注のため、7月12日前後までかかりそうだとの連絡をフォードジャパンから受けたとのこと。
7月10日
チップが到着。それに伴いスマートキーの暗号も書き換えし、Dのメカニックが10キロほど走行テストを行ったとのこと。
7月13日
作業が全て完了してフィエスタが戻ってきたので、自分でも市街地を1時間程度走ってみました。不具合が出たときのシチュエーションが市街地だったので。
で、変わったことは特になかったです。強いていえば、発進→2速→3速までの間の変速時間が少し短くなった・・・気がする程度(4→6は従来どおりのまったり変速)。発進時の傾斜やアクセルの踏み方によってはそうでもない時もありました。
3週間ともにしたエコスポーツから乗り換えてまずびっくりしたのが「ハンドル重っ!」というのと、加速感があまりにも良かったこと。やはりこのエンジンって、いろんな意味でキャラを主張してきますね。そして何より曲がりが楽しいことです。市街地テストが終わってから夕食を済ませて、夜の田舎道を用事も無いのに走ってしまいましたから。
やっぱり運転が楽しい、うちのフィエスタ(^^)
ということで、戻ってきてから4日しか経過していないので、まずは様子見といったところです。このまま何も無ければ、DCTの制御に不備があったのが原因だったことが証明される、といった流れになるでしょう。
さーて、明後日は
JOIN ALIVEに参戦してきます。普段のストレスを発散してきま~す。
~DCTの特許について~
一体どの会社が特許を持っているのでしょうか。機構に関して「のみ」ボルグワーナー、制御プログラムは自動車会社がそれぞれ持っているという認識でいましたが、必ずしもそうではないようです。少なくとも「プログラムに関してもボルグワーナーが持っている」というのは違うでしょう。文面から察するに「VWジャパンのメカ担当者」が、とある有料メルマガジャーナリスト(わかる方にはわかりますねw)に「
制御ソフトウェアは日々(!)かわり、クラッチのブツのスペックはver,?まで変わってまして、、、」と言ってたという事実に対し矛盾することになってしまいますので。
ちなみにGMやフォードが
米国特許商標庁に対してDCTの特許を申請していたのを思い出しました。USPTOの検索窓で「powershift」を入れてみると、確かに図面とともに英語(当たり前ですが)で説明が出てきます。お時間のある方は翻訳してみて下さい。少なくとも米国に関しては、ボルグワーナーのみ特許を持っているということにならないですね。