守田です(20220525 21:30)
● ダニーさんと守田の「トークバトル」動画をお届けします
5月14日夜に埼玉県森林公園の古民家ギャラリーかぐやさんで、ダニー・ネフセタイさんと対談しました。動画をご紹介します。なお撮影をかぐやの井上正さんがご協力して下さいました。
● 平和のためのトークバトル?
「平和のためのトークバトル」というタイトル。なかなかユニークでした。
実は僕らは若い時は、「正義のためには武器を持って戦うべきだ」と熱烈に思った経験を持ったもの同士。
ダニーさんはイスラエル空軍のパイロット練習生でした。訓練機にも乗りましたが、最終選考で「落ちて」しまい、パイロットになりませんでした。今となってはそれが良かったと・・・。
僕は17歳の時に、高校の友人に誘われて成田空港反対闘争=三里塚闘争に飛び込みました。
後に新右翼となり、人を殺めて刑務所に12年間服役しながら『天皇ごっご』という小説を書いた見沢知廉という親友と共にでした。
実はその『天皇ごっこ』に僕が登場しています。「上杉進也」というペンネームでです。
そのことはまた書くとして、ダニーさんも僕も、運よく人殺しをしなければならない関係性の中にいなくてすみました。誰も傷つけなくてすんだ。
そんな僕らだからこそ、言わなくてはいけないことがある。戦争は兵士たちに、若者たちに人殺しをさせることだからこそしてはいけないのだと。お願いだから若者に人殺しをさせないでくれと。
ダニーさんはいまもイスラエル軍で自殺が相次いでいることを教えてくれました。
トークバトルから 井上正さん撮影
● イスラエル人として戦争に反対する意味
ただ僕はダニーさんの方が、より困難な中で発言されていると思います。
なぜってイスラエルの小学校の黒板の上には「国のために死ぬのはすばらしい」と書かれているからです。
その「刷り込み」の中でダニーさんはパイロットを目指した。そこから転じていま、「何があっても戦争反対」の立場を貫いていますが、イスラエルの中から少なからぬ批判、バッシングもある。
それに対して日本では「戦争はよくないもの」という考えが広く浸透しています。
いまウクライナの事態の中で「正しい戦争は支持する」という声も出て来てしまっていますが、しかし戦争の対するイメージは大きく違う。
まだまだ私たちの国の中での方が、力強く戦争反対の声を上げられます。ダニーさんの語りから、私たちはそんなことをしっかりつかみとる必要があると思います。
そんなことをこの日のトークバトル?の中でもお話しました。
ぜひダニーさんと守田の掛け合いをご覧下さい。
バトル?を終えて みんなでポーズ
注目動画
ウクライナについて戦争について 群馬玉村町にて 20220514
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