明日に向けて

福島原発事故・・・ゆっくりと、長く、大量に続く放射能漏れの中で、私たちはいかに生きればよいのか。共に考えましょう。

明日に向けて(2500)被爆(被曝)の新しい理解へ!三田茂医師講演を読み解く会2回目にご参加を(2月17日月曜日)

2025年02月13日 23時30分00秒 | 明日に向けて(2401~2600)

守田です(20250213 23:30)

第2回目は2月17日月曜日午後6時半から ラボール京都とZOOM併設です!

好評の三田茂医師講演を読み解く会の2回目を行います!今回も会場とZOOMでのハイブリッド開催です。

お申し込みは以下から
https://forms.gle/oq4dv8tVkdUvN4e28

イベントページを示しておきます。以下のバナーをクリックすると飛べます!
三田茂医師講演を読み解く会第2回2月17日(月)


あらためて三田茂講演の概要をご紹介します!

なおこれまでも繰り返し紹介していますが、初めての方もおられるかもなので、あらためて三田医師をご紹介します。

三田さんは東京の小平市から岡山市に避難移住された内科医です。
福島原発事故後、小平市を中心に東京でさまざまな体調悪化が起きたことに対し、4000人の血液を測って白血球の中の好中球が軒並み減っていることを把握。福島事故の被災者を『新ヒバクシャ』と命名して治療に乗り出しました。
そしてさまざまに明らかになってきた「病悩」に『能力減退症』という名をつけ、さまざまな治療を試みる中で、大きく治癒の可能性を切り拓いてこられました。

一方、僕(守田)も参加する京都「被爆二世・三世の会」で、被爆の遺伝的影響に着目し、アンケート調査を行って100人を超える二世からの返答を受け、それらを報告書にまとめました。(昨年1月発行)
それを三田さんに読んで頂いたところ、大変、驚かれた。被爆二世に起きていることと新ヒバクシャに起きていることに、大きな共通性があるというのです。だから自分は「高い確率で治せる確信」があると・・・。

今回、読み解きの対象にしているのは、それで私たちが三田さんを京都にお呼びして行った京都「被爆二世・三世の会」年次総会の記念講演です。(昨年5月12日開催) 以下のタイトルでした。
「原爆ぶらぶら病」と『能力減退症』=被爆者と『新ヒバクシャ』その類似性、共通性ー被爆・被曝の新しい理解・病悩の解決の可能性

この講演動画を公開しています。以下をクリックして下さい。
三田茂医師講演

またこの講演の全文文字起こしも公開しています。
こちらから入手できます。
https://forms.gle/tokcVB9LLPDh2ME69

アンケート調査報告書は以下から入手を

講演の際に三田さんが読みあげて下さったアンケート結果報告書を無料公開しています。
有料の冊子版もお求めいただけます。それぞれ以下からアクセスして下さい。

『被爆二世・三世健康調査アンケート結果報告書』
無料ダウンロードフォーム
https://forms.gle/bi84prrb9c1YjFux6
冊子版お申し込みフォーム
https://forms.gle/vynPbJAc8rWHBZEb9


被爆(被曝)のリアリティと治癒の可能性に触れて欲しい

この読み解きを通じて、つかんで欲しいことは二つです。
一つに被爆(被曝)のリアリティについてです。とくに着目して頂きたいのは、被爆二世への調査で明らかになってきたさまざまな症状です。それが東京をはじめ、東日本各地で起きていることと大きくつながっています。
このため京都「被爆二世・三世の会」で行った調査で示されたことが、そのまま福島原発事故による被爆(被曝)でどんなことが起きているのかの目安になっています。だからこれを手引きに、ご自身や周りの方の身体のことをしっかり見てみて頂きたいのです。

もう一つは、その症状の多くを三田医師が治すことができていること。ここがとても重要です。
もちろんどれだけ深刻に被爆(被曝)したのか、またまたもともとのその方のあり方によって、被害の度合いは違ってくるのですべてが治せるとは言えません。でも辛さ=病悩を軽減することはできていることが多いです。
どんな症状が出ているかだけではなく、治せる展望が切り開かれていることを一緒につかみ、多くの人に伝えて頂きたいです。

このためこの三田医師講演を読み解く会の1回目の録画を公開することにしました。ぜひ以下をクリックしてご覧下さい。
三田医師講演を読み解く会1回目の録画

なお広く誰にも見れるように公開していますが、そもそもの被爆二世・三世健康調査アンケートの遂行を含めて、かなりの労力をつぎ込み、心を込めて作ってきました。
その点に共感して頂けた方に、任意の投げ銭をお願いしています。可能な方は以下に振り込みをお願いします。
振込先 ゆうちょ銀行 なまえ モリタトシヤ 記号14490 番号22666151

それではみなさま。ラボール京都にて、zoomにて、録画にて、お会いしましょう!

#三田茂 #新ヒバクシャ #能力減退症 #京都被爆二世三世の会 #被曝二世三世健康調査アンケート #三田茂医師講演読み解き会 #被爆被爆の新しい理解 #病悩の解決の可能性 #被爆の遺伝的影響 #新たな治療の可能性

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明日に向けて(2499)イギリスはプルトニウム100トン超の廃棄を決定!核燃サイクルにも原発にも展望はないのは明らかー11日川越市でお話します!

2025年02月10日 18時00分00秒 | 明日に向けて(2401~2600)

守田です(20250210 18:00)

東京駒込のカプセルホテルからの発信です。

 明日11日、ウエスタ川越 活動室2にて。午前10時からお話します

タイトルはこれです。
「ノーベル平和賞受賞を踏まえてその先に~いま現に進行している被爆(被曝)に立ち向かおう!」

詳しくはイベントページをご覧ください。
https://fb.me/e/2LBDM31CL

今回の記事で展開していることも盛り込みます。



イギリスがプルトニウム100トン超の廃棄を決定した

イギリスが再処理によってため込んだ100トン超のプルトニウムの地層処分を行うことを発表しました。
地層処分にはあまりに大きな問題があり、肯定できません。しかしイギリスが膨大なプルトニウムを廃棄物と判断せざるを得なくなったことには、核燃料サイクルも、原発もまったく展望がないことが顕著に現れています。今回はこの点を考察します。

記事によればイギリスが貯めているプルトニウムは140トン。そのうち24トンが他国分であり、うち21.7トンが日本のものだそうです。
イギリスはこのうち自国分の116トンについて、①MOX燃料にする②長期保管する③ごみとして処分すると三つの選択肢を検討し、ごみとしての処分を決めたというのです。


英、使い道ないプルトニウムを地中に廃棄方針 保管する日本分は未定
朝日新聞 2025年2月2日
https://www.asahi.com/articles/AST2100QVT21TIPE00LM.html


再処理工場THORP(ソープ)の破綻

これはイギリスによる「再処理ビジネス」と日本の原発政策の破綻を表すものでもあります。
イギリスはセラフィールドに民生用の再処理工場ソープとMOX燃料製造工場SMPを建設、ソープは1994年に試験運転を開始しました。まだ幾つかの国で核燃料サイクルの実現が夢見られているときの計画でした。
イギリスは各国で再処理工場の建設が進まないことから、海外の電力会社から再処理を受託することにウエイトを置き、建設費の大半もこれらの電力会社に担わせました。

なかでも突出していたのは日本でした。第一期委託分の38%と突出した支払いがなされて、ソープは「ジャパンプラント」とすら呼ばれました。
日本は国内での再処理が進まない中、各原発の燃料プールが使用済み核燃料で埋まってしまい、運転ができなくなることを恐れて、ソープに多大な出費を行ったのです。
ところがこの再処理工場、トラブル続きでした。処理量も当初の年間1200トンにおよばず400トンで、経費も上昇するばかり。しかも各国が核燃料サイクルを断念し、顧客がいなくなりつつありました。

そんな中で2011年に福島原発事故が発生。英国・原子力デコミッショニング機構(NDA)は同年8月3日に、日本でMOX燃料使用の展望が途絶えたとしてMOX燃料製造工場SMPの閉鎖方針を発表。ソープも2012年に廃止が決まり、その後2018年まで契約分の再処理を行ったのち、閉鎖されています。
日本が六ヶ所村再処理工場を稼働させるための使用済み核燃料の運び先として確保しようとした工場群の閉鎖であり、それそのものが日本の原子力政策の破綻を意味してもいます。参考記事を示しておきます。

破綻したイギリスの核燃料サイクル ―セラフィールド再処理工場の終焉と六ヶ所再処理工場の行方
NEW DIPLOMACY INITIATIVE 20220404 平野あつき
https://www.nd-initiative.org/research/10486/

ATOMICA掲載の図より
https://atomica.jaea.go.jp/data/detail/dat_detail_14-05-01-17.html


核燃料サイクルは完全に破綻した。MOX燃料を作っても使い手がいない!

今回、イギリスがプルトニウムを「ごみ」と判断したのは、この先、核燃料サイクルなどまったく展望がないことがはっきりしているからです。
もともとウランの埋蔵量はけして多くないことが知られていました。しかも核分裂するウランは天然ウランの0.7%しかない。
しかし残りのウランに中性子を当てるとプルトニウムが生まれる。そしてそのプルトニウムを使ったMOX燃料で発電すると、燃やした以上のプルトニウムを作り出せる。エネルギー源を増殖させることができて、無限のエネルギーを得られるというのです。それが原子力の夢だったのでした。

しかし世界のどこでも増殖させるための「高速増殖炉」を作れなかった。技術的に無理だったのです。
だからもうMOX燃料を作っても意味などないのです。プルサーマルはため込みすぎたプルトニウムを無理やり消費するだけのもので、増殖の夢など果たせない。
それどころかMOX燃料はウラン燃料の10倍もするので、経済的にまったく不効率だし、冷却にも何倍もかかる。その上、そもそもウラン燃料よりさらに大きな危険性にも満ちている。

だからどう考えてもこれ以上MOX燃料を作っても使い手がないことは明らか。つまりもはやごみでしかないのです。だからごみとしての処理以外の道がないのです。
日本も確実にこの道を行くしかない。そもそも六ヶ所再処理工場を動かせる展望などないし、動かしても国内ではMOXへの加工ができない。
そのためMOX製造工場も作っていますが、それが完成してももんじゅは廃炉になってしまったから、もうMOX燃料も使い道などないのです。
ではプルサーマルを続けるのか。それもすぐに行き詰まる。コストが高すぎるし、熱量が高いのでプールをよりはやく埋めてしまうからです。


ANNニュース  20161228


原子力はオワコン

これらが示してるのは、もはや原子力になんの展望もないということです。原子力はオワコンなのです。
いま原発推進が叫ばれているのは、このままでは確実に終わってしまい、「資産」としているものが「ごみ」になってしまうので、そうならないようにと原子力に利権を持つ人々があがいているためが一つ。
同時にその何が何でも原子力を生き延びさせようとして次々に繰り出されるウソを利用して、利ザヤを稼ごうとする投機マネーが群がっていることが二つ。
主要にこれらによるものでしかありません。そんなウソに踊らされてはいけない。

原発政策を終わらせるために、この破綻の現実をより多くの人に伝えていきましょう!


#ノーベル賞のその先に #ウエスタ川越 #守田敏也講演 #イギリスがプルトニウムをごみと判断 #核燃料サイクル #MOX燃料 #高速増殖炉 #プルサーマル #原子力はオワコン #原発政策を終わらせよう

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明日に向けて(2498)被爆二世・三世に対する援護施策の実現を求めて2月7日に厚労省交渉を行います!オンライン署名の拡散でのバックアップをお願いします

2025年02月03日 23時30分00秒 | 明日に向けて(2401~2600)

守田です(20250203 23:30)

被爆二世・三世全国連絡会の一員として行ってきます!署名を6日正午までに集中して下さい!

2月7日に衆議院第二議員会館にて、被爆二世・三世全国連絡会による被爆二世・三世に対する援護施策の実現を求めた対厚労省交渉が行われます。
この行動は2024年2月7日に行ったものを受け継ぐもの。「被爆二世・三世全国連絡会」による2回目の交渉です。
僕もこの連絡会に参加している京都「被爆二世・三世の会」世話人として参加します。朝一番の新幹線で向かいます。

みなさん。ぜひバックアップをお願いします。
具体的には私たちが行っている署名にサインをして頂くことと、これを可能な限り拡散することをお願いしたいです。以下のもの。URLとQRコードを貼っておきます。


https://x.gd/uqXAR


この署名は立ち上げたときに「明日に向けて」でお願いしているので、すでに署名して下さっている方も多いかと思います。
その場合はぜひ、それぞれのお持ちのSNS媒体でシェア・拡散をお願いしたいです。

7日に提出するので、前日6日のお昼までにお願いします。その後にプリントします。残り約60時間とちょっとで、署名数を大きく伸ばしたいです。
ぜひ力をお貸しください!


昨年2月7日の対政府交渉と参加団体・個人 守田撮影


署名の全文を貼り付けます!英文もあるのでぜひ世界中のご友人に署名を広げて下さい!

被爆二世に援護を
被爆者の子どもと生まれ、遺伝的影響への不安を抱えて生きる私たちの声を聞いてください

この署名で変えたいこと

発信者 被爆二世・三世 全国連絡会

Please scroll down for the English version.
Support the second-generation A-bomb survivors

広島・長崎への原爆投下から79年が経過するなか、被爆二世の高齢化も進み、平均年齢も60歳代後半にさしかかってきているかと思われます。

病気に苦しむ被爆二世に対する援護施策の実現に向けて、ぜひ皆さまの力を貸して下さい。

私たちは、被爆二世への援護を求める有志で集まった「被爆二世・三世全国連絡会」(世話人代表・森川聖詩)です。2024年2月、厚生労働省への要請活動をきっかけに集い、交流しながら活動を続けています。広島、長崎をはじめとする9団体に加え、全国の個人有志が参加しています。

被爆二世は、自身が幼少の頃、あるいは生まれる前に兄弟姉妹が病死している例も稀なことではないなか、その多くが生き延びながら多種多様の病気や症状に苦しんできました。

かかっている病気は、がん、白血病、悪性リンパ腫など細胞増殖機能障害、再生不良性貧血、血小板減少症、白血球減少症、鉄欠乏性貧血など造血機能障害、甲状腺機能低下症、甲状腺機能亢進症、糖尿病など内分泌腺機能障害、心筋梗塞、高血圧性心疾患など循環器機能障害など多岐にわたっています。

ただその他に被爆二世・三世に特有と考えられるのが血液検査などによる数値・データなどに表れない、原因不明とされる症状や不定愁訴です。

疲れやすい。全身倦怠感。下痢しやすい。風邪をひきやすく、かかるとなかなか治りにくくこじれる。皮ふや粘膜が弱く、湿疹、じんましん、ただれ、かぶれなど皮ふ炎、歯ぐきからの出血、口内炎、副鼻腔炎などを発症しやすい。傷口が治りにくく、化膿しやすい、頭痛、非定型顔面痛、さまざまな疼痛などはそのなかの一例に過ぎません。

以下、被爆二世の生の声です。


「子どもの頃から何か病気を発症するとこじらせてばかり。風邪をひくと咳だけが2~3か月も残ったり気管支炎や副鼻腔炎を併発したりする。40代後半頃からは以前よりもさらに風邪をひきやすくなり、季節を問わず、1年のうち8~9か月もの間、次々と風邪をひくようになった」(60代・男性、神奈川県)

「私には本当は兄がいた(姉がいた、弟、妹がいた)。でも生まれてすぐに、あるいは生まれるまでもなく、この世の光を受けることなく亡くなった」

放射線が子孫に影響を及ぼすことは、動物実験では実証されています。人間に対する影響は「確定していない」というのが実情ですが、これまでに紹介した通り多くの被爆二世がその身をもって病気がちの人生を訴え、不安におびえながら暮らしているのです。

被爆者は、1956年日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)結成以降、国に対して被爆二世・三世への援護も含めた「原爆被害者援護法」、のち「被爆者等援護法」の制定を求めてきました。


ところが、1994年に制定された「原子爆弾被爆者に対する援護に関する法律」(通称:「被爆者援護法」)は、戦争を遂行した国の戦争責任を認めるものではなく不十分な内容で、被爆二世・三世への適用条項(援護施策)も盛り込まれていませんでした。


その一方で、国は1979年度から「被爆二世健康診断調査」を実施しています。この調査では被爆二世が無料で健康診断を受けることができますが、先ほどにも述べた通り被爆二世に対する援護は行われていないので、仮に病気が見つかったとしてもなんの医療保障も受けることができません。しかも、単年度予算措置のためいつ打ち切られるかもわかりません。「健診を続けた結果、援護施策につながるのでは……」と期待する被爆二世もいますが、国自らが「保障施策につながるものではない」と繰り返し説明しています。つまり、調査をしてデータを収集するだけ。私たち被爆二世は、今も「モルモット」扱いを受けているのです。


私たちが被爆者に準じた保障施策を受けられるようにするためには、日本被団協の先達が運動していたように現行法に定められている被爆者(一世)への施策を被爆二世・三世に適用すること(現行法の制度改正)が必要です。

私たちの親である被爆者は平均年齢85歳を超え、「時間がない」とよく言われます。しかし、「時間がない」のは私たちも同じなのです。

マスコミで取り上げられる被爆二世の姿は、親の体験を受け継いで平和への思いを語るような、前向きで明るい様が多いとと思います。しかし、実態としては多くの被爆二世が病気と闘い、または原爆放射線による遺伝的影響におびえ、苦しみながら生きています。みなさんにはどうかその現実を知っていただき、私たちがよりよく生きられるようにお力を貸していただきたいのです。

 
さらに被爆二世に対する援護を実現させることは、私たちの子どもである被爆三世にもつながっていきます。あるいは、世界中に存在する核による被害者を救うことにも通じるでしょう。そういった意味で、被爆二世への援護を実現させることは、核に対抗し、廃絶するためにも不可欠なことであると私たちは考えています。

みなさんのご支援を心から呼びかけます。 どうぞよろしくお願いいたします。


【日本政府に求めること】
※集まった署名をもとに、以下のことを日本政府に要望します。


1.現行の「原子爆弾被爆者に対する援護に関する法律」を被爆者の子と孫(被爆二世・三世)に適用(現行法に「子と孫への適用条項」を追加)してください。

※ただし、適用範囲は以下のとおりとする。

(1)健康診断の実施(年2回実施。うち1回はがん検査を実施)

(2)医療の給付

一般疾病に対する医療の給付

 (3)各種手当
① 健康管理手当…厚生労働省令で定める11障害のいずれかを伴う病気にかかっている人

② 介護手当(重度)…精神上または身体上の障害のために費用を支出して身のまわりの世話をする人を雇った場合

③ 介護手当(中度)…同上 

④ 家族介護手当…重度の障害のある人で、費用を出さずに身のまわりの世話を受けている場合

⑤ 葬祭料…被爆二世・三世が死亡した場合、葬祭を行う人に支給

2.(上記施行までの経過措置として)

現行の「原子爆弾被爆者に対する援護に関する法律」で定められている健康管理手当の対象11障害(対象疾病)に被爆二世が罹患し、医療機関で治療を受ける場合には、自己負担額分を支給してください。


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Support the second-generation A-bomb survivors!

We, who were born as children of A-bomb survivors live with the fear of hereditary effects of radiation.
This is our voice.

Start date: June 9, 2024 

Addressee of signatures: Shigeru Ishiba (Prime Minister) and Takamaro Fukuoka (Minister of Health, Labour and Welfare)

What we would like to change with this petition 

Signature sender: National Association of Second and Third Generation Atomic Bomb Survivors in Japan

As 79 years have passed since the atomic bombings of Hiroshima and Nagasaki, the second-generation A-bomb survivors are aging, and the average age is probably approaching the late 60s. We ask for your help in realizing comprehensive physical examinations, subsidized medical coverage, allowances for health care and improving the quality of life. 

Our group is named the National Association of Second and Third Generation Atomic Bomb Survivors in Japan (Coordinator Representative: Seishi Morikawa). It consists of 9 groups of second and third generation survivors including Hiroshima and Nagasaki, and individual members from all over Japan. We negotiated with the Ministry of Health, Labour and Welfare to request  financial support in February, 2024 and have continued our activism to realize that.  


It is not uncommon for second-generation A-bomb survivors to have brothers or sisters who died of illness when they were young, or even before they were born. Second-generation survivors have suffered from multifarious diseases such as cancer, leukemia, malignant lymphoma, other cell proliferation disorders, aplastic anemia, thrombocytopenia, leukopenia, iron deficiency anemia, other hematopoietic disorders, hypothyroidism, hyperthyroidism, diabetes, and other endocrine gland dysfunctions, myocardial infarction, hypertensive heart disease and other cardiovascular dysfunctions. Other symptoms and complaints that are considered unique to the second and third generation A-bomb survivors are those that do not appear in blood tests or other numerical data, and for which the cause is unknown: tiredness, general malaise, prone to diarrhea, catching colds easily, and when these other symptoms appear, they are difficult to recover from and become complicated, with weak skin and weak mucous membranes, prone to eczema, hives, sores, rashes, and other skin infections, bleeding gums, mouth ulcers, sinusitis, etc.. Injuries are difficult to heal and easily become infected, headaches, atypical facial pain, and various types of pain are just some of the symptoms. The followings are firsthand accounts from second-generation A-bomb survivors. “Since I was a child, whenever I got sick, it always got complicated. When I caught a cold, I would cough for two to three months, or I would get bronchitis or sinusitis (male, 60s, Kanagawa, Japan).” “I had a sibling (or had siblings). However, they died soon after they were born, or even before they were born, without ever seeing the light of this world (Anonymous).”

Animal experiments have demonstrated that radiation exposure leads to hereditary effects for the descendants. Even though the effects on humans are "undetermined," as we have shown, many second-generation A-bomb survivors have complained of their sickly lives and live in fear and anxiety. Since the establishment of the Japan Confederation of A- and H-bomb Sufferers Organizations (Nihon Hidankyo) in 1956, atomic bomb survivors have demanded that the government enact the Atomic Bomb Victims Relief Law, which includes relief for second and third generation survivors. However, the "Law Concerning Relief for Atomic Bomb Victims" (commonly known as the "Atomic Bomb Victims Relief Law") enacted in 1994 was inadequate and did not acknowledge the responsibility of the government for the war, nor did it include provisions (financial support) for second and third-generation A-bomb survivors.

 On the other hand, the government has been conducting the "Physical Examination and Survey on the Health of the Second-Generation A-bomb Survivors" since April 1979. This study allows second-generation A-bomb survivors to receive physical examinations free of charge, but as mentioned earlier, no subsidized medical coverage nor financial support is provided to second-generation A-bomb survivors, so even if they are found to be ill, they will not receive any allowances for medical or health care. Moreover, the budget is for a single fiscal year, so there is no telling when it may be cut off. Although some second-generation A-bomb survivors are hoping that the continued health check might lead to a support program, the government itself has repeatedly announced that this physical examination and survey has nothing to do with subsidized medical coverage or allowances for health care. In other words, they only conduct surveys and collect data. We second-generation A-bomb survivors are still treated as “guinea pigs”.

In order for us to be able to receive the similar financial support as A-bomb survivors, it is necessary to apply the "Atomic Bomb Victims Relief Law" stipulated in the current law to the second and third generation A-bomb survivors by the revision of the current law, as our predecessors in the Japan Confederation of A- and H-Bomb Sufferers Organizations have been campaigning for.

The average age of our parents, the A-bomb survivors, is over 85 years old, and it is often said that they have no time. However, the same is true for us.
 

Many second-generation A-bomb survivors who are featured in the mass media appear positive and upbeat, as if they have inherited their parents' experiences and are speaking of their desire for peace. However, the reality is that many second-generation A-bomb survivors are still struggling with diseases or living in fear and suffering from the hereditary effects of A-bomb radiation. We hope that you will be aware of this reality and help us to improve our quality of life.
 

Furthermore, the realization of financial support for the second-generation A-bomb survivors will lead to the third generation A-bomb survivors who are our children. It will also lead to relieving nuclear victims of the world. In this sense, we believe this is an indispensable element for nuclear abolition to oppose nuclear armament and nuclear power.


We sincerely ask for your support.


Requests to the Japanese government

Based on the collected signatures, we request the following from the Japanese government

1. Please include the children and grandchildren of A-bomb survivors (second and third generation A-bomb survivors) in the current "Atomic Bomb Victims Relief Law".

We would like the law to be applied to the following:

(1) Physical examinations: conducted twice a year (One of these examinations is for cancer)

(2) Medical allowances: medical allowances for general illnesses

(3) Various allowances

① Health care allowance: persons suffering from any of the 11 categories of dysfunction (or diseases) of organs specified by an the Ministry of Health, Labour and Welfare

② Nursing care allowance (severe): persons who employ a person for personal care by paying expenses due to mental or physical disabilities

③ Nursing care allowance (medium level): same as above 

④ Family care allowance: for severely disabled persons who receive personal care from family members

⑤ Funeral allowance: for the relative who holds a funeral service for a second and third-generation A-bomb survivor who has passed away

2. (As a transitional support until the above comes into effect)

When a second-generation A-bomb survivor suffers from any of the 11 categories of dysfunction (or diseases) of organs covered by the “Health Care Allowance” stipulated in the current " Atomic Bomb Victims Relief Law " and receives treatment at a medical institution, please provide the amount of copayment.

Will you help us to make this petition a success?

より詳しく被爆二世に起きていることを知りたい方は私たちの調査報告書をご覧下さい

『被曝二世・三世健康調査アンケート結果報告書』ダウンロード申し込みフォーム
https://forms.gle/9Vo13JNGh43JmG7r8
冊子版申し込みフォーム
https://forms.gle/bSuMDGtkWuBN75KW7

“Report on the Results of the Health Study Questionnaire for the Second and Third Generation Atomic Bomb Survivors” Download form  
https://forms.gle/dA2tG3GiXUhan1vv7

#被爆二世 #原子爆弾被爆者に対する援護に関する法律 #被爆二世三世への適用を #京都被爆二世三世の会 #被爆二世三世全国連絡会 #SupportthesecondgenerationAbombsurvivors #Abombsurvivors #hibakusha #secondgenerationAbombsurvivors

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明日に向けて(2497)世界的に見ても原発がいきづまっているのは明らか 一見強気の建設計画も投機(株での儲け)のためだけで破綻は必至 確信を強めて脱原発の道を歩もう

2025年01月31日 23時30分00秒 | 明日に向けて(1501~1700)

守田です(20250131 23:30)

明日2月1日に『原発からの命の守り方2024』を読む会を行います。それに向けてさらに原発の世界的な行き詰まりについて考察しました。
なお読む会については記事の一番最後に紹介しています。

世界の電源構成における原発のシェア率は1996年以降、下がりっぱなし

昨年末、朝日新聞に極めて示唆的な記事が載りました。
「原発回帰の日本、世界は? 『もうひとつのノーベル賞』受賞者が解説」というタイトル
ライフ・LIVEリッド賞を1993年に高木仁三郎さんとともに受賞したマイケル・シュナイダーさんへのインタビュー記事です。
なおシュナイダーさんは「World Nuclear Industry Status Reports」を毎年発行しています。僕も直接、送って頂いています。

記事のアドレスを記しておきます。有料記事です。なお今回貼り付けた図・写真はみなこの記事から拝借しました。
https://digital.asahi.com/articles/ASSDK32YSSDKPLBJ002M.html?iref=ogimage_rek

大事なのは以下の図です。



これをみると原発のシェアは1996年の17.5%をピークに落ちるばかりで2023年は9.15%まで落ち込んでいるのが分かります。

発電量も2006年がピークで今もそれより少し下回っている状態ですが、これは特殊、中国だけが大きく伸びての数字。中国を除くと1990年代半ばの水準にすぎないのです。


● 原発の基数も減少 中国を除けば激減 新規建設もピーク時から激減

世界の原発の基数にも言及しています。ピークは2002年の438基。福島原発事故後に落ち込み、2018年から持ち直したものの頭打ち。2024年7月現在で408基です。
このうちわけでも中国だけが突出して伸びて、他の国々では減少していることが分かります。
世界の新規原発の運転開始は2004~2023年で102基ですが、同じ期間に104基が閉鎖。このうち中国は運転開始49基、閉鎖0基。それ以外では運転開始53基、閉鎖104基なのです。

これら原発の退潮傾向は以下の建設中の原発の数にもはっきりあらわれています。
ピークは1979年で234基でしたが、2024年7月現在で59基、4分の1に減っています。しかも59基のうち中国が半分の27基も占めていて、残りの国では32基しかない。ピーク時の14%弱です。



強気の建設姿勢を示しているのはなんと投機目的! 騙されてはいけない

この記事の中で僕が「なるほど!」と非常に納得したのは以下のシュナイダーさんの言葉です。
「原発への投資は、投機的なものと、戦略的な長期的なものとを、区別する必要がある。実際にSMRに長期的に取り組んでいる企業は限られており、投機的な投資が目立っている。
投機としては動きが激しく、短期で多くのお金を生み出すことができ、魅力的なのだろう。売るものがまだなく、認証された設計もない企業が、株式上の企業価値が数十億ドルとかあるのはまさに投機としか思えない。」

本当にもうまったく「なるほど!」です。実は僕はなぜさまざまな世界企業がこの間、原発に入れ込みだしたのか、十分にその意図が解けていませんでした。「なぜまったく技術的な展望がないのに強気なのだろう?」と疑問に思っていました。
答えは単純。投機のためなのです!要するに原発に展望があるようにみせかけて投資を募る。建設を歌う企業の株価を吊り上げる。それがバブルのように膨らんだら売り抜く!それで莫大な資金を稼ごうとしているのです。
悪徳です!クリントン政権以前はできなかった経済犯罪です。そのためにあたかも新世代原発に展望があるかのように振舞い、技術的な展望のないものがばんばん宣伝されている。こんなことにけして騙されてはいけない!


マイケル・シュナイダーさん


再生エネルギーが原発を完全に越えている

では投機ではなく、実際のエネルギーへの投資はどうなのかというと、すでに風力と太陽光力だけでも原発を大きく上回っています。ほぼ10倍でこの差は開くばかり。
さらに「革新軽水炉」は建設費が増大し、酷い場合には当初予算の4倍、5倍にもなっていますが、再生可能エネルギーはコストが大きく下がりつつあり、今後もさらに下がっていきます。
実は世界で唯一、原発を推進している中国でもエネルギー投資は再生エネルギーの方が大きくなっている。この傾向はやがて強まるばかりでしょう。

そんな中、日本ではすでに太陽光発電で昼間のピーク時の電力需要を上回る電気ができてしまっていて、なんとそれを捨ててさえいる状態です。しかしそれも蓄電池が発展してきているので、解決の道が見えつつあります。
つまりコスト面でもう原発は再生可能エネルギーに太刀打ちできないのです。だからまともにエネルギーを作ろうとする投資は、原発ではなく再生可能エネルギーに向かっているのです。
繰り返しますがそれでも原発に未来があるかのように叫んでいる人々は、投機で儲けようとしている人々だけ。かつまた核技術がなくなっては困る核兵器産業がそれを後押ししているだけです。そんな人々に騙されてはいけません。



原発はオワコン!これを学び宣伝し脱原発の力を強めよう

いま大事なのは原発が完全に行きづまり、オワコンであることをしっかり学び、宣伝し、脱原発の力を強めることです。
そのためにいま『原発からの命の守り方2024』を読む会を進めています。ぜひご参加下さい。次回は明日2月1日午前10時半から。ZOOMにてです。その次は4月5日(土)開催です。
リアルタイムで参加できなくても、アーカイブ配信を受けることもできます。ぜひご参加下さい。

詳しくはイベントページをご覧下さい。
https://fb.me/e/4XMJg8WvQ
申し込みフォームは以下に
https://forms.gle/m8sgasA8GmPVtJiJ7

『原発からの命の守り方2024』は無料でダウンロードできます。冊子版申し込みフォームも示しておきます。
https://forms.gle/h4cs7qjKyTAQn4837
https://forms.gle/T8EeCkJP4d1wW6Eb9

#原発からの命の守り方 #にょきにょきプロジェクト #マイケルシュナイダー #放射線防護 #原発はオワコン #原発のシェア率は探しっぱなし #原発推進を叫ぶのは投機が目的 #再生エネルギーが原発を越えている #原発新規建設も激減

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明日に向けて(2496)原発推進策は愚かで展望がなく危険なだけ!このことをしっかり学ぼう―『原発からの命の守り方2024』を読む会(2月1日土曜日10時半から)にご参加を

2025年01月24日 23時30分00秒 | 明日に向けて(2401~2600)

守田です(20250124 23:30)

● BOOKを読む会に参加し討論し脱原発の想いを強めていこう!

2月1日土曜日の午前10時半から『原発からの命の守り方2024』の4回目を行います。
今回扱うのは「5 原発推進策は愚かで展望がなく危険なだけ」「6 チェルノブイリ原発事故は終わっていない」です。
とくにこの間、無理で無謀で愚かで危険極まりない老朽炉の再稼働が強行されていることに対し、あらためてみんなでしっかりと、脱原発の想いを強めていきたいと思います。

主催はにょきにょきプロジェクト。ZOOMオンリーの開催です。
参加費は1回1000円。複数回参加の場合は安くなります。

詳しくはイベントページをご覧下さい。
https://fb.me/e/4XMJg8WvQ
申し込みフォームは以下に
https://forms.gle/m8sgasA8GmPVtJiJ7


島根原発再稼働に抗議する!

日本政府はいま、原発推進の道をひた走りだしています。その一環として1月10日に島根原発2号機が再度の営業運転を開始しました。
しかしこの原発は、破滅的な事故を起こした福島第一原発の各炉ととても近い形をしています。いずれも沸騰水型で、過酷事故を起こしたのはいずれもマークⅠ型、島根2号機はマークⅠ改良型です。

そのマークⅠでの大事故、未だにその全体像がつかめていません。それどころか昨2024年2月にNHKが出版した書、『福島第一原発事故の真実』によって衝撃の事実が明らかにされました。
当時、現場が取っていた対応がまったく間違っていたのです。例えば必死に水を入れようとしていたのですが、ある局面では水を入れるとかえって危険だったのです。

ではそのことは教訓として生かせるのかというと否です。水を入れる適切なタイミングを知るためには、水位を知ることが不可欠であるにも関わらず、過酷事故時に壊れない水位計が開発されてないからです。
その点を考えれば、島根原発が同じような過酷事故に至った時にも同じことが起こりうる。いざという時に安全に事故を収める手法など未開発なのです。


守田講演スライドより


原発推進策はまったく展望がない

この島根原発の再稼働に象徴的に表れているのは、今の原発が過酷事故を起こさない保障などないのに、無責任にも動かされている事実です。
実は政府もそれを知っているからこそ「次世代革新炉をつくる」などと言ってます。次世代こそ安全な原発になるというのです。それって「現世代は危ない」ってことです!

では次世代革新炉に展望はあるのか。まったくありません。唯一、現実味がありそうなのが「革新軽水炉」で、すでに世界で何基か作られていますが、当初予算の4倍、5倍もかかってしまってまったく経済的に成り立ってない。
しかもそのうちの一つが中国で深刻な事故を起こしています(全貌は隠されていますが)。つまり革新的でもなんでもないのです。相変わらず危ないのです。

他に可能性のあるものなどない。そもそもすべて古くからあるアイデア。安全性や経済性の観点から捨てられてきたものばかり。
その点では現在の軽水炉が最進化型なのです。そしてそれがメルトダウンしてしまうのです。要するに安全な原発は作れなかった。だから終えるべきなのです。


守田講演スライドより


チェルノブイリ原発事故は終わっていない

次に読み解くのはチェルノブイリ原発事故の今です。端的に言ってものすごい健康被害が起きています。
実はかつてウクライナ政府はこのことを世界に向けて発信したのでした。2011年4月に発刊された『ウクライナ政府報告書』によってでした。この時、NHKが実に丁寧にこの事実を追いかけ、NHKスペシャルで報じてもいます。

この報告書はその後、西側諸国によってさんざんに叩かれてしまいました。それだけでなく2014年2月に「マイダン政変」と言われるクーデターが起こり、この報告書を出した政府そのものが倒されてしまいました。
これに東部の諸州の人々が反発したことに対し、ウクライナ新政権は軍隊を派遣。するとロシアが東部の人々への軍事支援を開始し、事態は内戦へと発展してしまいました。現在のウクライナ戦争はその先で起きたものです。

背景にあるのはチェルノブイリ原発事故による健康被害の蔓延、深いダメージ。その癒しが必要なのです。これらの点をみんなでしっかり学びたいです。



『原発からの命の守り方2024』をゲットして下さい

パンフレットは無料でダウンロードできます。冊子版申し込みフォームも示しておきます。
https://forms.gle/h4cs7qjKyTAQn4837
https://forms.gle/T8EeCkJP4d1wW6Eb9

それではみなさん。
2月1日(土)午前10時半にZOOMでお会いしましょう。

#原発からの命の守り方 #にょきにょきプロジェクト #放射線副読本すっきり読み解きBOOK #放射線防護 #原発はオワコン #福島第一原発事故の真実 #注水がメルトダウンを促進させていた #13年経ってようやくわかった真実 #過酷事故になったら安全など確保できない

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明日に向けて(2495)核と戦争のない未来にどう歩むのか 各地で講演します(25日高梁市、26日米子市、2月1日zoom企画、2月2日伏見歴史散歩)

2025年01月21日 17時00分00秒 | 明日に向けて(2401~2600)

守田です(20250121 17:00)

1月25日岡山県高梁市 ノーベル賞のその先をいかに目指すのか

この日のタイトルは「日本被団協のノーベル賞のその先に歩みを進めるために」です。
この間、述べてきたように、私たちは広島・長崎の被爆体験を大きな礎としつつ、さらに前に進む必要があります。
ウラン鉱を掘らされてきた世界の先住民の方たち、ビキニ環礁をはじめ核実験の被害者、スリーマイル島やチェルノブイリ原発事故など、各国の核施設事故被災者、そして福島原発事故で生まれた新ヒバクシャ。

私たちはこの地球上に生きている限り、このどれかの被害、被爆(被曝)を必ず受けています。複合的に幾つも受けてしまっている場合もある。
そんな中でどう核なき未来を目指すのかを語ります。

1月25日(土)14時から16時
高梁市文化交流館3階講座室にて 参加費無料

お問い合わせ
県労高梁 0866-22-5360
高梁平和・人権・環境労組会議 0866-22-4467


1月26日鳥取県米子市 100ミリシーベルト安全論のウソを暴く 

タイトルは「屋内退避も避難もできない・・・原発からのいのちの守り方 100ミリシーベルト安全論は本当ですか?」です。
鳥取県のお隣の島根県では、長い間止められていた島根原発が再稼働したばかり。
その際、「100ミリシーベルトまでは安全だ」などの暴論が打ち出されました。

今回の講演では、実際にはものすごく危険な原発を「安全だ」と騙すために流されているさまざまな言説へのきちんとした批判を行います。
このことなどを軸に被爆(被曝)と健康影響についてじっくりとお話します。

1月26日(日)14時から16時
鳥取県立武道館2階会議室にて 資料代500円
主催 原子力防災を考える県民の会 お問い合わせ 080-6173-1318(山中)


2月1日(土)zoom開催 「原発からの命の守り方2024」を読む

守田作成のパンフレット『原発からの命の守り方2024』の「5 原発推進策は愚かで展望がなく危険なだけ」「6 チェルノブイリ原発事故は終わっていない」を読んで討論してみんなで内容を深めます。
とくにいま進められている原発推進策がいかに愚かで展望がない道なのかをお話します。これを聴いていただければ、この道が破綻必至であることが分かります。
だからいつか必ず行き詰るのですが、問題はこのままでは過酷事故が再び起きてしまう可能性がきわめて高いこと。止めなくてはいけない。

これらの点を実際の各原発に関する分析と、チェルノブイリ原発事故の教訓などをおさえることで学びます。

2月1日(土)午前10時半から午後1時
ZOOMにて開催
主催 にょきにょきプロジェクト

イベントページと申し込みフォームは以下に
https://fb.me/e/4XMJg8WvQ
https://forms.gle/m8sgasA8GmPVtJiJ7


2月2日京都市伏見 京都市歴史散歩4回目 軍都だった京都を歩きます!

講演でなく京都を散歩をしながら学ぶ企画です。
今回は「京都と戦争 旧陸軍第16師団を訪ねる」―守田敏也さんと歩く京都の隠れた歴史散歩➃というタイトル

第二次世界大戦の終結まで、京都は軍都であり、伏見一帯に陸軍の大きな基地、演習場などがありました。かなり広大でした。この一端を歩いて周ります。
集合は、いまも第一軍道、師団街道などが近くにある京阪電車「龍谷大前深草」駅改札前。
2月2日(日)午前10時30分スタートです。
参加費無料ですが、ガイド料として1000円程度のおひねりをお願いしています。(任意です)

悪天候などでの開催可否のお問い合わせは以下に
竹内 090-1912-8849 (当日8時~9時)

主催は京都文連
お問い合わせ、お申し込みは電話075-231-3730 FAX075-211-7855 当日ギリギリまで受け付けます。
メールの場合は守田morita_sccrc@yahoo.co.jpまで

みなさま。お近くでの企画やzoom企画にぜひご参加下さい。

#ノーベル平和賞のその先に #100ミリシーベルト安全論のウソを暴く #原発からの命の守り方2024 #京都歴史散歩 #陸軍第16師団 #歩兵第9連隊 #高梁 #米子 #伏見 #戦争と平和

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明日に向けて(2494)被爆(被曝)の新しい理解・病悩の解決の可能性について三田茂医師講演を読み解いて学ぼうー明日1月20日月曜日第1回開催

2025年01月19日 23時00分00秒 | 明日に向けて(2401~2600)

守田です(20250119 23:00)

● 三田茂医師講演を読み解く会にご参加を

表題の企画を全3回で行います。ぜひご参加下さい。
第1回は明日1月20日(月)午後6時半から8時半まで。京都西院のラボール京都とZOOMでのハイブリッドで開催です。
2回目は2月17日(月)、3回目は3月10日(月)、同じ時間でハイブリッド開催します。
全3回にわたって守田敏也がチューターを務め、活発に討論も行って内容を深めます。

お申し込みは以下から
https://forms.gle/oq4dv8tVkdUvN4e28

なお、参加費として任意の投げ銭をお願いしています。
イベントページもご紹介しておきます。以下をクリックして下さい。
三田茂医師講演を読み解く会第1回


学ぶのは被爆(被曝)の新しい理解・病悩の解決の可能性についてです。

三田医師は東京の小平市から岡山市に避難移住された内科医です。
福島原発事故後、小平市を中心に東京でさまざまな体調悪化が起きたことに対し、4000人の血液を測って白血球の中の好中球が軒並み減っていることを把握。
その後、さまざまに明らかになってきた「病悩」に『能力減退症』という名をつけて治療を試みてきました。

その内容を文春が取材し、オンラインで記事にしてくれています。
分かりやすいのでまずはこれをご覧下さい。
物忘れがひどくて、疲れやすい。最近ふえている「能力減退症」とはどんな病いか 文春オンライン

 

● 首都圏で中電病(なかでんびょう)が進行中

あれから6年、こうした症状はさらに広がっています。そんな中で「中電病」が起きているという記事が出ました。以下をクリックして下さい。

電車のオーバーランがなぜか多発 中央・総武線の中野電車区、3年で40件 運転士の間では「中電病」とも:東京新聞デジタル

有料記事なので全部は読めないかと思いますが、リードだけでも大事なことが分かります。中央・総武線各駅停車を運行する「中野電車区」で、運転士が体調不良でオーバーランした後に乗務中断するケースが、過去3年間に約40件も起きているというのです。
記事の小見出しに「記憶あいまい」「意識もうろう」「視界がぼやけた」とありますが、これらはみな「能力減退症」に極めてよくある症状です。

● 三田医師を招いた京都講演 驚きの内容が語られた

三田さんはこうした事態に対応を続けてこられました。僕も折に触れてそれを多くの方に伝えてきましたが、なんとこの間、この首都圏などで起きていることと、被爆二世・三世の身体に起こってきたことが大きく重なっていることが見えてきたのです。

というのは僕も参加する京都「被爆二世・三世の会」も、福島原発事故後、独自に被爆(被曝)による被害を明らかにしようと被爆二世・三世の健康調査アンケートを進めてきました。特に2回目で私たちは、被爆二世100人以上にアンケートを行い、それぞれの身体に起きてきた「病悩」について、詳しく把握しました。そうして昨年初春に『被爆二世・三世健康調査アンケート報告書』を出版したのですが、それを三田さんに送ったら、こんな言葉が返ってきました。

「新ヒバクシャとの類似性、共通性に驚いた」「かなりの高率で治療できる、症状を軽くできるという確信を得た・・」

なんと「福島原発事故の被災者=新ヒバクシャの身体に起きていることと、極めて似た症状が並んでいる。それなら自分は治療できる」というのです。それならもうその確信を話して頂こうと京都にお呼びすることにし、実現したのがご紹介した講演会でした。その結果行われた講演がこれです。以下をクリックすると動画に飛べます。

三田茂医師講演 「原爆ぶらぶら病」と『能力減退症』=被爆者と『新ヒバクシャ』その類似性、共通性ー被爆・被曝の新しい理解・病悩の解決の可能性

三田さん。このために100人のアンケート回答を、それぞれ10回以上、読み込んで下さいました。そしてまるで一人一人を診察するように、丁寧に、アンケートに書かれていることにお答え下さったのです。
そこにはとても深い知見が盛り込まれていました。しかし「あまりに豊かな内容なので、充分に理解しきれている自信がない。ぜひ学習会を行ってみんなで深めたい」という声が起こり、それで今回の読む会を行うことにしました。

だからこれは二世に起こったことの紐解きであると同時に、いまリアルに福島原発事故での被爆(被曝)で起きていることの解き明かしでもあるので、よりたくさんの方にお聴き頂きたのです。ぜひご参加下さい。


●  講演の全文文字起こしファイルを公開します。また参考になる動画もご紹介します

今回、こうした学習の資料として、三田講演の全文文字起こしファイルをご用意しました!
こちらから入手できます。無料公開していますが投げ銭をして頂けるとありがたいです。
https://forms.gle/tokcVB9LLPDh2ME69

また守田が日本被団協のノーベル平和賞受賞のことから、三田医師の行いまで述べた動画も参考にされて下さい。
すでに何回もご紹介しているものですが、とても分かりやすく話せたと強く自負しているので、ご覧になって頂きたいし、シェア拡散もお願いしたいのです。以下のバナーをクリックすると動画に飛べます。

日本被団協のノーベル平和賞受賞を機に考え行動する 今こそ原発ゼロをめざして

この講演で使用したパワポのPDFを無料公開しています。以下からお申し込み下さい。
https://forms.gle/NceaWhU6y8fqJacS8

それではみなさま。ラボール京都にてzoomにて、お会いしましょう!

#三田茂 #新ヒバクシャ #能力減退症 #京都被爆二世三世の会 #被曝二世三世健康調査アンケート #文春オンライン #三田茂医師講演読み解き会 #被爆被爆の新しい理解 #病悩の解決の可能性 #ノーベル平和賞

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明日に向けて(2493)新たなるAtoms for peaceに立ち向かおう-大嘘つきの原子力マフィアにご用心

2025年01月18日 23時30分00秒 | 明日に向けて(2401~2600)

守田です(20250118 23:30) 

Atoms for peace

「米国は、軍事目的のための核物質の単なる削減または廃絶以上のものを求めるだろう。この武器を兵士の手から奪うだけでは不十分です。それは、その軍事薬莢を剥ぎ取り、それを平和の芸術に適応させる方法を知っている人々の手に委ねられなければなりません。」
このスピーチをご存じでしょうか?これは米国のアイゼンハワー大統領が1953年12月に国連総会で行った演説です。“Atoms for peace”「平和のための原子力」というタイトルで語り継がれています。原文はIAEAの以下のページからご覧になれます。
https://www.iaea.org/about/history/atoms-for-peace-speech

スピーチではこんな言葉も続いています。
「米国は、もし核軍備増強の恐ろしい傾向を逆転させることができれば、この最大の破壊力を全人類の利益のために大きな恩恵に発展させることができることを知っている。米国は、原子力エネルギーによる平和的な電力が将来の夢ではないことを知っています。
すでに証明されている能力は、今日ここにあります。もし世界中の科学者や技術者が、自分たちのアイデアをテストし発展させるのに十分な量の核分裂性物質を持っていれば、この能力が急速に普遍的で効率的かつ経済的な利用に変わることを、誰が疑うことができるでしょうか。」

つまり「核軍備増強の恐ろしい傾向」を逆転させて、原子力発電を増進させるというのです。しかし実際の狙いは、世界の人々の核戦争への恐怖、とくにヨーロッパが核戦争の舞台になるのではという欧州の人々の大きな不安を慰撫しつつ、核戦略の増進を図ることにありました。
これは旧ソ連が1949年8月に同国初の核実験を成功させ、米国による核兵器の独占体制が崩れたこと。さらにこれに触発された米国が1952年11月に初の水爆実験を成功させたものの、1953年8月に旧ソ連が水爆実験成功を発表する中でのことでした。(実際にはソ連の水爆は1955年11月に初めて実験に成功)


国連総会で演説するアイゼンハワー米国大統領 守田講演スライドより


「平和のための原子力」といいつつアメリカは核兵器を増産した

この演説は「プロジェクト・カンドール」と題された広報キャンペーンの一環でした。米国が「情報に通じた慎重な一般市民」の育成を目指して仕組んだ心理作戦でした。
それまで秘密のベールに包まれていた核兵器体系の情報の一部を積極的に公開しつつ、軍拡競争に費やす巨額の予算に対する米国民の「理解」を得ることを目指したものでした。

アトムズ・フォー・ピース・キャンペーンは、この作戦の一環で、米国だけでなく世界の人々に「米国が戦争よりも平和に関心を持っている」と思わせることを目的とし、このもとにIAEAなどが生み出され、原発推進の流れが作られました。
そしてそれと当時に、核武装はより激しく進められたのでした。アメリカは1954年3月~5月にマーシャル諸島ビキニ環礁で、水爆ブラボーなどによる6回の核実験を強行。太平洋の島々の人々や第五福竜丸など1000隻近くの日本の漁船の乗組員などを被爆(被曝)させました。

アイゼンハワーはソ連を圧倒する報復体制を作り出すことこそ「アメリカの平和の道」だと考え、核兵器保有量も1005発からなんと20000発にまで拡大させました。
「原子力の平和利用」を語りつつ、核弾頭の数も飛躍的に増進させていったのが実際に行われたことだったのです。


米国はその後も核実験を繰り返し強行 世界中の人々を被爆させた 守田講演スライドより


核兵器製造のためのウランの濃縮を続けるため原発が必要だった!

ここにはもう一つの重大なカラクリがあります。そもそもアメリカは広島・長崎への原爆攻撃を通じ、核兵器をより経済的に作るためには、原子炉の中でウランを核分裂させながらプルトニウムを作り出し、それで原爆を作ることが良いことをつかんでいました。
しかし核分裂連鎖反応は掘り出したウランの中の核分裂する部分(ウラン235)の濃度を高めなくてはならない。ウラン濃縮ですが、これがなされないと核爆弾製造には至らない。

ところが濃縮には大変なコストがかかります。しかしそうしてコストをかけて作った濃縮ウラン、そこから作ったプルトニウムは核実験以外では使用できず、それほど「消費」できない。それではウラン濃縮工場が経済的に運営できなくなってしまうのでした。
実はそれではじめられたのが原子力発電所だったのです。拡大もそのためです。つまり濃縮ウランの使用先の確保、需要の創出として必要不可欠とされたのです。

だからこそ「原子力の平和利用」のもとでこそ、核武装の強化、核弾頭の拡大は可能だったのでした。原子力発電は核兵器開発の隠れ蓑であるとともに、ウラン濃縮を可能とするための必須のものとしても編み出された。だから核兵器をなくすためにはウラン濃縮をやめさせ、原発をなくすことが必須なのです。
そうすれば絶対に核兵器は作れなくなります。この重大な点から人々の視線をそらし、核兵器を維持するたねにAtoms for peaceキャンペーンが生み出されたことをしっかりみすえましょう。大嘘付きの原子力マフィアの騙しを打ち破りましょう。


「平和のための原子力」発言(1953年12月)以降、米国は核兵器保有数を大幅に拡大
ブログ「核情報」http://kakujoho.net/ndata/nukehds2015.html より


核なき未来をたぐり寄せるためにともに学ぼう

核と放射能と被爆(被曝)をめぐるこうした嘘を見破るためには、学びを深めることが必須。そのための学習会を連続開催中です。
その一つが京都「被爆二世・三世の会」で行って来た『被爆二世・三世健康調査アンケート結果報告書』を、福島原発事故で「新ヒバクシャ」に「能力減退症」が起きていることを解明し、治療してきた三田茂医師が読み解いて解説した講演の記録を読み解く会です。
1月20日(月)18時半から20時半まで 京都市西院のラボール京都とZOOMのハイブリッド開催。主催は京都「被爆二世・三世の会」です。

もう一つは守田が原発の抱える危険性を端的に説いた『原発からの命の守り方2024』を読む会の第4回目。今回は「5 原発推進策は愚かで展望がなく危険なだけ」「6 チェルノブイリ原発事故は終わっていない」を読んで討論してみんなで内容を深めます。
こちらは2月1日(土)午前10時半から午後1時まで。ZOOMによる開催。主催はにょきにょきプロジェクトです。

それぞれの申し込みフォームとイベントぺージを記しておきます。ぜひご参加下さい。

三田茂医師講演を読み解く会 第1回 1月20日(月)18時30分から
https://fb.me/e/czkaApTZu
https://forms.gle/oq4dv8tVkdUvN4e28

『原発からの命の守り方2024』読む会第4回 2月1日(土)午前10時半から
https://fb.me/e/4XMJg8WvQ
https://forms.gle/m8sgasA8GmPVtJiJ7

#Atomsforpeace #平和のための原子力 #アイゼンハワー #原爆 #水爆 #核兵器 #原子力の平和利用 #原子力マフィア #ウラン濃縮 #原発を止めてこそ核兵器は作れなくなる

*****

核なき未来に向けた歩みを強めるために、カンパで活動をお支え下さい!
振込先 ゆうちょ銀行 なまえ モリタトシヤ 記号14490 番号22666151

paypalからもお支払いできます。自由に金額設定できます。
https://www.paypal.me/toshikyoto/1000

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明日に向けて(2492)「学ぼう国際人権」「人権と思いやりは別物」-藤田早苗さん講演会にご参加を!(1月12日日曜日京都市、13日祝月神戸市垂水区にて)

2025年01月11日 18時00分00秒 | 明日に向けて(2401~2600)

守田です(20250111 18:00)

藤田早苗さんを明日12日京都にお招きします 明後日13日神戸市でもあります! 

すでにお知らせしましたが、藤田早苗さん講演会を1月12日に開催します。前日になったのでもう一度、ご案内します。
「学ぼう国際人権 私たちの力を高めるために 災害が起きたら?環境が壊されたら?差別されたら?」のタイトル

14時30分開催。17時まで(チラシには16時半までとなっていますが少し伸ばします) 
京都弁護士会地階大ホールにて 京都地方裁判所そばにあります。
申込要 https://bit.ly/3zYIt6B 但し当日飛び入り参加もOKです。
参加費 500円

主催は「国内避難民の人権に関する国連特別報告者による訪日調査を活用する会」ちなみに僕はその副代表を務めています。当日も司会を担います。
以下からチラシとイベントページがご覧になれます。
https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/c1/f1a60f85a7e4990757a95f2162c5b202.jpg
https://fb.me/e/4MCoi83kA

翌日13日には神戸市垂水区でも藤田さん講演企画が入っています。
「藤田早苗さん講演会 人権と思いやりは別物 人権は自分のこと」のタイトル

13時30分開催16時45分まで
神戸市の垂水文化センター多目的ホールにて
垂水区役所のある建物の3F

主催は「たるみから人権を学び発信するネットワーク」 初企画だそうです。
以下からチラシがご覧になれます。
https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/23/f2b5631233fa32155b2607d6627bd80c.jpg


『武器としての国際人権』をお読み下さい

藤田早苗さんは2022年12月に著書『武器としての国際人権』を上梓されました。
会場にお越し頂き、講演を聴いた上でぜひこの書を購入し、学習を深めて欲しいと思います。とても豊富です。
今回の講演会開催に向けて、僕も再読していますが、とてもインパクトがあり、分かりやすい。

冒頭にたるみの企画のタイトルになっている言葉が出てくる。「第一部国際人権とは何か」の第一章です。「人権とは?―「思いやり」と「人権」は別物だ」
まずここからとても重要。日本ではしばしば人権のことが「思いやり」のことと誤解されているからです。
どういう方が誤解しているのかというと、例えば学校教員や社会教育の担当者がそうだという。大阪市立大学(大阪公立大学所属)の阿久澤麻理子教授が1999年から2000年にかけてこれらの方1736人をアンケートしたところ、その多くが人権を思いやりなどと同一視していたそうなのです。

そうではない!人権について国連の人権高等弁務官事務所は次のように説明しているそうです。
「生まれてきた人間すべてに対して、その人が能力を発揮できるように、政府はそれを助ける義務がある。その助けを要求する権利が人権。人権は誰にもある」。
つまり人権の実現には、政府が義務を遂行する必要があるわけです。

ところが「政府に義務があること」が日本では知られていないことを藤田さんは痛感してきたと言います。それはそうした教育がきちんとなされてない結果であるわけですが、その要因を藤田さんはこう分析しています。
①政府も自ら人権実現の義務があることを知らない、または知っていても自分の責務に触れたくないから。②人々が自分の権利について主張するようになると政府に都合が悪いから。➂ ①と②の両者。
全くその通り!!そして「政府の義務」を具体的に規定しているのが各種の国際人権条約なのです。

さてここまで藤田さんの書の冒頭のわずか10ページの記述内容をご紹介しましたが、これだけでも目から鱗が落ちる思いをされる方がおられるのではないでしょうか。
そうです。私たちはきちんと「人権とは何か」ということを教えられてきていないのです。学べていないのです。でも反対に言えばここを学べば強くなれる。政府が都合が悪くなる。だから賢く強くなってしまいましょう!
藤田さんはこの点を日本社会の中に広めるために、この書を上梓し、講演で駆け巡られています。だからぜひ学びに来て下さい。あなたのため。あなたの愛する人のため。いや愛してない人のためにも。みんなでみんなの人権を守らなくっちゃ。

 



藤田さん、各地を駆けまわられています!ぜひお近くの会場へ

藤田さん、今年も精力的にあちこち駆け回られています。1月2月も本日11日の大阪市講演を含めて10カ所も周られます。
この講演で藤田さん、カンパも訴えて活動資金も集められています。なので学びにいって同時にカンパでこの活動を支えて下さい。
支えて一緒に国際人権を広める活動の一端を担いましょう!!

藤田さんの今後の活動についての詳しい情報が以下のサイトに載せられています。

『思いやり』と『人権』はどう違う?藤田早苗さんが2024年11月-2025年2月全国各地を講演
https://note.com/ombuds/n/n01c0c4f5120e

開催日と場所だけ抜き書きしておきます。主に西日本にてですが、最終日の2月21日に東京でもお話されます。

1月11日(土)  大阪市
1月12日(日)  京都市
1月13日(月祝) 神戸市
1月18日(土)  香川県丸亀市
1月19日(日)  鳥取市
1月25日(土)  愛媛県愛南町
2月1日  (土)  鹿児島市
2月7日  (金)  福岡県弁護士会
2月8日  (土)  福岡県春日市
2月21日(金)  東京都新大久保

それではみなさま。各会場で藤田さんとお会い下さい!

#藤田早苗 #国際人権 #学ぼう国際人権 #国連人権理事会 #国内避難民の人権に関する国連特別報告者による訪日調査を活用する会 #ジュネーブ #セシリアダマリー #国内避難民

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明日に向けて(2491)企画「京都と戦争 旧陸軍第16師団を訪ねる」―守田敏也さんと歩く京都の隠れた歴史散歩➃にご参加を(2月2日午前10時半京都市)

2025年01月08日 23時30分00秒 | 明日に向けて(2401~2600)

守田です(20250108 23:30)

歴史散歩伏見パート2を行います

すでに3回行って来た「京都の隠れた歴史散歩」の第4回目を行います。


第1回・若王子山の同志社墓地(クリスチャン墓地) 第2回・霊山護国神社 第3回伏見(全国初の市電や発電所跡など)と続けてきた散歩の続きです。
今回も伏見を訪れますが、焦点にあげるのは旧日本陸軍第16師団の名残り。

このため第一軍道、師団街道などが近くにある京阪電車「龍谷大前深草」駅改札前に集います。
2月2日(日)午前10時30分スタートです。
参加費無料ですが、ガイド料として1000円程度のおひねりをお願いしたいです。解散前に集めます。(任意です)

悪天候などでの開催可否のお問い合わせは以下に
竹内 090-1912-8849 (当日8時~9時)

主催は京都文連
お問い合わせ、お申し込みは電話075-231-3730 FAX075-211-7855 当日ギリギリまで受け付けます。
メールの場合は守田morita_sccrc@yahoo.co.jpまで


軍都だった京都を探索する

この企画のサブタイトルは「知ってるようで、実は知らない京都を訪ねよう!」ですが、今回掲げたのは「実はこの町はビックリするほどの軍都だった!」です。
陸軍第16師団本部があったのは、現、聖母女学院。軍事拠点をいまは愛と祈りを教える場に見事に塗り替えておられます。

龍谷大学の敷地もかつては陸軍の土地でした。この一帯がかなり大きな軍用地だったのです。
以下に地図を示します。なお萩原寿樹さんが書き込みをして下さいました。

ちなみに第16師団には歩兵大隊が4つありました。第9連隊(京都)、第20連隊(福知山)、第33連隊(津)、第38連隊(奈良)でした。
このうち第38連隊は、1941年第29師団に編入されて満洲にいた関東軍と合同。その後、グァムに上陸し1944年7月にほぼ全滅しています。この時、生き残って戦争を続け、1972年に発見されたのが横井庄一軍曹でした。
これらの部隊は中国各地に侵略して殺戮を続けました。その後、第38連隊をのぞく3つの部隊と工兵連隊、騎兵連隊など第16師団各隊は、フィリピンでもバターン攻略戦などに加わった後、1944年4月に同じくフィリピンのレイテ・サマール島に投入されました。その時の数は18,608人。秋のレイテ決戦などでそのうち18,028人が戦死。生き残ったのはわずか580人、生存率3%でした。

今回の事前調査の中でその9連隊にまつわるこんな戯れ歌があったことを知りました。
「またも負けたか8連隊、それでは勲章9連隊(くれんたい)」。後者は勲章をくれないよ、もらえないよという意味です。

第8連隊は大阪を中心とした部隊、第9連隊は京都伏見の部隊で、この戯れ歌は戦前からあったそうです。伏見で育ったある方は戦後にもこれを大人たちが口にしているのを聞いたことがあるとか。
では実際にはどうだったのかというと、双方の部隊は共に猛々しい部隊で、中国をはじめ、アジア各地の戦場で暴れまわった部隊でした。それなのになぜこんなフレーズが流行ったのか。そこを掘り下げてみると、かなりいろいろなことが見えてきました。この点、さらに調査を進めて当日にお話します。乞うご期待です。


陸軍墓地から第16師団跡地を周る

この日、まず訪れるのは深草墓苑(京都陸軍墓地)です。(地図の中に赤丸で示したところです)。ここには第9連隊の碑などがありますが、墓苑の奥の奥に日露戦争の戦没者の慰霊碑がある。それが異様な形で建っています。軍隊の階級差がそのまま表されています。
ただしかなり奥なので当日は、第9連隊の碑だけを訪問し、その場で奥にある碑のことを写真で説明します。

その後、下ってきて第16師団司令部の他、騎兵20連隊の碑などを見学します。
龍谷大前深草駅から藤森駅付近への歩きますが、もともと藤森駅は「師団前駅」と呼ばれていました。この付近にはいまも「師団橋」が残っていて、橋げたに陸軍を象徴する五芒星が刻印されていたりします。

実はすでに2度ほど、調査を行っています。1回目は聖母女学院にお願いして、旧第16師団司令部の中を見学させて頂きました。
2回目はこの付近の喫茶店に集まり、2時間半もこの付近一帯のことを学習。 (チューターは萩原寿樹さん)。いわば当日の図上予行演習をし、少しですが当該地域を車で走りもしました。


旧第16師団司令部ー現聖母女学院を訪れて 企画を準備している伏見探検隊の仲間たちと 左端が萩原寿樹さん

その時知ったのは、戦後にこの辺り一帯にたくさんの公共施設が作られたこと。大学など教育機関も多い。顕著なのは聖母女学院で、そこに戦後に伏見の方たちが、旧軍都を愛と民主主義の輝く街へと変えてきたことが分かりました。
だから軍事拠点だったこの場は、戦後民主主義の息吹を感じられる場でもあります。

しかしそれでもこの一帯にはどこか暗い影もあるように思えてなりませんでした。それは18,600人も出撃して580人しか返ってこなかった悲しみがあるからではないか。愛する人のもとに帰れず、あるいは愛する人を奪われた悲しみと怨嗟が残っているからではないか。
だとしたら慰霊をしたいけれど、ただただそれは、この町をより平和で豊かな町にすることによってのみ、なされるように思われます。今回の歴史散歩も、そんな歩みの一つにしたいものです。

みなさま。ぜひご参加下さい。(可能であればLIVE配信も行います)

#京都と戦争 #陸軍第16師団 #歩兵第9連隊 #聖母女学院 #師団街道 #第一軍道 #レイテ決戦 #サマール島 #騎兵20連隊 #京都陸軍墓地

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