ぶらり町めぐり&御朱印

町を歩くのが好きだ。特に御朱印集めに熱中した。年齢を重ね、段々と体力が落ちてきたが、もう少し頑張りたい。

「ある殺し屋の鍵」(森一生)

2016年05月17日 19時27分10秒 | 映画
1967年の作品。前作の「ある殺し屋」とは無関係。市川雷蔵は表向きは踊りの師匠、裏では殺しを請け負う。

前作に引き続き、宮川一夫のカメラが魅力である。前作ではブルーが基調だったが、今回は赤を目立たせている。

1967年というと、大映も斜陽が甚だしく、製作費も限られていたはずだ。ということで、セットもどこかチープに見えるが、これは製作費の安さを意図的に利用したもののように思える。抽象的であり、リアリティにかけるところがある。

ある意味、これは表現主義的なセット・構図を目指したものではないだろうか。

映画を見終えて題名を改めて思う。この題名に意味が込められている。

ラスト、立ち去っていく市川雷蔵の後姿は、こういうフィルム・ノワールものにつきものの主人公のやるせなさを感じさせるものだ。

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御朱印日誌 平成16年 湯島聖堂

2016年05月17日 09時06分47秒 | 雑感
湯島聖堂は寺院でも神社でもない。孔子を祀る聖堂である。ここで御朱印がもらえるとは思っていなかったが、ネットでもらえることを知った。

平成16年6月27日。湯島聖堂へ行く。御茶ノ水駅から聖橋を渡ればそこが湯島聖堂である。








もちろん孔子像がある。



神社の拝殿にあたるものが大成殿である。賽銭箱まである。湯島天神と並び合格祈願が多いのだそうである。絵馬も売っている。







御朱印は事務室でもらう。事務仕事をしている人に頼むわけで、寺院や神社でもらうのとは勝手が違う。

御朱印待ちの間、外に出ると、先生と弟子という間柄の人たちが記念写真を撮っていた。漢文学の研究会だったのだろう。何か、雲上人の世界に住むような人たちだった。ビジネスとは無関係、金銭とも無関係だろうから、人間の出来が違ってくる。礼儀正しく、品がある。でも、ビジネスの世界では生きていけそうもない。

こういう人たちもいるのかと思った。全員カネまみれでは世の中、つまりませんよ。色々な人たちがいた方がいい。

<御朱印>


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