今宮神社参拝後、わら天神宮を訪れる。バスで金閣寺へ行く途中、この神社の前を通ることがあるが、普通の観光バスは立ち寄らない神社である。
わら天神宮は通称で、正式には敷地神社という。「天神」というと、菅原道真を祀っているように錯覚するが、ここの祭神はコノハナサクヤヒメである。
「天神」は天神地祇の「天神」からきている。天の神様のことをいう。地祇は地の神様だね。天神地祇は、天津神と国津神のことだが、神話マニアは別として、深く考える必要はないと思う。
古来より、稲わらで編んだ籠にお供え物をしたという。やがて、抜け落ちたわらを安産を願う妊婦さんが持ち帰るようになった。やがて、わらを切り取り、安産の御守として授与するようになった。わら天神宮と言われるようになった所以である。
社殿。
<御朱印>