回向院を参詣した後、総武線で両国から御茶ノ水まで行き、地下鉄千代田線に乗換えて湯島駅で下りる。
第7番札所の心城院は湯島天神の階段下にある。日の当たらないような気の毒な場所にあるように思える。
湯島天神との関係で云えば、もともとは湯島天神の別当寺だった。江戸時代の三十三観音霊場でも第7番で、湯島天神喜見院といい、湯島天神の境内にあった。
明治に神仏分離令で結果、現在地に移されたものである。右が心城院、階段上が湯島天神である。位置関係を云えば、神社が必ず上に位置し、寺院は下になる。神社の方がエラいのだ。
本尊は歓喜天で、湯島の聖天さんと呼ばれている。
心城院の住職さんは深大寺の住職さんを兼ねているので、めったにここにはいないという。御朱印は書き置きである。