遠江一宮駅から天浜線で掛川駅に戻る。掛川駅の東海道本線側はは木造で珍しい。
掛川駅から事任(ことのまま)八幡宮へ向う。バス便はあるが、本数が少ない。行きはタクシーで、帰りはバスを利用する。
事任八幡宮は遠江國一の宮だが、小國神社と比べると境内は狭い。読み方が難しい。
平安時代から京の都でも知られた社で、清少納言は「枕草子」で”ことのままの明神”と記している。鴨長明も”ことのままの社”と書いている。
京の都から東国へ下るときの難所の一つだった中山峠の手前にある。
主祭神は、己等乃麻知比売命(ことのまちひめのみこと)である。その後に八幡神が合祀され、八幡宮となった。己等乃麻知比売命は言霊(ことだま)の神様である。願い事がそのまま叶う、ということだ。
これから考えると、”言の儘”という漢字を充てた方がいい気がする。