紅葉の九品仏(浄真寺)へ行く。東急大井町線の九品仏駅で下りる。参道は目の前である。
九品仏は紅葉の人気スポットである。平日の昼間にかかわらず、人出は多かった。
まだ色付いていないものもあり、全体、斑模様だが、それが良かった。
本堂。浄土宗の寺院だが、本尊は釈迦如来。九品仏の由来となった阿弥陀堂は、上品堂、中品堂、下品堂と三つのお堂がある。上品堂、中品堂、下品堂にそれぞれ三つずつ、阿弥陀如来像が収められているので、3×3で全部で九つの阿弥陀如来像がある。これが九品仏の由来である。
ご朱印は、「五劫思惟」とある。阿弥陀如来が四八願をたてるとき、長時間考えたことを意味する。五劫の「劫」とは人間世界の4億3200万年のことである。五劫だから、21億6千万年、思惟したということだ。インド人の時間観念は、こういうものらしい。