こちらは、福井大学教授、小児神経科医の友田明美先生が書かれた マルトリートメント(不適切な養育)に関する本です。
平たく言うと、子供に対する虐待と脳の萎縮に関する本です。
虐待と言うと、身体的虐待、性的虐待、ネグレクトなどが思いつきます。どの虐待も、子供の心身へのダメージは相当で、大人になってかも心にしこりを残してしまう相当な罪です。 私には関係ないわ。。と思いそうな内容かもしれませんが、この本で衝撃的なのは、言葉による虐待。 心無い叱責や悪口、子供の前での夫婦喧嘩や口論。どの家庭でも、親でも一度は ああ。。思い当たる。。と日常的についやってしまいそうな事が、脳の萎縮と関わっているという警告を伝えている本です。
子供のためと思って、きつく発言した事が、子供の脳へ知らず知らずにダメージを与えている。。
つい、イラッとして、夫婦で口論してしまった事が、子供の脳へ知らず知らずにダメージを与えている。。
せっかく、聡明なあなたのお子さんが、そんな日常の些細な事で、脳にダメージを与えられてしまっていたら。。。読んでみる価値ありですよ。
親に限らず、子供達と関わるお仕事をされている人も一読おすすめです。