☆My Everyday Life in Canada☆

カナダに来て18年。2人の子供達の成長記録やカナダの幼児教育など梅ちゃんからの日常エピソード色々☆

自分の気持ちを知ること

2022-12-28 | 子供の発達関連
自分自身が起こしている虐待の連鎖を止めるのに必要な事の1つは、大人自身がまず自分の内側にある気持ちを認識し、特にネガティブな感情を抱いた時に どうやってその気持ちを消化するか。適切に表現するか。
その方法をいくつか習得しておく事がとても大切。どうにかしたいけど方法がわからない方は、アンガーマネージメントやマインドフルネスなどを勉強されるといいです
地域コミュニティなどに そういった関連のコースがあるところもあるかもしれません


このビデオの中で、アメリカの精神科医 Bruce D. Perryさんがおっしゃっています。 

ビデオには虐待を受けた子達の脳への影響、周囲の大人達ができるサポート方法などポジティブな面もありますが、被害者自身の経験談もあり、もし虐待にトラウマを抱える人がいらした場合は、見ない方がよいかもしれません。

“It's really important for parents to understand that their internal state, whether it's calm or whether its alert engagement or whether it's frustration and anger or whether it's sadness, depression; the baby absorbs these internal states. “ - Bruce D. Perry - American psychiatrist.
親が自分の内側にある感情を理解することは本当に重要です。それが穏やかであろうと、警戒心を抱いていようと、イライラや怒りがあろうと、悲しみや落ち込みがあろうと。赤ちゃんはそれらの気持ちの状態を吸収します。"


喜怒哀楽の感情を抱くのは、人間として当たり前のこと。

問題は、その感情を(特にネガティブな感情を)どう表現するか。

なぜなら、子供は周りの大人達が、感情をどう表現しているかを見ているから。聞いているから。

誰でも心の疲れ具合で、頭ではわかっちゃいるけれど、不適切な方を選択してしまった経験も多くの人があると思います。
私自身もあります。ああ。。。あんな言い方しなくてもよかった。。。とか。
正直なところ、知識がある分、自己嫌悪になります。

ただ、知識はないよりあった方がいい。
そして、自分の心が健全な状態で保てるように、自分に向き合う時間、癒す時間、睡眠時間も、子育てする時間と同様にとても大切。
一人で抱え込まないことも大切。
専門家に相談することも1つの選択。

虐待にさらされてしまった子供達への精神的ケアとして大切なこと。
上記のビデオ内にありますが

傷ついた脳を元に戻すのは難しくても、脳は発達し続ける力があるため
できるだけポジティブな刺激を脳に与えられる経験、人間関係に触れ合うこと。
思いやり、共感力のある精神状態が健全な大人達が、側で寄り添ってくれること。

無理矢理話を聞いたり話をさせること、安易にジャッジすることは避けつつも
虐待環境が起こったことに、子供自身は悪くないことを伝え
時間をかけて自分の今の気持ちを、当時の気持ちを言葉で外に伝えられるように導いていくこと
それらによって傷ついた心に共感を示し、少しずつ癒せることで、虐待の連鎖を断ち切る助けにもなるとのことです

何人かの大人達とそのような信頼関係を築けることが、深く傷ついた精神を少しずつ立ち直らせ 将来的に明るい人生の選択ができるようになる。
その関わる大人は親でなくても、学校の先生、親戚、友達の親などでもよい。
大人との信頼関係を築けることが回復の助けになるそうです。

だからね、子供と関わる機会のある大人達は、自分の心の状態を理解する事。
もし不安定だったら、それを安定させる方法を知る事、身につけること。
とても大切です。




コメント
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