☆My Everyday Life in Canada☆

カナダに来て18年。2人の子供達の成長記録やカナダの幼児教育など梅ちゃんからの日常エピソード色々☆

ホームレスシェルター

2023-05-07 | 健康関係
事情は人により様々でしょうが、ホームレスとして生活をしている方達への新しいシェルターが、Waterloo Regionに完成予定で少し前にオープンハウスに行ってきました

こんな風に個室が50ほど並んでいます。
「ホーム」ではなく、あくまでも「シェルター」であるとのことで、滞在できる期間が決まっているそうです

基本、来客は歓迎されず、カップルであっても1人1部屋が原則。

中の部屋はこんな感じ
東京都内で私が以前暮らしていた一人暮らし用アパートとサイズ同じくらいじゃない???
ベッドと机があり、冷暖房もついています。

トイレ、シャワー、キッチンは共有スペースにありました

介護用の広いトイレとシャワーも。 介護スタッフも交代で来てくれるみたい。

洗濯室

キッチン。

広間があり、そこで食事をしたり、コミュニケーションの場として使えるそうです。

ソーシャルワーカー、医療関係者はここを訪ねる事ができ、入居者の話を聞いたり、必要なサポートをするようです

ここの掃除なども「1つの仕事」として、入居者が行う事なども考えられており、「誰かのために仕事をして 少しの報酬を得る」。社会生活を整えていく訓練の場としても期待されているようです

「ドラッグの問題などについてはどうするのか」質問してみました。

合法とされている大麻ではなく、違法ドラッグに関しては「使用を禁止」すれば、使用者は「必ず隠れて使用する」。この方が命にも関わりとても危険なため、もちろん「使用しない」が一番なのですが、「使うときは誰かにその旨を伝え、危なくなる前に止めてくれるように声をお互いにかける」という働きかけにしているそうです

複雑な心境だわ。。。

仮に何かの形で報酬を得たとしても、ドラッグ中毒者がそのお金を何に使うかと言えば。。。。ねえ。

もちろん、この施設は税金運営になります。賛否両論様々な意見もあるそうです。

でも個人的には、この施設が1人でも多くのホームレスの人達の人生に明るい光を照らし、前向きに1歩1歩進んでいける助けとなるなら、それは将来の社会にも還元される事にもなり、そんな税金の使い方もありだと思いました。そして、そのような志を持ってサポートし続けてる方達が沢山いることにも社会の温かさを感じました





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