★真夜中のひとりごと★

二児の母「たっちー」のひとりごとです。

カウンセリング

2017年10月12日 | ★道をひらく
ケンは小学4年生。

そう。
それは、私がまさに死のうとした時の学年。

自分の存在価値を見失っていた私は
最後の賭に出ました。

車が私をひき殺すまでに
親に見つけてもらえなければ
このまま死んでもいい。

と考えて、私は坂の上に座り込んでいました。
今、生きているのは見つけてもらえたからだけど。



最近、本当に怒りを抑えるのが難しくなってきました。
尋常じゃないくらいの発狂状態です。
本当はかわいいはずの息子を
このままだとあやめてしまいそうです…。

これは、ヤバイ。
めっちゃヤバイ。
自分自身ではもうどうすることもできない。
家族や友達でも無理だ。

専門家の助けが必要だ。

そう感じました。


ケンが悪いわけではない。
発達障害があって確かに育てるのが大変だけど、
ちょっと切替が悪くて、言うことを聞かないだけだから
そんなに怒るほどでもないことだと分かっているのに。
私の忍耐が足りないだけ、考え方が、見方が違うだけだと思う。

でも抑えることができない。

近頃では、着火剤が頭についているかのように
少しでもイライラすると、それが火種になって
怒りの炎があっという間に燃え上がってしまうようになりました。

やっていることは

まさに豊田真由子議員と同じ…。


なんだろう?
この抑えきれない激しい怒りの正体は。

私は思いました。

私の中のインナーチャイルドが
子どもたちにものすごく嫉妬して
ものすごく怒っているのです。


「私はあんたたちみたいに
 お母さんに助けてもらったことなんかないのに!
 宿題だって、見てもらったことないのに!
 色々なことを経験させてもらって
 楽しい想いをたくさんしてるくせに
 毎日グダグダぐずってんじゃないよ!
 私は子どもらしいこと何一つできなくて
 甘えることもできなかったのに
 イチイチ甘えてんじゃねぇよ!!」

そう、激しく叫んでいるのを感じました。

子どもたちに愛情を持って
自分がしてもらいたかったことをしてあげればあげるほど
私自身の心が苦しくなってくるのです。

それもそのはずです。
私の愛情のコップは、空っぽだったのです……



小学4年生の私。

学校に行っても楽しくない。
家に帰っても、自宅が両親の仕事場だから
親とまったく話なんてできない。
親は同じ家の中にいるけど、私はいつもひとりぼっち。
自宅は、集落から離れていて
自分で友達の家に遊びに行けるような距離ではない。
車で送っていってもらおうにも、
父は自分のことしか考えていないおこちゃま父ちゃんだから無理。
友達を気軽に呼べるようなお仕事ではなかったので
結局、私は飼い犬と遊んでいました。
唯一の楽しみはテレビでアニメを見たり
マンガを読んだりすること。



そして、そんな暮らしが延々と続く中、
私の存在理由なんてないんじゃないかと
感じたのがその頃でした。

「茨城なんて嫌い。埼玉に帰りたい。」

そう、いつも思っていました。

「寂しい」「悲しい」と言う感情を押し殺し
ただ、毎日とりあえず生きていただけ。
子どもらしいことを何一つできない毎日。

友達と遊ぶ
親に甘える
嫌なことがあったら泣いてなだめてもらう
宿題をみてもらう
できないことを手伝ってもらう
一緒に夕ごはんをたべる

一緒にお風呂に入る
毎晩、本を読んでもらう…

息子たちが今、当たり前にしていることが
私にはなかった…。


この小4の時代から後にも
さらに嫌なことが色々ありました。

小5で男性担任と「生活ノート」の中で罵り合い
小6で転校、転校先でのいじめ、登校拒否
中1で美術の先生からのいじめ、授業をボイコット

そんな子ども時代がフラッシュバックしてきて、
小4の時点でこんなにも感情が吹き出して
荒れてしまうんだとしたら…。
このまま放っておくと、ケンが小6になったとき
私の精神は崩壊するかもしれない。
ちゃんと直しておかないといけないと思いました。

しかし、精神科や心療内科に行ったところで
薬を処方されるだけで、根本的に治るわけではない気がする。

そこで私は勇気を出して
カウンセリングの門を叩くことを決めました。

………

予約した10月3日、
カウンセリングに行ってきました。
カウンセラーさんはさすがプロなので
話しを聴くのがとても上手でした。
夫も、母も私の話を聞くのが本当に下手です。

カウンセラーさんのおかげで
たくさん、たくさん話すことができました。
とてもスッキリしました。

そして、こんな言葉をいただきました。

「よく今まで頑張って生きてきましたね。
 たくさん今も頑張っていますね。
 それだけたくさん頑張ったんなら、今から少しさぼっても大丈夫ですよ。
 もう種まきはできてるんだから。
 子どもたちは、ご飯を食べさせること、寝させること
 生きるために最低限必要なお世話だけして
 他のことはしなくてもいいんじゃないの?
 情報の断捨離もするといいですよ。
 自分を楽にすることを一番に考えて。」

パピーいしがみさんがおっしゃっている
「認める、褒める、包む」をされているような感覚になりました。
なんだかじわ~~~~と言葉が心に染みいりました。
ああ、そうだな~って思いました。

私は、子どもの頃、大人から「愛情」という大切な物を
私が分かるように注いでもらっていないので
心の中が空っぽだったことが自分で話していて分かりました。

「心の中が空っぽで、枯れきっているのに
 子どもに愛情を注いであげることはできない。」
と自然と何度も言っていました。

そうだよね。だから、怒ってしまうんだ。
自分がまったく満たされていないのに
どうして人を満たしてあげられるだろうか。

子どもたちに自分のような思いをけしてさせまいと
今までなりふり構わず突っ走ってきたけど
そのせいで自分自身が精神崩壊し
子どもたちに怖い思いをさせてるのは
そもそも本末転倒だよね。

カウンセラーさんには年単位かかりそうだと言われました。
例え年単位かかってでも、子どもの頃のトラウマを
しっかり癒やした方がいいと考えたので
1ヶ月1回カウンセリングに継続して通うことに決めました。

カウンセリングを受けて家に帰ってきたら
気持ちがとても穏やかになっていました。

ここのところ、発狂するような怒りがわいてきません。
カウンセリングで思い切り
話しをちゃんと聞いてもらえたからかも。
傾聴してもらえるのって、すごいな~って思いました。
コメント
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