★真夜中のひとりごと★

二児の母「たっちー」のひとりごとです。

出生届、残る婚外子差別

2017年10月27日 | ★夫婦別姓
出生届、残る婚外子差別(毎日新聞2017年10月26日 東京朝刊)


法律婚の男女の間に生まれた子どもか否かで、「嫡出」「非嫡出」と区別する出生届や、
出生届を基に作られた戸籍の続き柄。婚外子の法定相続分を婚内子の半分とする民法の規定が廃止された今、
不要で、婚外子差別を残すことにもなるとして廃止を求める動きが広がっている。




婚外子差別の記事がこんなにも大きく載るのは
今までで初めてじゃないだろうか。

今朝、母親と新聞を見ていた。
すると新聞誌の反面の3分の2もの大きさを占める記事に驚いた。

そこには、私がよく知っている
「なくそう戸籍と婚外子差別・交流会」と
田中須美子」さんの名前が書かれていた。


しかも、この記事にはこんなことが書かれていた。

●「続き柄の廃止を」
 全国の自治体の戸籍や住民票の実務担当者にあたる自治体職員らで作る全国連合戸籍住民基本台帳事務協議会(全連)は26、27日、東京都千代田区で総会を開き、都道府県協議会からの要望の一つとして、出生届と戸籍の続き柄の廃止について話し合う。採択されれば法務省や総務省に届ける予定だ。

要望は、戸籍法の規定の一部を削除・改正し、(1)出生届は「嫡出子」か「嫡出でない子」の別を記載する欄を無くす(2)戸籍は、実父母または養父母との続き柄をなくす代わり、性別欄を設ける--と求めている。神奈川県の藤沢市と鎌倉市が、市議会で婚外子差別撤廃のための請願を採択したのを受け、県の事務協議会での協議を経て提案することになった。


自治体の事務処理をしている職員たちが
要望を届け出たというのだ!
この要望が総務省に届けられて、聞き入れてもらえれば
婚外子を差別する項目がやっと消え去るのだ!

田中さんたちは、不当な「差別」だとして、
婚外子差別撤廃について裁判をずっと続けていた。
私もその裁判に行ったことがあるので良く覚えている。

戸籍続柄裁判控訴審(2004年09月14日)
9月14日(火):戸籍続柄裁判控訴審を見て(2004年09月15日)
婚外子(非嫡出子/嫡出でない子)戸籍差別記載が撤廃?!(2004年11月02日)
11月18日(木):戸籍続柄裁判控訴審 第三回口頭弁論(2004年11月20日)
判決結果報告(2005年03月24日)



あれから13年。
やっとここまで来たか。

親が結婚していないからとその子どもが生まれた時に
差別的な烙印を押すとは何事だ!と私は当時思っていた。
なんてふざけた記載だと腹が立った。
そして、日本はなんて人権意識が低い国だろうと恥じた。

そんな思想があるから、子どもも母親も大切にされない。
働きたくても保育園はない。
発達性ディスレクシアで
みんなと同じ方法で学べないのに
まったく支援体制が整っていない。

だから、子どもを産みたくなくなるのは当然だと思う。
まったくもってふざけている。

こんな風に子どもへの差別を平然と残し
才能を開花させるための教育もなくて
何が教育無償化だ。聞いてあきれるわ。

なんで婚外子差別が法改正されずに残っているか。

「法務省は記載について定めた戸籍法49条の見直しを検討したが、自民党の反対で見送られた。 」

これですよ。
だから、私は自民党の公約は嘘だって言っているのです。
いまさら何を言うか、ですよ?

私は、言っていることが矛盾するような人は大嫌いです。

私は、自分の信念はけして曲げません。
何があっても。

今回、自民党が政権を取ったけど
私はこれが最後の政権だと思っています。

みなさん、よく見て下さい。
これからの自民党がやることを。
それが本当に国民のためになっているのかどうか。

野党のみなさん。
ただ、自民党を批判するだけではダメです。
自分たちならこんな国に変えてやる!という
信念と公約を打ち出してください。
次こそ、政権交代ですよ。

時代の流れは常に変化している。

祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。
沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす。
おごれる人もひさしからず、ただ春の夜の夢のごとし。
たけき者もついにはほろびぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。
(平家物語より)

平家と同じように、自民党もいつか滅びる時がくる。
栄えてぜいたくな暮らしをして、おごっている政治家たち。
そんなものは長くは続かないのだから。
コメント
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