ジーン・ケリー 「
雨に唄えば」
カスケーズ 「
悲しき雨音」
ホセ・フェルシアーノ 「
雨のささやき」
B.J.トーマス 「
雨にぬれても」
カーペンターズ 「
雨の日と月曜日には」
C.C.R. 「
雨を見たかい」
など雨をタイトルに含む曲(日本のものは数知れず)は結構あるが、ジャズでは
このスタンダードナンバーとエリック・クラプトン&B.B.キングもやっていた「Come rain or come shine」くらいしか思いつかない。
"Here's That Rainy Day"
Maybe
I should have saved
Those leftover dreams
Funny
But here's that rainy day
Here's that rainy day
They told me about
And I laughed at the thought
That it might turn out this way
Where is that worn out wish
That I threw aside
After it brought my love so near
Funny how love becomes
A cold rainy day
Funny
That rainy day is here
It's funny
How love becomes
A cold rainy day
Funny
That rainy day is here
1953年のミュージカル「カーニヴァル・イン・フランダース」の挿入歌で、作詞はジョニー・バーク、作曲はジミー・ヴァン・ヒューゼン。
ミュージカル自体は成功しなかったようだが、この失恋の歌だけはちゃんと後世に残った。 (和訳は
こちらを参照。)
そこで私の持っているアルバムを探してみたところ、7枚から見つかった。
(他にもあるかも? いよいよデータベース・ソフトで管理しなきゃダメだな

)
アン・バートン 『バラード&バートン』
ビル・エヴァンス 『アローン』
ジョー・パス 『ヴァーチュオーゾ』
デューク・ジョーダン 『フライト・ツゥ・デンマーク』
木住野佳子 『ユー・アー・ソー・ビューティフル』
アーチー・シェッブ 『トゥルー・バラード』
ポール・デスモンド 『イージーリヴィング』
バラードで演奏されることが多いが、木住野はボサノヴァのリズムで原曲を忠実にプレイしていてJAZZ初心者にお勧め。
個人的にはアルコ奏法のベースとのデュオで丁寧に歌い上げるアン・バートンのヴォーカルもの、それにジム・ホールのギターと
デスモンドのサックスという相性抜群な二人の名人芸が好きだ。
別にYou Tubeでディジー・ガレスピーばりのベント・ホーンによる素敵なプレイを発見。ミルト・ジャクソンやレイ・ブラウンの顔も見られる。
Jon Faddis - Jazz Trumpet
ところで、タイトルアルバムはスー・レイニーの名前とrainyをかけ、雨にちなんだ曲ばかりの名盤『雨の日のジャズ 』

雷と雨の音から始まるが、「Here's That Rainy Day」は入っていないので、あしからず
(追記)
映画『
シェルブールの雨傘』(カトリーヌ・ドヌーブ主演)よりミシェル・ルグランの名曲「
I Will Wait For You」も忘れちゃいけない。
またルネ・クレマン監督、チャールズ・ブロンソン主演の映画『
雨の訪問者』の音楽はフランシス・レイが担当していたっけ。
2009.6.8 FILE MAKERで、CDdata作り着手