新笠通信 奄美電信版

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民法

2007-04-12 21:17:36 | 3F
こんばんは
若干の疲労を感じ夕方帰宅後にテレサテンのベストをかけながら仮眠をとりましたら現在の時刻となっていました
ちょうど今かかっている曲は「時の流れに身をまかせ」「別れの予感」とテレサテンの曲の中でも極上の美しさを誇るナンバーとなっています現在は「恋人たちの神話」になりました

はい民法ですね
私たちが生まれてから死ぬまでの間の人間関係が規定されています
今眼がさめたばかりなので今しばらくお時間をください
現在かかっているナンバーは「悲しい自由」です

私は奄美の人が法律によって守られてほしいと願っていますが、法律によって生命・財産が守られているということを強く意識させられることなく時だけが刻々と流れていったためかあまりにも無関心な方が多く、法律の存在価値をなかなか認めてもらうにいたらない状況にあることを実感し、さらには法律が重荷であるとすらうけとめられているように感じます。
危険な表現ではありますが法律によって守られる必要がなかった人というのは現世に生を受けている間なんら生命と付随する財産をもちえなかったあるいは法律的観点から生命・財産に価値を認められることがなかった人、生命・財産が最初から発生・存在すらしていなかった人、人としてさえ認めてもらえなかったことになるのではないかと思います。
民法は人が人、物が物であることを認め、さらに人と財産の関係を細かく定めています

私が頻繁に用いる単語である「法人」という言葉についても法律で法人という存在があることを認めています
国をはじめ都道府県市町村などは公法人として法律が存在を認めています。有限会社・株式会社・公益社団法人・財団法人などは私法人として法律が存在を認めています。
なぜ法人という言葉が頻繁にでてくるのかといえば、個人としての人や法人が生命や財産の危険にさらされた時に危害を加えているのが個人であるのか法人であるかの区別をしなければならないからです。それが判明した上で個人が危害を加えているのであれば法律によって個人が裁かれます。法人が危害を加えたとされるのであれば法人が法律によって裁かれるのです。

民法は家族についても夫婦関係・親子関係・相続も含めて定めています。
民法は物について法律で物と認めることで法律により保護されるだけの価値がある物として物に発生するとされる権利を細かく定めています。
紙1枚程度で民法を語るのはあまりにもおこがましい行為であると自覚していますが、人としての存在を民法で認めてもらっていることを確認することで自分の財産も民法であなたの物であるということを認めてくれているということを意識してほしいと思います。

今回はここまでにしますが、できれば「法律行為」「債権」「契約」「物的担保」「人的担保」といったところまで勉強してもらわないと家族や仲間を守ることはなかなか難しいのではないかと思うということを述べておきます。

離島出身の在学生のみなさん、別に法学部在籍でなくてもまったく気にする必要はないので選択可能であれば民法の受講を強く勧めます
家族や組織を守って下さい