新笠通信 奄美電信版

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機関投資家

2007-04-02 21:24:37 | B6
機関投資家は利益を出す見込みがある事業に対して期待を持ち続けている間、使い道が自由な多額のお金を有価証券と交換することより事業運営資金を融通します。具体的には多額の使い道が自由なお金を保有している金融機関・証券会社・保険会社・上場企業などを機関投資家と呼びます。

機関投資家は株式や債券に投資することで株式からは配当、債券からは利子を得ることができます。金融機関へ預ける場合よりもはるかに一定期間で多額の利子や配当を獲得することができるため債券や株式などの有価証券への投資を行います。
金融機関へ預金よりも有価証券への投資が有利に見えますが、有価証券には高いリスクが常につきまといます。債券は主に国や自治体が発行しており国や自治体が存続する限り利子を受け取ることができるでしょう。株式は上場企業が存続する限り配当を受け取ることができますが、株式市場から消滅する企業が存在することを常に意識しておかなければなりません。市場から銘柄が消えるころには何億円もの額で入手した有価証券の価値も0円になってしまいます。

それでも機関投資家が有価証券への投資を継続するのは、企業の行動を常に先読みして有価証券の現時点での価値である株価と将来の株価を予測し、企業活動を原因とする株価の下落の可能性がないかを常時監視することによって株式を保有する意義を見直し続け、企業が傾く頃には株式を全て現金に戻すことによって莫大な損失を避ける体制が常にできているのであえて危険を少しだけ負担するという行動をとります。
機関投資家は常に高いリスクを背負っているので逆にいうとあらゆる団体や法人に勝る企業選別眼をもっていることになります。
企業を評価する高い能力を持っているということは、機関投資家が投資選択した企業は国内でも屈指の国際競争力を保有していると解釈されます。

日本の企業が長期間存続するには国際競争において常に有利な位置を維持する必要があります。国内競争でも優位性を維持しなければなりません。

国内地域の企業に国際競争力を求めるのはあまりにもおろかな話にみえますが自社の現在おかれている競争環境を正確に認識することは無駄なことではありません。どうして機関投資家に相手にされないのかをまず考えてみることだと思います。
機関投資家が企業の評価を行う際に用いる経営指標が開示されていないため投資不適格であると判断されるのです。
有価証券報告書を作成する予定がないというのは、企業が成長する見込みがないという自己評価の現れであると認識されます。
株式を未公開で保持しようとする気持ちは誰にでもつきまとうことの理解はできますが、それでは報われない方が大量に発生し心配事を払拭できない事態が長期間続くようなことになったりはしないでしょうか?

今日のポイントは地域競争力→国内競争力→国際競争力へと企業の総合力を向上させていく志向が企業存続の正攻法であるということ。
常に機関投資家の投資選択対象となりうる企業を目指し、国際競争力を持つ収益事業を確立しなければならないということ。
機関投資家が現時点で高い評価を与えている企業を研究すること。現時点での自社との実力差を正確に見極めること。


お疲れ様でした
明日は郵政公社対民間金融、県立対私立でお送りいたします。
あまり御期待なさらないように

とにかく機関投資家クラスに対して理解を求めることが地域活性化にあたり最重要課題であることを御理解ください。

おはようございます

2007-04-02 07:21:04 | B3
ラブフレンドよりあいーんを籠めておとぼけしております
強い願望を主張し、実現しようとしているように見える方を年度開始早々見受けますが、日頃から悩み事に直面している人々の気持ちが少しでも楽になれるように利用しやすい相談窓口を開設しており、問題が現実に存在していると認識した上で、直ちに解決しなければならない問題点についての優先順位を正しく理解している方の主張なら安心して聴く事ができ、常に優先順位を誤らないでほしいと思う今日この頃です

本日朝刊夜刊の2部構成となります
それではいってらっしゃいませ
逝ってきます