今回のブログ企画では、野球部の未来を担う1年生たちに、「先輩、私の話聞いてもらってもいいですか」というテーマ
で、意気込みや目標、野望を語ってもらいました!
本日の担当は澤田大和(体育1・県立太田)です!
みなさんこんにちは。
筑波大学硬式野球部1年の澤田大和です。
今回ブログを書かせていただくにあたって、簡単な自己紹介とどんなことを考えて野球をやっているかをみなさんに知ってもらおうと思い、「野球とことば」というテーマで進めていきたいと思います。
私は群馬県の太田市出身で、SUBARUのお膝元ということで小さい頃から都市対抗野球を見に行ったりしていました。ちなみにSUBARUの前身は中島飛行機で、かの有名な零式艦上戦闘機(零戦)を作っていました。
中学時代は太田翔洋ポニーというチームに所属していました。ここで、
「勝つに値する人となれ」
という私の大切なことばに出会いました。自ら考え主体的に行動できる人間の育成という目標は中学生には難しいように感じますが、中学野球の段階でこのような野球をやる意義を学ぶことができたことは、私がここまで野球を続けることになった要因の一つであると思います。太田翔洋ポニーの監督、代表、スタッフの皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。
高校時代は県立太田高校に進学しました。私はキャプテンを務めましたが、素晴らしいチームメイトに恵まれ春夏連続でベスト4という結果を残すことができました。それも前橋育英をコールドで破ったり、樹徳に延長13回タイブレークでサヨナラ勝ちしたりと劇的なゲームが多く、私としては偶然勝っただけではないんだと証明できたつもりです。
「結果にこだわらないで、やるべきことにこだわりなさい」
これはつい先日、太田高校のグラウンドに挨拶に伺ったとき、別れ際に監督がかけてくれた言葉です。打つぞ!と打席に入るのではなく、どんなボールを待ってどういう打球を打ち返したら良いかを考えるのです。どうしても結果ばかりを求めてしまいますが、そのための過程や道筋が曖昧では結果はついてきません。大学まで野球を続けるきっかけを作ってくれた監督にこのような言葉をかけてもらい、なんとしても結果で恩返ししたいと強く思いました。久しぶりに戻った母校のグラウンドからは、とてつもないエネルギーをもらいました。
大学進学は思うようにはいかず、1年の浪人生活を経て筑波大学へ入学することになりました。詰まった打球が執念でポテンヒットになるように、本気で合格したい人には適当につけたマークも当たるようになっているのだと感じました。浪人時の共通テストで全科目受け終わった瞬間、やり切った達成感や解放感ではなく、感謝の気持ちが溢れてきたことは今も鮮明に覚えています。
「浪人生 氵(なみだ)をぬぐえば 良人生」
こんなことばを胸に1年間やり抜き、目標であった筑波大学のグラウンドに立つことができました。
筑波大学へ入ってからは、環境が目まぐるしく変化し、野球でも人間としても力不足を感じる日々を過ごしました。そんな中で、この筑波大学硬式野球部のブログの中で素敵なことばに出会いました。
「地元へ帰って筑波大の野球部すごいねと言われた時に、『はい!頑張っています』と胸を張って言えるように」
これまで支えてくれた家族、先生方、野球チームの方々、チームメイトなどに自信を持って「頑張っています」と言えるように、その気持ちを持って私はグラウンドに立っています。そして必ずリーグ戦に出場して、結果で恩返しします。
「努力は一瞬の苦しみ、後悔は一生の苦しみ」
このチームでこの仲間と出会ったこの瞬間を大切にして、後悔のないよう残りの大学野球人生を全うしてやろうと思っています。
チャンスは一瞬で過ぎ去ってしまいます。どんなに綺麗なスイングをしてもタイミングが合わなければ打てないように、今だ!という瞬間を逃してはいけません。初球から思い切ってスイングしていけるように、それまでに最高の準備をしていきたいと思います。
今回は「野球とことば」ということで、私の野球人生を刺激してくれたことばを紹介させていただきました。みなさんもことばを大切にしてほしいと思います。ことばは未来を創ると私は信じています。
「繋ぐ・絆ぐ・つなぐ」
体育専門学群1年 澤田大和
群馬県立太田高校