goo blog サービス終了のお知らせ 

金継ぎ、金繕い? いえ、陶磁器の繕いを楽しむ会「器再楽(きさら)」です!

「陶工房たつみ」が主催する「器再楽(きさら)」のブログ。金繕い、金継ぎと呼ばれる手法もオープン。繕いの依頼にも応じます。

川西での「器再楽」の会の様子

2019-05-10 13:03:24 | 繕いの会の様子

昨日は、川西での金繕い教室の「器再楽」の会でした。

参加者は6名でした。

 

隣のギャラリーのオーナー、ギャラリーのお客さんと応対しながらですので、たくさんの繕いの品物がありますが、作業がなかなかはかどりませんね。

 

友人の作品の繕い。

一度終了したものですが、もう一度いい仕上げに挑戦です。

この後、私が金粉を蒔いてあげて。

この方には、漆や薄め用のテレピン、仕上げの鯛の牙もお渡ししてありますので、ご自宅で仕上げができますね。

 

皆さん、いろんな段階ですね。

無駄の無いように材料を回し使いしながら。

 

この方、とても大事な品物だというので、黒艶漆の処理の後、金の丸粉を蒔いて。

もったいなくはありませんかね。

指導に忙しいので、自分の繕い作業の時のようにはなかなか写真が撮れない私です。

この日は2時間、あっという間に終了です。

次回から月2回の開催となります。

この日、持ち帰って繕った丹波立杭焼のコップの完成品をお渡しすることができました。

それと、次回から是非参加したいという方ともお会いできて。

いい展開です。


昨日の川西での「器再楽」の会

2019-04-12 18:19:05 | 繕いの会の様子

昨日は月1回の川西「パレット」での金繕い教室「器再楽の会」でした。

 
参加者はちょっと少なくて、5名でした。
テーブルの上は、繕い品をはじめ必要な道具類でいっぱいです。
今回は熱心な方に、いろんな必要なものを用意してあげたので、更にです。

 

皆さんの繕い品の様子です。

 

隣接するギャラリー「シャノワール」のオーナーが一番多いですね。

 

世話人のお一人のこの方、大きなワイングラスを二つ持ってこられて。

とても小さな欠けがあります。

とても高価なモノらしいです。

 

陶芸をされている男性、陶芸仲間から修理を依頼されて。

 

この方も陶芸をされていて、金繕いへの想い本気ですね。

いろいろと必要なものを欲しいと。

 

この方、最後の鯛牙(たいき)での磨きに取り組んで。

抹茶茶碗も漆と銀蒔きの段階ですね。

 

黒艶漆を丁寧に塗っている私を、皆さん席を立って注目して下さって。

持ち主のご本人にもチャレンジしてもらったのですが、いまいちでしたので、「こんな風に輪郭をきれいに整えて」とか、「どんな形に塗るかも大事です」と。

 

この日は3点に銀粉(丸粉3号)をたっぷりと蒔きました。

 

それから、ご主人が大切に使っていた湯呑みが割れてしまって、何とか修理してほしいと、その湯呑みを壊した10カ月の赤ん坊を抱いて若い奥さんが、事前に連絡を下さって見学に来られて。

ひび(にゅう)の入った部分の接着剤を浸みこませるところだけは見ていただいて、幾つもの工程がありますので、その後は私が預かって繕うことにしました。

その方には、この日の皆さんのいろんな工程を見学してもらいました。

ご主人がどこかで直してほしいといろいろと調べて、私のこのブログにたどり着いたそうです。

熱心な方が来てくれてうれしい限りです。

 

その方の持参された器がこれです。

兵庫陶芸美術館の何かのイベントの記念品として頂いた丹波立杭焼です。

立杭焼なら、私の力もうんと入りますよって。

さあ、次回は1か月後ですが、早めに取り掛かりますね。

 

12月の川西での「器再楽」の会

2018-12-19 19:00:14 | 繕いの会の様子
12月の13日(木)、月1度の川西での「器再楽の会」がありました。
アップするのを忘れていましたね。
参加者は7名でした。
 

 

皆さんいろんなトラブル作品をお持ちになって。

 

この方のお茶碗、3つの部分を貼り合わせたところですが、他の部分は木っ端みじんという状況。

前回も大破した茶碗をお持ちになって。

夫婦げんかして割ったのかと思われる惨状。

でも、それを上手くベース作りをされて。

銀粉で蒔くか、錫粉で蒔くかちょっと迷われて。

結局繕い箇所が多いので、錫粉にしてもらいました。

 

こちらの2点は、黒艶漆を塗って銀の丸粉を蒔きました。

 

こちらの方は、粉固めは私が家でしてきてあげたので、最後の仕上げの銀の丸粉の磨きだけの作業。

鯛の牙を1本差し上げて、ご自分で磨いてもらいました。

綺麗に光り出して大層喜んでもらえましたが、この後の繕いの品物は無いようで、一応お終いですね。

 

1時~2時45分の教室、私は大忙しで写真もまともに取るひまがありません。

バダバタと片づけて、次回は年明けの1月10日ですね。

1回の参加費がワンコインというお手軽さ、本格的に取り組みたいという方が3、4人おられますが、そのうちのお一人の男性は就職先が決まって、これからは参加できないとのこと、残念ですね。

たまには私の家に来てもらうのもいいかもしれませんね。

追記:昨日川西に行く用事があったので、パレットに保管した繕いの3点を持ち帰りました。
粉固めを次回までに私の方でしてあげましょう。 

川西での「器再楽の会」の様子

2018-11-14 16:33:06 | 繕いの会の様子

今月の8日(木)は川西のパレットで金繕いの「器再楽の会」の定例会でした。

 
この日は新しい方がお二人が来られて10名の参加者です。
初めての方達は興味深げに観ておられます。
いろんな工程が観れていいですね。 

 

私は大忙し。

適当に写真も撮って。 

この方は、黒艶漆を修復した部分に塗っているところです。

このあと、銀の丸粉(3号)を蒔きます。

 

この方は、以前に錫を蒔いたところに生漆を使って粉固めをしているところ。

 

この方はもう相当腕をあげていて、漆なども一式揃えておられて。

知人から依頼されたものを繕っています。

 

銀の丸粉(3号)を蒔いているところ。

 

2回目以降の粉固めは、私が品物を持ち帰って済ませてあげることにしました。

月1回だけですので。

次回は12月13日(木)です。

 

今月の川西での「器再楽」

2018-09-17 14:57:46 | 繕いの会の様子

13日は川西での金繕い「器再楽」の会の教室でした。

 
何故か初めての方がたくさん参加して下さって、10名という盛況ぶり。

 

忙しくて、写真に撮れたのは最初の少しだけでしたね。

今度から、ベテランのメンバーに撮影をお願いしないといけませんね。

 

この可愛い天秤飾り。

上側の金属の部分とガラスの部分が壊れていて、アラルダイトの接着だけで終了ですね。

 

こちらの方は、これまでの続きで、黒艶漆を塗った後、錫粉を蒔くところです。

 

初心者の方達が持参されたのは欠けた部分があるものが多かったですね。

ひびが入った「にゅう」の接着、掛けた部分「ほつ」の復元、それに仕上げの作業も観てもらって。

 

参加者が多いようだと、月1ではなく、月2の教室に戻さないといけないかもね。