金継ぎ、金繕い? いえ、陶磁器の繕いを楽しむ会「器再楽(きさら)」です!

「陶工房たつみ」が主催する「器再楽(きさら)」のブログ。金繕い、金継ぎと呼ばれる手法もオープン。繕いの依頼にも応じます。

川西での「器再楽」の様子 その2

2022-11-26 17:28:14 | 金繕い教室「器再楽」

木曜日の川西パレットでの金繕い教室「器再楽」の様子の続きです。

 
ベースの修復を終えた品物、次は黒艶漆の処理です。

 

きれいなカップですが、取っ手のところが2カ所壊れていたものです。

 

この小鉢も可愛いですね。

 

内側に少し亀裂も入っていましたね。

 

そして、漆の処理から20から30分たってから、早速錫紛を蒔いて。

この錫粉、なぜか金色っぽくなっているもので、安価でありながらとてもいいですね。

 

さあ、この日の作業も終わりました。

この日の初めに、最近来られていない方から、箕面の陶芸教室のメンバーが金繕いに興味を持っているので、来てもらえないかというお話がありましたが、体調不良が続いている私、この川西の教室に来てもらえないですかとお返事しました。

メンバーが増えてくれると嬉しいですが。


川西での「器再楽」の様子 その1

2022-11-25 17:30:49 | 金繕い教室「器再楽」
昨日の川西パレットでの金繕い教室「器再楽」の様子です。
 
まずはこの日の繕い品の確認です。

 

この大皿、周りのあちこちに小さな欠けがたくさんあり、すでにベースは手入れがされていますが、もう少しきれいにしておいてくださいと。

そして、相談して、仕上げは「新うるし」の本透明を塗るのが自然でいいでしょうと。

 

この小鉢、口辺にたくさんの傷みがありますね。

速乾性の接着剤に強力粉を混ぜて、ベースをこの日に仕上げることにしました。

 

修理品がたくさんあります。

接着剤が速乾性なので、少しずつ用意して。

 

この花瓶、水漏れはしていないようですので、外側からの補修でいいでしょうと。

これもこの日に仕上げましょうと、速乾性の接着剤を使うことに。

 

いつものようにトーチで加熱していますので、すぐに固まります。

余分の接着剤を剃刀の刃で取り除いて、さらに水やすりできれいにして。

 

そして仕上げはアルコールを使ってきれいにして。

 

さあ、だいぶ下準備ができましたね。

 

教室の皆さんの様子です。

この日は6名の参加者。

 

皆さんの取り組んでいる様子です。

 

この人は小鉢の口辺の手入れをされて。

仕上げは次回ですね。

続きます。


総合センター塚口での文化祭

2022-11-13 17:23:09 | 金繕い教室「器再楽」

金・土と「総合センター塚口」で文化祭がありました。

 

私は最近金繕い教室を指導しましたので、昨日に展示を見に行ってきました。

その展示コーナーです。

 

参加者の名簿です。

 

大破していた湯飲みも。

きれいに展示して下さってましたね。

 

 


川西での「器再楽」の様子 その2

2022-11-12 16:00:27 | 金繕い教室「器再楽」

一昨日の川西パレットでの金繕い教室「器再楽」の様子の続きです。

 
ギャラリーのオーナーが知人から依頼されたという品物。
いい湯のみですが、割れている箇所が多いですが、上手にベースを仕上げておられますね。
黒艶漆を丁寧に塗って。

 

こんな風に塗り終わりました。

 

ギャラリーのオーナーのご主人がまた壊してしまったと。

 

皆さんの取り組んでおられる様子も写真に撮らせていただいて。

 

この方は漆にかぶれやすいので、ビニール手袋をつけて。

 

この方は、私が漆の処理をした後、錫粉を蒔く作業をしてくださっています。

上手に作業ができるようになってきた方が増えてきましたね。

 

この日、最近ステンドグラスのグループ展をされた代表の方がおられて、その様子を写真に撮った方がたくさんの写真を見せてくださいました。

 

せっかくですので皆さんの写真を撮らせていただいて。

ギャラリーのオーナーは会場に行っておられて、7名の記念撮影となりました。


川西パレットでの金繕い教室「器再楽」の様子 その1

2022-11-11 15:25:44 | 金繕い教室「器再楽」

昨日の川西パレットでの金繕い教室「器再楽」の様子です。

この日の参加者は8名。
 
さあ、今日はどんな繕い品があるのでしょうか。

 

とても可愛い飾り皿。

右上に少しひびが入っていますが、繕い箇所が目立つのは行くないと、裏側だけ処理することになりました。

 

一度修復したものですが、また壊してしまったと。

 

速乾性の接着剤から、この日も使って。

教室の終了前までに漆と金属粉を蒔く作業が可能ですので。

 

可愛い飾り皿の裏側の処理です。

 

こんな象の置物、足の部分が2カ所壊れています。

 

そして、この後は艶黒漆の処理に取り掛かって。

 

小さな酒器も。

 

茶碗も。

壊れやすそうな素材ですね。

 

この角皿、以前に弁柄漆の処理を終えていますが、いい仕上げになるようにもう一度漆の処理をしてあげて。

 

熱心に見入ってくれていますね。

この日もお一人見学の方がおられて、次回から参加されるそうです。

続く。