昨日の川西パレットでの金繕い教室「器再楽」の様子です。
次の金繕いです。
金の丸粉(3号) を蒔いて。
水分を含ませた紙を引いたこんなケースの中で、漆を乾燥させます。
そして、3日ほどたって、次は粉固めの処理です。
生漆をテレビンで薄めたもので、金を蒔いた表面を補強するのです。
この後、漆を乾かして。
この作業を3回繰り返して。
壊れた取っ手を修復されたもの。
麻糸も使ってしっかりと修復できましたね。
黒漆がぴったりと釉薬と一致して。
大分上手になられていますね。
この方、木っ端みじんのお皿の修復にチャレンジしています。
普通は修復しないようなものですが、何事も勉強だと。
さあ、この日の修復品。
ひびの入ったガラスのものも、トーチで熱くして接着剤を注入して。
欠けた部分の修復を丁寧にしていただいて。
そのあと、私が弁柄漆を塗ってあげて。
しばらく置いたあと、ご自分で錫粉を蒔いて。
皆さんの楽しそうな様子に、私も元気をもらえます。
メンバーのお一人が、京都の鹿田漆店でゴールド色の錫品を買ってこられて。
でも、ゴールドは一袋しかなかったそうで。
同じ品物なのに、色がこんなに違っています。
お店の人もあまりよく判っていないそうで。
皆さん、金粉のように見えるこのゴールドを欲しがっていますが。
私もよく判りません。真鍮粉ではないでしょうね。
次回は28日ですね。
前回の川西パレットでの金繕い教室「器再楽」(6月23日)の様子です。
さあ、この日の繕い品もたくさんですね。
まずは簡単な繕いから。
漆器のお椀の口辺の漆が剥がれてしまっているので、弁柄漆を塗るだけで。
見学者の方も繕いの必要なものを持ってこられて、繕いの様子を見学もされました。
皆さんとてもいい品物をお持ちなんですね。
漆の処理で忙しい私、最近は教室のメンバーが錫粉などの金属粉を蒔く作業を手伝って下さっています。
バレットの職員の方が写真を撮られて。
この日の教室内の様子です。
皆さん、とても楽しそうです。
ここの教室では、エポキシの接着剤を使った簡易法がメインですが、ベテランになってこられたメンバーは、自宅で参考図書を見ながら、本格的な手法にもチャレンジされ始めています。
もちろん、私もいろいろとアドバイスをさせていただいていますが。
次回は明後日の木曜日(17日)で、私の入退院の時期から外れて、とてもラッキーでしたね。ただ天候だけは雨天の用で、私は車で参加しましよう。