昨日は川西での金繕い教室「器再楽」の会でした。
川西までバイクでしたが、風が強く寒かったですね。
この日の参加者は9名。
直すものが無くなりましたという方に、この日は繕い品を用意してあげました。
立杭の丹文窯の大西雅文さんから提供してもらっているトラブル作品です。
これがいいと焼締のお皿の繕いを開始されて。
もう一点、お皿も。
いい品物が無料で入手できていいですよね。
もう一人の方は、この変わったマグカップがいいと。
次回にも何か持ってきて下さいと。
その方の錫を使った前回の繕い品です。
家で手入れをしてきて。
カッターナイフでラインの修正をしてあげて。
いい出来栄えですね。
「画廊シャノワール」の佐野さんは、この日はお盆を3点持参されて、剥がれた部分に漆を塗って頂戴と。
いろいろな品物を沢山お持ちですね。
弁柄漆と赤ロイロ漆を使って。
若い女性の参加者が興味深く、その様子を観てくれました。
取っ手の部分が、かなり細かく割れてしまっていたコーヒーフィルター。
その部品を取っておかれたので、この後錫粉を蒔いてきれいに修復できました。
この方は、一応直したいものが無くなったということで、今回で参加は終わりだとのこと。
知人のものなどを持ち込んで、徹底して金繕いの技術をマスターしたい人も3人ほどいますが、普通はそうなんです。
「何かあればまた参加してくださいね」とお伝えして。
この日も3時間の枠でしたが、新しい参加者の方にいろいろとお教えしていて、すぐに時間が足りなくなってしまって、最後の錫粉を蒔く作業は今回も大わらわでした。
この大皿は、徹底してて学びたいという方のもの。
いいものをお持ちですね。
最近参加したばかりの若い女性が3名おられますが、どれほどの熱意をお持ちかはまだなかなか分かりませんね。
受講料はワンコインというボランティア的な講座、いつまで続くでしょうかね。