次の繕いは、なんと三味線のバチです。
接着剤に強力粉を混ぜたもので復元です。
こんな場合、湿布薬のプラスチック板がとても重宝します。
こんな形で、接着剤が固まるまで。
そして、手入れです。
カッターナイフで成形した後、余分な固まった接着剤を水ペーパーで整えて。
さあ、形が復元できました。
周りと違和感がないように補修箇所に黒艶漆を塗って。
この後、漆が乾くまで何日もかかりますね。
さあ、出来上がりました。
補修した箇所は、接着剤ですので、丈夫ではないようで、使わない方がいいのでしょうね。
それでこんな印をつけて、使わないようにして。
このバチ、最近中学生の孫娘が妻から三味線を教えてもらっていて、その孫に使わせるそうです。
※いろんな金繕いの依頼にも、とてもお安く応じていますので、希望者の方はご連絡ください。
尼崎市南塚口町8-31-8「陶工房たつみ」 電話090-8214-5659