昨日は川西パレットでの金繕い教室「器再楽」でした。
さあ、今日はどんな繕い品でしょうかね。
いつも「画廊シャノワール」のオーナーの佐野さん、たくさんの品物、3人の娘さんたちが次から次へと持ってこられるそうです。
今回初参加の市役所時代の友人(男性)、大きく割れた茶碗を持参されて。
持ち帰りが容易なように、乾燥の早いアラルダイトを使ってもらいました。
2液混合の接着剤を混ぜないで使おうとされたので、「ちょっと待って」と。
土器を修復したことがあるそうで、ああそういうやり方もあるのかと。
この方、前回に漆器のお盆の欠けたところを補修したものの仕上げです。
赤ロイロ漆を出してあげました。
でも、ちょっと色が濃すぎましたかね。
拭き漆のようにすぐにふき取れば良かったでしょうかね。
使っているうちに気に入らなければ「新うるし」で色合わせするのもいいかも。
この段階は縁に弁柄漆を施しています。
この方はコーヒーカップの仕上げですね。
いい面相筆を貸してあげて、艶黒漆を使って。
とても上手に細い線を引くことができましたね。
そのあと、錫粉を蒔かれて。
私も仕上げを少し手伝ってあげて。
この方は世話人のお一人。
繕うものが無くて困っておられます。
お家では割らない人なんで。
仕方がないので、ご自分の陶芸作品をわざわざ割られたりして教室に参加されています。
画廊のオーナーの佐野さん、隣接する画廊に行ったり来たりで忙しいので、私がほとんど手伝って。
この日は。皆さん錫粉ですね。
次の品物。
ベースの接着剤を使うのはとても上手になっていますね。
この日は漆で線を引くのもだいぶこなされて。
そのあとの私が錫粉を蒔く作業です。
これが5点目です。
そして、6点目です。
これで最後としました。
初参加の私の友人、結構楽しんで観てくれました。
文化財を担当された学芸員さんですので、これからいろいろと楽しいお話が聞けそうです。
来月は大きな部屋で忙しくなりますね。