ご近所の男性の方から繕いの依頼がありました。
こんな品物です。
とても小さなカップ。
でも花などの立体的な貼り付けがなされたとても凝った作りですね。
ドイツのマイセン窯の品物ですって。
確かに裏側に独特の印があります。
壊れたものをネットで購入されたとか。
実は入札される前に修理がどれくらいかかるか、事前に尋ねて来られたのでした。
ちょっと信じ固いですが、よほど気に入られているようですね。
川西の金繕い教室「器再楽」のメンバーから、金繕い作品の展示があるとの案内を頂いて、早速行ってきました。
「原田の森ギャラリー」東館です。
こんな美術展です。
「花の画」展と合わせての美術展(明日の21日・午後3時まで)。
会場の様子です。
沢山の金繕い作品ですね。
金繕いについての説明が。
「新うるし」を使って修復されているとのこと。
講師は安岡八栄さん。
「小さい器の百点展」のコーナー。
とてもいいですね。
いろんな手法での金繕い作品でいっぱいです。
左側のお香入れは金泥でたくさん修復されていますね。
こちらは銀泥ですね。
器の色と合わせたものも。
いくつかの教室をされている講師の安岡さんから直接お話を伺うこともできました。
金泥などがはがれないように、上から「新うるし」の本透明を使っての処理もされているとのことです。
本漆を使っての本格的な繕いの書物が多い中、教室でされている「新うるし」を使っての手法の図書を出されたらいかがですかと言ってしまいましたね。
沢山の方たちの金繕い作品を見せていただいて、とてもいい刺激になりましたね。