金継ぎ、金繕い? いえ、陶磁器の繕いを楽しむ会「器再楽(きさら)」です!

「陶工房たつみ」が主催する「器再楽(きさら)」のブログ。金繕い、金継ぎと呼ばれる手法もオープン。繕いの依頼にも応じます。

川西での金繕い教室「器再楽」

2020-01-24 19:27:50 | 金繕い教室「器再楽」

昨日は川西での「器再楽」の会でした。

雨がよく降っていたので、参加者はとても少ないだろうかと案じていましたが、7名の方の参加がありました。

 

今回も皆さんいろんな繕いの必要な品をお持ちになって。

こんな大皿も。

ひびがいっぱい入っていますが、繕いを以前にしたようですね。

ひびの深い所を埋めて。

 

この後、裏面だけですが、黒艶漆を面相筆で施して、錫粉を蒔いています。

表面は次回ですね。

 

この方は終了。

金の消し粉を蒔いたり、茶托の剥がれた部分は「新うるし」で色合わせですね。

 

私の作業をしている様子を写真に撮ってもらって。

錫粉を蒔いているところです。


簡単な繕い

2020-01-16 12:46:34 | ガラスの器の繕い例

妻の妹からの依頼です。

 
大きなガラス鉢にひびが入ってしまって。

 

ドライヤーでうんと温めて、アラルダイトの注入です。

 

裏と表からの作業で、水漏れのしない状態にまで接着が出来ていますが、ひびは目立ったままですね。

 

そして、仕上げに「新うるし」の本透明で処理して。

これで手に触れた時の感触や汚れが着くことはないでしょうね。

硝子の食器の繕いは、両側から透けて見えるので、金属粉を蒔くことも難しいですね。

後で聞いた話ですが、この食器、マルタのお土産に買ってきたものですって。

いい食器、食洗機を使うのはダメですよね。