金継ぎ、金繕い? いえ、陶磁器の繕いを楽しむ会「器再楽(きさら)」です!

「陶工房たつみ」が主催する「器再楽(きさら)」のブログ。金繕い、金継ぎと呼ばれる手法もオープン。繕いの依頼にも応じます。

沢山の繕い品 その6

2021-06-30 16:09:34 | 陶器の繕い例

沢山の繕い品、いよいよラストです。

 
銀の丸粉を蒔いて、粉固めも終えて、いよいよ磨きですね。
 
鯛の牙(たいき)での磨きです。
磨いたところはぴかっと輝きだします。

裏側も磨いて。

 

こんな風に仕上がりました。

 

他のものも磨いて。

 
4点ほど仕上げましたが、来週から3回コースで金繕い教室を総合センター塚口で開催を依頼されていますので、その途中の工程を説明するために最後まで仕上げずに取り置いたものもあります。
 
それから、同じく来週から川西での金繕い教室「器再楽」がようやく再開されます。
ちょっと忙しくなりますね。


沢山の繕い品 その5

2021-06-28 15:27:06 | 陶器の繕い例

沢山の繕い品、いよいよ最後の仕上げですね。

 
銀の丸粉を蒔いたもの、生漆をテレピンでうんと薄めたもので粉固めの処理です。

 

裏側も。

 

大きな皿。

 

この皿は、裏側の処理を先に済ませていたので、表側の黒艶漆の作業です。

 

この鉢も。

 

私が愛用している小皿もついでに。

 

この日漆を塗ったものに銀の丸粉を蒔いて。

 

この小皿は金の消し粉で蒔いて。

 

2日くらい置いて、2回目の粉固めのもの。

この日の作業した作品はこんな具合で。

他にもありますが。

まだ続きます。


沢山の繕い品 その4

2021-06-18 15:20:52 | 陶器の繕い例

沢山の繕い品の続きです。

 
ベースの繕いを終えたものに黒艶漆を処理するところです。
 
大きな四角い皿。

 

登り窯で、薪の灰を沢山被った長皿。

 

大きな亀裂が入った長皿。

 

その裏側です。

 

そして、銀の丸粉(3号)を蒔いていきます。

 

別の作者の方の皿の裏側の処理です。

 

まだまだ続きます。


沢山の繕い品、スタートです その3

2021-06-11 14:58:17 | 陶器の繕い例
だいぶ日にちがたちましたが、沢山の繕い品の続きです。
 
先ずは漆の処理だけのものです。
これは「新うるし」の白を使って。

 

そして、次は艶黒漆の処理だけのものです。

同じようなものが2点。

 

黒い釉薬の上に亀裂が入っているので、黒漆でいいですね。

 

そして、だいぶ以前に頂いていたもの。

 

次は金属粉を蒔くものです。

 

この皿には金粉が似合いそうなので、金の消し粉を蒔いて。

 

もう一点は、銀の消し粉を使って。

 

以上、6点の処理が終わりました。

 

しばらく日にちを置いて、金属粉を蒔いた作品の仕上げをして。

金の消し粉を蒔いたもの。

 

漆が濃すぎたせいで、表面にしわが寄っていますね。

まあ、いいか。 

 

もう一点。

銀の消し粉を蒔いたもの。

 

あと、これだけベースを繕ったものが残っています。

ぼちぼちやりますか。

今度は銀を主体に丸粉を使う予定です。


沢山の繕い品、スタートです その2

2021-06-05 14:56:28 | 陶器の繕い例

沢山の繕い品、その続きです。

 
生漆を処理したもの、その反対側です。

 

そして、メインは大きな亀裂の入った部分のベースの修復です。

 

うんと亀裂の大きいものは、プラスチック板を裏側に貼り付けてです。

 

これらもすべてです。

 

ああ大変だ。

 

余分なものは早めに取り除いて。

 

この日は終了です。
まだまだ作業は続きますね。