水ペーパーも使って。
そして、黒艶漆を塗って。
銀の丸粉(3号)を蒔いて。
丸粉は塗られた漆の部分を沈んでいくので、何回も蒔いて。
さあ、いいですかね。
このあと、漆を乾かして。
今の時期気温が低いので、ホットカーペットの上がいいですね。
ビニール袋に濡れたペーパーを入れて。
漆が乾いた後、生漆をテレピンでうんと薄めたもので粉固めの処理です。
写真を撮るのを忘れていますが。
それを3回繰り返して。
丸粉を使うととても日数がかかりますね。
そして、最後の工程の磨きです。
木綿でよく磨いた後、鯛の牙(たいき)で磨きます。
ピカッと光沢が出て。
私のお気に入りの自作の片口。
さあ、この日の私の課題ですね。
前回、仕上げを漆だけにした品物。
白漆がこんな色になっています。
周りの青い部分は黒艶漆でした。
このままでいいでしょうと私。
取っ手が壊れて無くなったカップ。
模様が可愛い品物ですが、取っ手を新たに作ることはとても難しいので、割れた部分をルーターで削ってもらって触り心地がいいようにしてもらいました。
あとで、汚れると嫌なので漆を塗って欲しいと。
それは次回に。
金粉(丸粉と平極)を使った品物。
生漆を使って、粉固めをしてあげて。
最近外に出していて壊してしまったという花器。
食器ではないので「新うるし」の白で仕上げてあげて。
前回ロイロ漆を塗ったお盆。
うんと黒くなってしまって。
本漆は色合いが変わってしまうので難しいですね。
「新うるし」で色合わせをして、修正です。
皆さん、いろんなものを持ってこられて、だいぶご自分でできるようになってきましたね。
画廊シャノワールのオーナーの佐野さん、ギャラリーと掛け持ちで大忙しで、自分ではせずに、私に傷んだ箇所に黒漆を塗ってと。
いろんなものをお持ちですね。
次回は1月13日で、今回は会費以外に特別に心づけのお金もいただいて、有難いですね。
少し前にも頂きましたね。
今回依頼を受けた金繕いは、コーヒーカップの取っ手が壊れたもの。