金継ぎ、金繕い? いえ、陶磁器の繕いを楽しむ会「器再楽(きさら)」です!

「陶工房たつみ」が主催する「器再楽(きさら)」のブログ。金繕い、金継ぎと呼ばれる手法もオープン。繕いの依頼にも応じます。

続・ちょっとした繕い

2016-08-28 18:12:29 | 陶器の繕い例
川西での金繕いの教室用に途中までで置いていた簡単な繕い品、結局なかなか出番がないので、最後まで処理しました。

ベースができた後、ヤスリで整えた後です。
黒艶漆を塗って。


そして銀の丸粉(3号)を蒔いて。


その後、2日ほどおいて生漆とテレピンを混ぜたものを塗る粉固めの処理(今回は1回のみ)も終えて。

その翌日に木綿でしっかりと磨いて。


そして鯛の牙で磨く最後の段階です。
綺麗に修復できました。
左の皿は「いこま」酒店に早速届けましょう。右側は私の愛用品です。

ちょっとした繕い品

2016-08-21 15:15:35 | その他の繕い例
簡単な繕いがありました。

ちょっとした欠けた部分があります。
右側の皿は「いこま」酒店から預かってきたもの。
左側の酒器は、「花」さんに置いてもらっているもの。


アラルダイトと地の粉でベース作りをして固めたもの。
このあと、ヤスリを掛けてベース作りが完了です。
もうすぐ、川西のシャノワールで、金繕い講座がありますので、この段階のままで持参しましよう。


そして、もう一つはさとっさんが三味線を教えている子供がバチを落として壊してしまったものです。
アラルダイトで接着して。


余分なアラルダイトを綺麗にふき取って、セロテープで固定です。


そして、翌日です。
セロテープを剥がして、綺麗にして出来上がりです。
良く見れば破損個所のラインが見えますが、十分使えます。
当分は、破損していない方で使った方がいいので、赤いシールを貼ってあげました。