絡新婦の理と同じく京極夏彦の超厚文庫シリーズの一冊。
この作品はこのシリーズの中でも特に無駄に長い気がする。
宮部みゆきの模倣犯のように同じ場面を別の人物の視点から再度書いているけれど、それによって新しい事実が提示されるわけではない。
またストーリとは直接関係の無い会話や個人の思考が冒頭(ストーリの中ほどの会話を冒頭に持ってきている)を含めていたる所に長々と出て来る。
これが抽象的かつ哲学的な内容で読んでもなかなか理解できない。
またストーリとは直接関係無いもののある種の伏線になっている部分もあり、それが頻繁に現れることも有って中ほどでネタが分かってしまう。
意外さを無くす為にはこうするしかなかったのかもしれないけど、普通の作家なら3分の1ほどでまとめられる内容。
講談社文庫 定価1200円+税
この作品はこのシリーズの中でも特に無駄に長い気がする。
宮部みゆきの模倣犯のように同じ場面を別の人物の視点から再度書いているけれど、それによって新しい事実が提示されるわけではない。
またストーリとは直接関係の無い会話や個人の思考が冒頭(ストーリの中ほどの会話を冒頭に持ってきている)を含めていたる所に長々と出て来る。
これが抽象的かつ哲学的な内容で読んでもなかなか理解できない。
またストーリとは直接関係無いもののある種の伏線になっている部分もあり、それが頻繁に現れることも有って中ほどでネタが分かってしまう。
意外さを無くす為にはこうするしかなかったのかもしれないけど、普通の作家なら3分の1ほどでまとめられる内容。
講談社文庫 定価1200円+税