著者は池井戸潤と言う元銀行マン。
銀行の不祥事に対応する特命担当の話の短編連作集。
第一話と最後の第八話が特に面白いし、他の話もそれなりに良くできている。
ただ、ストーリ以外の構成に懲りすぎ。
作品により章毎に時間が前後したり、一つの章が「田中は○○・・」と書けばいいところを「男は○○・・・」で始まって最後に「そう言って田中は部屋を出て行った。」と言うように誰のことか最後までわからなかったりするような書き方を多用しすぎるため、ストーリを追うのに苦労する。
折角面白い話だから、そんなに構成を変にいじくらなくても良いのに・・・
銀行の不祥事に対応する特命担当の話の短編連作集。
第一話と最後の第八話が特に面白いし、他の話もそれなりに良くできている。
ただ、ストーリ以外の構成に懲りすぎ。
作品により章毎に時間が前後したり、一つの章が「田中は○○・・」と書けばいいところを「男は○○・・・」で始まって最後に「そう言って田中は部屋を出て行った。」と言うように誰のことか最後までわからなかったりするような書き方を多用しすぎるため、ストーリを追うのに苦労する。
折角面白い話だから、そんなに構成を変にいじくらなくても良いのに・・・