二つの話が細切れになって交互に語られると言う私の一番嫌いなパターンの構成で嫌だなぁと思いながら読んでいくとさらに別の物語が始まってしまうと言う最悪な構成。
早く一つの話に収束して欲しいと思い、試練に耐えるように読んでいくと、そのうちの一つの話は一ヶ月前だと明らかになる。
その後は、どんどん結末が見えて来て最後はほぼ思った通りの展開。
大嫌いな構成を我慢して最後まで読んで良かったけれど、やっぱりこの構成は見直して欲しいな。
横関大と言うより伊坂幸太郎が書きそうな物語だった。
舞台を無理やりニューヨークにもっていたのは心臓移植の伏線のため?
2015.5.19
講談社