未知の世界の話だから現実とフィクションがどう入り組んでいる物語なのか分からないけれど、現状の検察と言う組織がこの小説の通りだったら怖いな。
実際は誇張された事実で、そこに著者が切り込んでいったと言うところ?
間違えを認めたくないと言うのは分かるけれどだから認めないというのはエンジニアの私としてはものすごく違和感、と言うか下の立場の人だったら可哀相に思える。
間違えは必ず有るからそれが分かった時は速やかに修正するのが当然だし、間違えたままにして置いたら前に進めない(完成しない)。
そう言えば、政治家も間違えを認めないけど。
認めなくても有耶無耶にできてしまえる人はそういうものなのかな。。
元検事の著者が書きたかったのはまさにそこだと思うけど。
ただ次席検事の主人公をはじめ、検察の人達が上司や部下に対して自分のことを俺とか僕とか言うのは不自然に感じるけどどうなんだろうか・・・。
記者会見の時はちゃんと私と言ってるのに。。
2020.8.31
日本評論社