藤枝マリンダイビング BLOG

ダイビング日記を書き込んでいます。

懐かしの機材・・・ダブルホースレギュレーター

2009-10-31 19:06:27 | Weblog

私がダイビングを習った28年前でも、すでにレギュレーターはシングルホースが主流になっていました。
講習の際、「シングルホースタイプというのがあって・・・」「・・・レギュレータークリアというワザが必要で・・・」という話があった程度です。
そんなわけで私もダブルホースは使った事がありません。


この写真のレギュレーターは、社長が知人から譲り受けたものたそうですが、どうやらマウスピースが上下逆についているようです。ホースのゴムは比較的新しく、本体さえ整備すれば使えそうな感じがします。
タンク圧力が150気圧時代のものなので、ヨーク部分は今のレギュレーターの1stステージに比べなんとも華奢。肉厚は今の半分くらいしかありません。
アルミ製の本体にあいた穴が排気口。排気は背中側でブクブクと出ることになります。
シングルホースレギュレーターが普及した後も、プロを中心に「排気が邪魔にならないから」と使い続けた人もあったそうです。


本体に取り付けられたプレート。
ブランド名は今も同じ「Aqua-Lung」ですが、製造会社はなんと"KWASAKI AIRCRAFT"=川崎航空機工業となっています。
飛行機を製造する会社が何で??。
察するに、戦闘機には高高度を飛行する場合にパイロットへの酸素供給装置が必要なので、高圧の酸素タンクから減圧して酸素を供給する装置(つまりレギュレーター)を製造する技術を持っていたこの会社が製造を担当したのではないか、と。
ちなみにWikipediaによると、川崎航空機工業は昭和44年(1969年)に今の川崎重工業と合併した、となっていました。
ということは、このレギュレーター、少なくとも40年以上前の製品ということになります。


当時の雰囲気だけでも再現してみました。
ホースの中は空気・・・浮力は結構あったはずで、軽い150気圧のタンクとも合わせ、今のドライスーツ並みのウエイトが必要だったんじゃないでしょうか。
この機材には楕円マスクや、いかつい三面マスクが似合います。
それにしてもこの姿、アニメ「機動戦士ガンダム」第一作に登場する「ザク」は、これをモチーフにデザインされたと思うのは私だけではないはず。
ネット上の画像を改めて見てみると、ザクは一ツ目で三面マスクをしていました。

社長いわく「転売目的の人には絶対売らない」だそうです。
このレギュレーターは、博物館の収蔵品としての価値がありそうですね。

10月18日の石津浜

2009-10-18 16:01:19 | Weblog
10月18日の石津浜

すんばらしい秋晴れの一日。
今日は天気が良いためか、11名がにぎやかにエントリーしました。

昨日のポイントは砂漠状態だったので、今日は逆の方向へ。

こちらも台風の後遺症で無機質な海底なのですが、障害物の周りなど少しは生き物が復活しています。

新たに出現したスナイソギンチャクに、ちぃーさなイソギンチャクカクレエビ発見。
先月いた個体より一回り小さく、証拠写真程度にしかなりませんが、とりあえず見ものができてよかった。


ガンガゼを入念に探してゆくと、ようやくいました、ガンガゼカクレエビ。
これも台風の影響か、ほとんどのウニから消えてしまいました。


これ、ハコフグですよね。なんとも珍妙なというか、人間のお尻のような奇形でした。


そして、久しぶりにアオリイカの姿。
今年夏に生まれたので、サイズはまだ小さいです。
-10m~-3m付近で、煮干しサイズのイワシが群れており、それを狙って10数杯の群が泳いでいました。


他には、ボラの大群、カゴカキダイ、モンガラドオシ、オオモンハタ、ムレハタタテダイなどでした。

Log data

Entry 10:26
Max. depth 21.4m
Ave. depth 13.9m
Dive time 45min
Water temp. 21℃
Visibility 8~10m
Wave hight 1.0m

10月17日の石津浜

2009-10-18 15:58:57 | Weblog
陸上は今にも雨が降り出しそうな天気でしたが、海の中は以外にすっきりしていました。

今日は台風後みーちーぐわー目指して潜行です。
道中はまさに海底砂漠の趣。
定番のホシヨウジ、タツノイトコやウミテングなどは全く見つかりません。

台風で砂が動くので、波消しブロックが埋まっているかと心配しましたが、まだ砂の上に頭を出していました。
それでもシロアザミヤギの数はずいぶんと少なくなってしまいしました。
比較的小さな石にくっついているので、横倒しになったものも多く見られます。

ムラサキハナキンチャクの根元にいたイソギンチャクマルガザミ。
精一杯威嚇しています。


サツマカサゴ、ちょっといたずらして、細い木の枝で鼻をコチョコチョつついてみました。
くしゃみはしませんでしたが、口を少し開け、迷惑そうな様子。


今年放流したマダイの稚魚だけはなつっこくついてきます。
砂を掘ると、少しはゴカイ等が復活している様で、何かを必死でつついていました。


ウミテングが来てくれるのは、11月下旬くらいなのでしょうかね。

Entry 10:18
Max. depth 20.1m
Ave. depth 14.4m
Dive time 52min
Water temp. 21℃
Visibility 8m
Wave hight 0.5m

10月12日の石津浜・・・台風の後

2009-10-12 17:18:18 | Weblog
自分にとって石津浜で台風後の最初のダイビングとなりました。
18号は直撃は免れましたが、近年に無い大波が押し寄せ、砂浜は見渡す限り波にさらわれた様です。


水中はいまだに白っぽく濁っており、-18mあたりからかなり暗くなります。
ゴロタ石はきれいに磨かれ、エラコはおろかフジツボまできれいさっぱり無くなってしまいました。

海底砂漠状態の中で見つけたのは、カイメンを背負ったイシタダミヤドカリ。
どうやって台風の波を生き抜いたのかわかりませんが、灰色の石の中でひときわ目立つ色でした。
ちなみに手前に少し見えているのは、白っぽい色のサツマカサゴ。


ムレハタタテダイ、コロダイはなんとか居残ってくれました。


安全停止の-5mはなんにもなくなり、お楽しみが全く無くなってしまいました。
1ヶ月位するとまた石に色々な生き物が付いて、餌付けショーが楽しめると思います。


Log data

Entry 10:29
Max. depth 19.1m
Ave. depth 13.5m
Dive time 41min
Water temp. 21℃
Visibility 3~5m
Wave hight 0.8m

10月11日 田子の2日目

2009-10-12 17:14:27 | Weblog
今日の1本目はいよいよフトネに挑戦です。
多少流れはありましたが、対抗して泳げないほどでもありません。
しかし人の数は多く、アンカーロープは鈴なり。
透視度がいまいち+空気の泡がものすごく、どこに誰がいるのかわからなくなります。

フトネらしい光景を撮影しようと意気込んで入りましたが、タカベやカンパチといった派手な回遊魚は現れず・・・。
ハナタツがいたという場所もスッカラカンでした。
台風の影響は相当大きかったようです。
フトネらしい光景ということで、この一枚のみ。



Log data

Entry 9:42
Max. depth 23.5m
Ave. depth 15.9m
Dive time 34min
Water temp. 21℃
Visibility 5~8m
Wave hight 1.2m


田子の最後は白崎となりました。
ここもいまいち濁っていましたが、サンゴは元気。
ミドリイシとカサゴの組み合わせは、伊豆ならではの光景。


チョウチョウウオ類の幼魚は少なく、ちょっと寂しい感じです。
イバラカンザシはいつもどおりの風景。


ピカチュウが残り少なくなったヒロメの上に。


2日間海浸りでタップリ楽しんだ後、渋滞の東名をいつより1時間は余分にかかって帰りました。


Log data

Entry 11:57
Max. depth 17.0m
Ave. depth 9.1m
Dive time 45min
Water temp. 22℃
Visibility 5~8m
Wave hight 0.3m


10月10日 田子ツアー報告

2009-10-12 17:09:52 | Weblog
今回は、毎年お世話になっているダイバーズハットさんにガイドをお願いして、田子のボートダイビングを満喫してきました。

1本目は小平床です。
昨年秋は30m以上のすばらしい透視度がありましたが、やはり台風の影響でせいぜい8m程度の視界しかありません。

ガイドさんが岩の下で一生懸命写真を撮影しているので覗いてみると、なんとテングダイです。
西伊豆ではかなり珍しいのでは?
それにしても手前のスズメダイとハタンポ、邪魔だって!


タカベの群が一瞬通り過ぎました。
今回回遊魚らしきものを見たのはこれっきり。


ウミキノコにシロハナガサウミウシが複数付いている光景をあちこちで見る事ができました。
春より数が増えた?、それとも海藻が無くなり目立つだけ??


ログはなんとダイコン電池切れでデータがありません。
電池を持ってきたおかけで、2本目はなんとかなりました。
持ってて良かった。


2本目は弁天島からアジロ崎の方へ。
こちらもなんとも魚の数は少なく、これといった被写体はなかなか見つかりません。
イソギンチャクエビだけは、あちこちのイソギンチャクに付いていました。


砂地にいたっては、ネズッポやハゼ類の姿も無く、目に付くのはタコノマクラばかりといった状態です。

Log data

Entry14:07
Max. depth 17.2m
Ave. depth 11.1m
Dive time 43min
Water temp. 21℃
Visibility 3~5m
Wave hight 0.3m


2本Scubaで潜った後は、瀬浜ビーチでスノーケリング。
これだけ内湾なのに、地形が変わっています。
ゴロタ石もガラガラと洗われてピカピカ、生き物の姿は極少なくなってしまいました。

水面直下のカエルウオ。普段は相手にしない魚を一生懸命撮影してみました。



10月4日の石津浜

2009-10-05 14:50:43 | Weblog
台風の波やら仕事やらでしばらく潜れず、久しぶりの更新となってしまいました。
今日は快晴の下、6名がエントリーしました。

台風の影響で波打ち際の地形が変わり、海底も-10m程度までゴロタ石が磨かれて殺風景になってしまいました。
ちょっとネタ的には寂しいですが、透視度はまあまあの海底散歩です。

オオモンハタに混じってコロダイが姿を見せました。
田子で見かける様な1m近い大物には出会ったことはありませんが、やはり秋から冬の魚というイメージがしています。
先週はもっと沢山いたとか。


オニオコゼ、今日は砂に潜らずに石の上に鎮座していました。
これでもうっかり手をついてしまいそうなほど石バケしています。


安全停止中にハタタテの群です。
だんだん尾数も増えてきますし、サイズも一回り大きくなりました。
カワハギ、キタマクラ、クロダイなどを掃除している姿をよく見かけます。



他には、オオモンハタ、アカハタ、ガンガゼカクレエビ、マダイ、ヒラメ、コガネスズメダイ、キンチャクダイ、チョウチョウウオ、オニハゼ、ヒメコウイカなどでした。
青物、最近来てません。まだ終わりじゃないと思いますので今後に期待。

Log data

Entry 10:20
Max. depth 25.8m
Ave. depth 13.8m
Dive time 46min
Water temp. 23℃
Visibility 5~8m
Wave hight 1.0m