藤枝マリンダイビング BLOG

ダイビング日記を書き込んでいます。

8月30日の石津浜・・・台風接近中

2009-08-30 16:19:02 | Weblog
今日は台風のうねり大した事はありませんでしたが、北東風が強くで波立っており安全潜水ギリギリレベルの状態でした。
透視度も昨日より落ちて、よいところで8m程度。
あれほどいたカタクチイワシもどこかへ移動してしまい、群れているのはネンブツダイの幼魚だけでした。

シロアザミヤギにイソバナカクレエビらしきもの発見。
指先がこの大きさですから、体長5mmといったところでしょうか?
水中で観察するにもルーペが必要です。


単独のイソギンチャクモエビは今日も元気に尾を振っていました。
台風の後も居てくれるといいですが。


ゲンロクダイも3週間続けて同じ場所に居ます。
だんだん人なれしてきたのか、カメラの前30cmまで近づいてきました。


安全停止の餌付けショータイム、今日は横しま模様魚異種対決です。
というか、奇妙に仲がよさそうな動きの2尾でした。
お互いに好奇心のカタマリといった感じです。



他には、カンパチ1尾、キンチャクダイ、チョウチョウウオ、オオモンハタ、アカハタ、ノコギリヨウジ、マダイ群、クロダイ、ゴンズイ玉、トカゲゴチ、ヒラメ、オニハゼ、などでした。
なお、Gonさんは、素手で砂地に手をついたところ、ウミケムシに巻きつかれ、剛毛がささってしまい痛い思いをしたとか。
みなさんも注意しましょうね。

Log data

Entry 10:25
Max. depth 21.1m
Ave. depth 13.7m
Dive time 47min
Water temp. 21℃
Visibility 5~8m
Wave hight 1.5m

8月29日の石津浜・・・カタクチ大群

2009-08-30 16:15:46 | Weblog
今日は堤防の上から海を見渡すと、黒潮の深ーい藍色。
間違いなく夏のベストコンディションです。

透視度はあがって真冬並みに10mありました。
エントリーしてすぐ、煮干しサイズのカタクチイワシが大群です。
かなりの群が接岸しているらしく、-15~-20mを移動中はほとんど絶える事がありませんでした。

イワシを狙って、マゴチが腰までの深さのところにやって来ていました。
カンパチは今日も小さい群がいましたが、撮影できず。


崩れた斜面を移動し、イソギンチャクモエビを見ながら浅場に移動。
安全停止中は、石を叩いてフジツボをつぶし、餌付けショータイムです。
キューセン、カワハギ(手から餌を食べます)、マダイに混ざって、大きなクロダイも数尾やってきました。
目の前で餌をついばんでいます。



夏の訪問者も何種類か観察できます。
これはニセカンランハギですね。



他には、ゲンロクダイ、ノコギリヨウジ、ハナミノカサゴ、オニハゼ、アカハタ、オオモンハタ、キンチャクダイ、ムレハタタテダイ、チョウチョウウオ、コガネスズメダイ、マツカサウオ、マゴチなどでした。

Log data

Entry 10:17
Max. depth 23.8m
Ave. depth 13.1m
Dive time 49min
Water temp. 20℃
Visibility 8~10m
Wave hight 0.5m

8月23日の石津浜・・・今日もカンパチ

2009-08-23 15:21:48 | Weblog
昨日に続き夏らしい、でもカラッとした気持ちのいい暑さの天気です。
今日はぞろぞろ人が湧いてて出てきて11名がエントリーしました。
昨日の強い西風は止みましたが、引き続き透視度良好です。

昨日と同じ様に、地震で崩れた斜面に沿って泳いでゆくと、
あれ? スナイソギンチャクが小石の上に。
地震で崩れた小石に埋まっていたのでしょうか?
よーく見ると、石津浜では初記録となるちぃーさなイソギンチャクモエビがお尻をふっているではありませんか。
これぞ動画向きの被写体。ビデオでなんとか撮影できました。


崩れた場所はまだ真新しい石と砂が露出していますが、周辺から生き物が戻りつつあるようです。


昨日は-5mの安全停止中に現れたカンパチ、今日は-15mの底まで降りてきました。
見上げると太陽のシルエットになって浮かぶ群。


そこから崩れるように群が下降して来て、グルグルと回ること数回、2分近くビデオに納める事ができました。


今日の安全停止中の相手は、好奇心いっぱいのイシダイ幼魚。
シリコンゴムのカニに興味津々。



他には、ゲンロクダイ、ニセカンランハギ、ゴンズイ玉、ノコギリヨウジ、ハナミノカサゴ、オニハゼ、アカハタ、オオモンハタ、マダイ、カワハギ、キンチャクダイ、ムレハタタテダイ、チョウチョウウオ、コガネスズメダイ、マツカサウオ、マゴチなどでした。


Log data

Entry 10:37
Max. depth 21.9m
Ave. depth 13.4m
Dive time 41min
Water temp. 22℃
Visibility 5~8m
Wave hight 0.5m

8月22日の石津浜・・・予知ダイビング?

2009-08-23 06:46:54 | Weblog
暑かったですねー。
今日は南西の風が強く吹き、フェーン現象気味で、静岡は猛暑日となりました。
西風、ということは石津浜はベストコンディション。
透視度もぐんとアップし、伊豆なんか行かなくてもいいや、というくらいのダイビングが楽しめました。

群生しているシロアザミヤギの中で、1本だけポリプが閉じているものが。
見た目の太さが全く違います。
「これはなにかある」と思い近づいて見ると案の定、トガリモエビが2尾付いていました。
先週よりもきれいに撮れました。


砂地になにやらウミウシらしきものが。
これ、どうみてもガーベラミノウミウシですよ。
なんでこんな所に???
図鑑を見ても「通常はセンナリウミヒドラに生息する」と書いてあります。
そんなもの、このポイントには一切ありません。
一体どこから?


地震で崩れた斜面の端で、今年初物のゲンロクダイ。


安全停止中にこれまた初物のムレハタテダイも。


そして、エントリー前に海の様子を見て「今日の潮だとカンパチ来るから狙っていこう」と宣言したとおりに、-5mで群に囲まれました。
青物の季節がやってきました。


他に、マゴチ、ハナミノカサゴ、ニセカンランハギ、ノコギリヨウジ、キンチャクダイ、オオモンハタ、アカハタ、ソラスズメ(浅場で色がきれい)、シュスツヅミガイなどでした。


Log data

Entry 10:27
Max. depth 23.7m
Ave. depth 13.3m
Dive time 49min
Water temp. 22℃
Visibility 8~10m
Wave hight 0.5m

ブーメラン・・・バブルと共に泡と消え

2009-08-16 22:15:33 | Weblog
これが登場したのは、バブルの終わり頃だったか。
マイナーでダサーいイメージだったダイビングが、カラフルな機材の登場で一躍大ブームとなり、石津浜でさえ多いときは1日20人以上がエントリーしていた時代がありましたっけ。

ちょうどこの頃、重いタンクを背負って、というイメージを打破すべく、こういった簡易潜水器具がいくつか登場しました。
なお、誠に残念ながら私は使ったことがありません。



ブーメラン=Boom e lung
形が投げると戻ってくるブーメランに似ている事、Aqua-Lung(登録商標)でおなじみの肺を表す"Lung"、(ひょっとしてeは手軽に楽しめるという意味で easy の"e"?)を組み合わせたネーミングはなかなかの傑作であると思います。


大きさがわかるように、マスクを一緒に撮ってみました。
レギュレータの下の、穴がポコポコ開いた部分が排気となるようです。




タンク容積は、0.3リットル×2本、または1リットル(1.6kg)×2本。
右側の大きい容器が1リットルタンクです。
タンクを直にねじ込んでセットします。
どちらもアルミ製で、本格的な200気圧仕様。
いくら手軽とはいえ、4kg近いセットをアゴの力だけで支えるのは辛いので、後頭部にベルトをまわして重量を支えるようになっています。


タンクの容積と重量を示す刻印。


この機材、手軽なのはいいけれど、空気量の少なさはいかんともし難く、その上残圧計もないので「水深5mより浅い場所でお使いください」という説明があったと記憶しています。
大きい方でも一般的な10リットルタンクの1/5ですからねぇ。
しかも水深5mまで?潜水時間15分程度?・・・5mなら素潜りでちょっと慣れれば写真撮影だってできますよ。
1回の費用は2000円!・・・それじゃ普通のタンクが借りられますって。
タンクは耐圧検査が必要・・・一度に2本も!、そりゃ高い。

そんなわけで、Cカードを持っている人にアピールするものは感じられず、FMDでの購入者はいませんでした。
生産中止となって久しく、すでに修理やメンテナンスも不可能の様子。
今でもボートオーナーで船底掃除用に欲しい、という方がいらっしゃる様ですが、肺破裂の危険性はScubaと全く変わりませんから、きちんとした講習を受けてからお使い下さい。
あ、その前にブーメランの講習はすでにやってないか。

8月16日の石津浜・・・カサゴ三兄弟

2009-08-16 21:33:16 | Weblog
今日はお盆休みの最終日、道中渋滞の心配が無い石津浜に11名がエントリーしました。
ようやく夏本番の天気、水温も上昇し、海水浴気分で濁った海を堪能してきました。

相変わらず透視度が悪いので、回遊魚などはいたとしても見る事が困難です。
本日はカサゴ(目)3兄弟にて。

まずはサツマカサゴ。
伊豆でもよく石化けしているのを見ますが、ヒレを広げるとハデな色ですよね。


コクチ?フサカサゴ、本日はゴミを身にまとっていますが、カモフラージュとは言い難い容姿です。


砂に半分埋もれたオニオコゼ。
手で砂を払うと、自信たっぷりでなおさらに背びれの毒棘を立てて威嚇してきました。
海水浴客が踏んづけて、救急車で運ばれるわけだなぁ。


今日はもう一つ、久しぶりの白トガリモエビです。
これを見つけるには、シロアザミヤギをじっくり探すしかないです。


その他には、オキゴンベ、ヨソギ、マゴチ、後を付いてくるキューセンの群、マダイ、オニハゼ、シュスツヅミガイ、などでした。

大雨もうねりも収まったので、来週はもう少しきれいにならないかな?

Log data

Entry 10:30
Max. depth 20.5m
Ave. depth 13.9m
Dive time 44min
Water temp. 23℃
Visibility 1~3m
Wave hight 1.0m

8月15日の石津浜・・・海底地滑り

2009-08-16 06:43:53 | Weblog
11日の地震後、はじめて潜りました。
濁りが多少ありましたが、真っ暗になるほどではありません。

で、明らかに海底の地形が変化していました。
いつものように岸と平行に進んでゆくと、途中でゆるやかな谷のような地形があるのですが、そのあたりでは、岸から続く急斜面のゴロタが崩れ、真新しい石がむきだしとなっています。
ゴロタの斜面と、傾斜のゆるやかな砂泥底の境界は、10m以上沖へ移動していました。
境界線の水深は先週までは最深で-25mでしたが、-20mを移動していても境界線がどこなのか見通せなくなっています。
幅50m程度?、水深-10~-25mにわたって小規模な「海底地滑り」が起きたに違いありません。
潜っている最中だったら、と思うとぞっとします。
マダコやオオモンハタが付いていたタイヤも半分埋まってしまいました。


ゴロタの上で数多く遊泳していたハナハゼは、ほとんど姿を消してしまいました。
相変わらず元気に泳ぎ回っていたのは、マダイとオオモンハタ。



ロープについていたマツカサ三兄弟。



海岸近くの家では、瓦が落ちたためブルーシートを屋根に張った家をいくつか見かけました。

潜っている最中の地震と津波の対処方法については、よーく考えておいたほうが良さそうです。
今回の様に震源が近い(東海地震も!)と、Exitして安全な場所に避難する前に津波がやって来るでしょう。
漂流するのを覚悟で、表層を沖に泳いでいったほうが助かる確率が高いと思われます。

8月9日の石津浜

2009-08-09 16:43:47 | Weblog
今日は台風も遠ざかり、昨日より少しはマシに、と思いきや、熱帯低気圧が発生して接近中とのこと。
うねりは昨日と大して変わらない程度の状態でエントリーしましたが、エクジット時にはうねりが大きくなり、波にもてあそばれる方数名・・・。

しかも水中でオウギフトヤギにからみついている釣り糸を切ろうと思ったら、ナイフがない!!!。
どこかで落としたに違いない、ガックリ・・・。


今日の生き物は、このゴマウミヘビです。
エンピツ程度の太さで、マクロの得意なビデオでもなかなかきれいに撮れません。
しかもこの濁りとうねりの中ではね。



アオリイカの新しい卵を守るような形で巨大なマダコが。
暗いので、巣穴から出てきている様です。
これだけ大きいと、ちょっかいを出すのはキケン。
からまれると、マスクをとられてしまう可能性もあります。



海から上がると、なんと○長様がナイフを見つけてくれていました。
よくぞこんな小さいものを、1mも見えない中で。
でも、本当の捜索目的であった、初心者がなくしたフィンは、見つからずに終わったそうです。

Log data

Entry 10:37
Max. depth 18.5m
Ave. depth 14.7m
Dive time 29min
Water temp. 20℃
Visibility 0.5~1m
Wave hight 1.5m

8月8日の石津浜

2009-08-09 16:40:44 | Weblog
台風は台湾へ行ってしまいましたが、太平洋岸はうねりが残っています。
石津浜もそんなに高い波ではありませんが、底までゆらゆらと揺れていました。
しかも、砂が舞い上がって視界は悪く、-5mまではとなりの人も見えないほど。
-15mではそうとう暗くなり、ライトが無いとちょっと不安になる位。ナイトダイビングの様です。

そんな状況なので、今日は見るものも少なく、早めにあがってきました。


これは、私の前ではおとなしくじっとしていたオオモンハタ。
カメラを構えでもうねりで体が動き、非常に撮りづらい状態です。


砂地には、ヒラメが結構いたのですが、何分視界が悪く、突然目の前で飛び出してゆくこと数回。水中でビビる声まで聞こえてきました。
「なんどもヒラメに驚かされた」と言ってた人がいましたが、ヒラメの方こそほんとうにびっくりしたに違いない!

浮上直前に寄ってきたマダイです。
先週は石をひっくり返すとにぎやかな程たくさん寄ってきたのですが、今日はこの1尾のみでした。


うねりが収まるまでは、この濁りは続きます。仕方ないです。


Log data

Entry 10:00
Max. depth 20.6m
Ave. depth 14.1m
Dive time 39min
Water temp. 21℃
Visibility 0.5~2m
Wave hight 1.5m

8月2日の石津浜・・・マダイと遊ぶ

2009-08-02 17:59:20 | Weblog
今日は潜る前からほとんど豪雨。
「シャワーいらないね」などと言いながらエントリーです。

大雨直後はそんない濁らないというセオリーどおり、表層は昨日と同様濁っていましたが、-10mから視界が開け、冷たくなりました。
日差しが無い上に、表層の濁りが日光を遮り、ナイトダイビングの様な雰囲気です。


ぽてっとしたハマフグを見つけました。
体の構造から体型がそんなに変わることはないはずですが、そういう風に見えました。



少し深い場所でタマガシラが現れました。派手な魚ではありませんが、ここで見かけるのは年に1-2回の"中レア"魚です。


なかなか逃げなかったスジコウイカ。
暗い海中でビデオライトに浮かびあがる姿がきれいな動画で撮影できました。


安全停止中に石に付いたフジツボを叩いてエサにしていたら、マダイとカワハギが寄って来ました。
マダイはサイズが揃っていますので、昨年放流した稚魚でしょう。
少し離れて大きなクロダイもこちらをうかがっていました。



安全停止中は、濁った暖かい潮と澄んだ冷たい潮が交互に入れ替わり、山の稜線を移動する雲を思わせるような光景となっていました。


他には、ヒガイ、シュスツヅミガイ、オオモンハタ、キンチャクダイ、オキゴンベ、ミノカサゴ多数、ハナハゼの群、キンギョハナダイ、イトヒキベラ、など。カワハギは、産卵期です。
水温が低いためでしょう、去年はたくさんいたマハタが全く見当たりません、オオモンハタも非常に少なくなっています。


Log data

Entry 10:11
Max. depth 25.4m
Ave. depth 13.7m
Dive time 47min
Water temp. 18℃
Visibility 1~5m
Wave hight 0.5m