東京都知事選挙についての雑感ですが、下の画像のサイト(クリックするとご紹介できます)を読んで、なるほどと思いました。以下、引用文。
「政治家には二種類の人間がいる。自身の持論や主張を実現したいから上を目指す人と、出世そのものが目的の人だ。政治家に仕える役人として、前者には敬意を持つが、後者には侮蔑の念しか抱かない」小池百合子氏は自身の持論や主張を実現したいから上を目指しているのではなく、出世そのものが目的の人ということになるのだろう。豊洲移転問題も豊洲への移転に問題があり、これを阻止しなければならないとの政治判断から争点にしたのではなく、都知事選で勝利するにはどのように振る舞うのが有利であるかだけの視点で判断したのだと考えられる
以上、引用終わり。
この記事を読んでいて、前日に読んだニュース記事の中で、ちょっと引っかかっていた小池知事のフレーズを思い出しました。そのフレーズとは、「・・・改めて都民のお力を頂戴(ちょうだい)したい」というものです。下の画像をクリックすると、ニュース記事をご紹介できます。引用箇所は、画像中にもあります。
引っかかっていたというのは、普通、選挙では「お力を貸していただきたい」と言うのではないかと思うからです。投票で力を貸していただき、そのお礼を政策でお返しするというのが選挙の場でのフレーズではないかと思うからです。
ところが小池知事のフレーズは、「頂戴(ちょうだい)したい」というものでした。頂戴するとは、もらうということですから、返す必要のないものという受け止め方ではないかと思います。政策でお返しする気持ちなどさらさらない、自身の出世が目的なので、もらい得で構わないという考え方が滲み出ているように思い、何だかとても合点した次第です。
何だかスッキリ合点しましたので、書き留めておこうと思いました。