本日、午前1時30分頃に島根県西部で最大震度5強の大きな地震がありました。
ちょうど、そろそろ寝ようかとしているところで、かすかに横揺れがするのに気がつき、「あぁ、地震が来るな」と思ったら、縦揺れが2秒くらい続きました。これは、どこかで大きな地震があったのではないかと思いました。
ネットで調べてみたら、島根県西部で震度5強の揺れとのことで、しばらくネットのニュースを注視していました。幸い、壊滅的な被害が出たというニュースもなく、島根原子力発電も運転を停止中とのことで、その後の続報を見守っていました。
しかし、10分ほどの間に、次々と地震が発生しているというニュースに、緊張した思いになってしまいました。同じように震度5強の揺れが島根原子力発電を襲ったらどうなるのだろうかとか、燃料プールに水漏れが起こったらどうなるのだろうかとか、心配になってしまいました。
原子力発電のことについて鈍い私でしたが、福島第一原子力発電の事故を目の当たりにし、その過酷な現実を知った今、いつまでも鈍感でいられる訳がありません。
この狭い日本に原子力発電所という施設が54基もあります。それは、世界第3位の多さだそうです。ありもしない安全神話をでっち上げて原発推進を図る自民党は、正気を失っているとしか言いようがありません。
京都大学工学部原子核工学科出身であり、以前から原発問題に取り組んでいた共産党の吉井議員は、福島第一原子力発電の事故が起こる5年前に、日本の原発が地震や津波で冷却機能を失う可能性があることを再三にわたって追及していたとのことです。津波で冷却水を取水できなくなる可能性があることも国会で質問し、福島第一原子力発電を視察し、老朽化している施設の危険性を訴えもしたそうです。
そして、第一次安倍政権が誕生してからも、巨大地震の発生に伴う安全機能の喪失など、原発の危険から国民の安全を守ることに関する質問主意書を提出したり、巨大な地震の発生によって、原発の機器を作動させる電源が喪失し、原子炉が冷却できなくなる危険性があることを指摘していました。
ところが、この質問主意書に対して、「内閣総理大臣 安倍晋三」名で出された答弁書は、現在の国会答弁同様、出鱈目ばかりで質問に何一つまともに答えていないというものでした。下の画像をクリックすると、その問題についての要約記事をご紹介できます。
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こんな有様ですので、おちおち枕を高くして寝られないのです。今回、大規模な被害が出なかったことが不幸中の幸いです。