あかねの独り言 パート2

武蔵野を散策して出会った生き物や
四季折々の花達の記録です

霧雨に濡れて

2011-08-21 15:37:00 | 日記


お天気が悪いとか暑いとか・・そんな日にはつい出かけるのが億劫になる
今日も朝から雨が降り続いているがそんな日ならではの画像も撮れるのかと
マクロの世界へ・・・
ヘクソカズラが露を乗せて重たそうだったが思うように撮れなかった
すぐそばにはエノコログサが大小の露を乗せていた



芙蓉の花も雌しべに一つ雫を乗せて・・・



ウマノスズクサの花が盛りになっている
ジャコウアゲハのメスが二頭産卵に余念が無かったのは
昨日の事
追々にその様子も・・




ウマノスズクサの撮影を終えて帰ろうとした時
道路の反対際の草に何か見えた
覗き込んでみたら油蝉だった
雨宿りしているのだろうか?
油蝉はエレベーターホールなどに細い命の火を残しているのかお腹を出して
転がっている
歩いていく振動でも感じるのか突然”ギ~~”と鳴いて
脅かされる
そのたびにギクッとする そして油蝉と分かってホッとする
何度こんな思いをしただろうか



秋の花が咲き始めた
ヒヨドリジョウゴの反り返った白い花弁と丸い蕾
何故か好きな花です



買い物に行く途中に誰が植えたか分からない茗荷がある
覗き込むと一つ花が咲いていた



雨の日と早朝の楽しみかもしれない
雨のひと雫・・・



高峰高原のヤナギランに止まっていたクロヒカゲ
クロヒカゲは平地から亜高山帯に生息しているようで
幼虫の食草が笹類なので不思議ではないようだが
自宅周辺でも極普通に見られるので”逞しい”と思ってしまった

コマクサ

2011-08-20 15:11:42 | 日記


厳しい環境の砂礫地の斜面に咲くコマクサ
冬の積雪や強風で砂礫は凍てつき砕けて斜面を転がり落ちる
殆ど栄養と呼べるものはないように見受けられる砂礫地に
しなやかに根を伸ばし逞しく生きている



このような砂礫を掘って地中深く根を伸ばしたものを
盗掘する人があとを絶たなかったようでぐるりとフェンスに囲まれている
撮影用に数箇所 四角く切って開けてある
盛りを過ぎていたので期待はしていなかったがまだそれでも
楽しめた
実を結んだ茎は自ら折って 砂礫と一緒に移動して根着く場所を求めると言う



まだ蕾のイワインチン
岩場に良く見られるが年々踏み荒らされたり笹の侵食によって
生息が少なくなっている
湯の丸山では保護活動も始まったようです



トモエシオガマ
池の平周辺には特に多く見られる



ナナカマドも少し色付き始めて秋の気配



すけるような薄紫が大好きなクガイソウ



鏡池周辺は草紅葉がそろそろ始まっている



ヒメキマダラヒカゲとヨツバヒヨドリ
ヨツバヒヨドリはアサギマダラも大好きな花なのでちょっと期待したけれど
帰りのバスの中から一頭見ただけだった
因みに昨年もアサギマダラはバスの中からチラッと見ただけだった



黄色い花はハンゴンソウ
ヒメキマダラヒカゲは気持ち悪くなるほど群れていた
同行の友達は大の虫好き
ヤナギランにいた大きな芋虫 セスジスズメ?(よく似ていた)の幼虫を見つけて
「可愛い!」と云うが早いか手に乗せた
驚いたのか7センチもあるかと思える幼虫は彼女の腕に糞をしたが
彼女は平気で暫く感触を楽しんでいた
幼虫が歩くと”ムチムチ”するのだと言う
「ごめんね」と言いながらそっと摘んでヤナギランに戻していたが
驚いたのは芋虫だろう!!
う~~ん 真似はできない・・・!
びっくりしたので画像が無いのが残念




レンゲショウマ

2011-08-19 16:50:38 | 日記


昨日お天気が崩れる前に御岳山にレンゲショウマを見に行った
毎年様子を見ながら出かけるが大抵見頃の時にいくことが出来る
ただ今年のように晴天は初めてだった
殆どが曇天でガスが流れ始める



下界と違ってやはり涼しく快適!
と思ったらスミナガシも快適なようでレンズの上に止まって動かなかった
スポーツドリンクが少し付いていたようで赤いストローを延ばしていた
暫くリュックにくっついてアクセサリーのような形で歩いた



レンゲショウマは蝋細工のような質感の少し厚い花弁で
開いて間が無い花は薄い赤紫のような色や薄桃色の花もある



散策路にはキツリフネソウも咲いていた
トリカブトの花も毎年撮影をしているので行ってみたが全く咲いていなくて
まだやっと蕾らしいものが見えた程度だった



いつものことだけれど今年こそ・・・そう思っていくのに
これといって満足の出来る写真は無かった
ピントがシャープと思えば花弁が茶色かったり
蜘蛛の食べ残しの残骸がぶら下がっていたり
このように日差しの中で撮影したことが無いレンゲショウマです



レンゲショウマを訪れたキチョウ
こんなシーンも始めて!



キレンゲショウマも少し今年は遅いようで幾つか咲いている程度だった



珍しい黒い頭か目玉に見える模様の付いた赤い実・・・ソウシショウニンジン
想思子様栃葉人参の実の頭に黒い点の付いた物をこのように呼ぶようです



玉川屋で天せいろを頂いて来た
手打ち蕎麦の為に少し時間がかかるが待っている間に込んでいた店内は
少し落ち着いて来た
帰り際に飾ってある色紙を説明してくれた中に太宰治の一枚があった
余り色紙に普段は興味がなかったが太宰治の一言に惹かれて見上げた
次回行った時には必ず撮影してこなくては・・・

高原の花と蝶

2011-08-18 20:05:23 | 日記


ガレ場でギンボシヒョウモンが二頭からんでいた
ウラギンヒョウモン?
きちんと裏表を撮れなかったので分からない??



大人しく止まる事は無く・・



ピントは合っていないけれど



今度何時会えるか分からない蝶なので御愛嬌と言う事で・・・



池の平湿原
この一角に忠治の隠れ岩がある
国定忠治が隠れたとされるがとっても狭く子供一人入る事もできない程の
空間しかない
しゃがんで覗き込むとヒカリゴケが見られた
其れは昔の事・・今は木道が設置され近寄る事はできない
それどころか笹が侵食して岩そのものも隠れてしまいそうです



少し高原の植物をご覧頂きましょう
ミヤマホツツジ
ホツツジの高山型で穂状に花が付く
花は先が反り返り花柱が長く突き出ていて上にカールした独特の花の様子をしている
日本の特産種です
鳥海山などでも沢山咲いていて地味な花なのに何故か目に付いた花です



ヤマハハコ
日当たりのいい山地や乾いた草原に生える
山のハハコグサと云う意味です
花弁も乾いた感触で艶やかさには縁が無い花ですが好きな花の一つです



イブキジャコウソウ
日当たりのいい岩場や瓦礫地に咲く小低木
伊吹山で発見され葉や花に触れると芳香があるので和名になった
麝香の香りとも聞いた事がある
時々そっと触って香りを楽しむのも夏の高原歩きの楽しみの一つです



鮮やかなオレンジ色の花はマルバダケブキ
和名は蕗のように丸い大きな葉で岳(山)にある植物の意味を持つ
殆どが花の最盛期を過ぎていたがこの一本だけがまだ
蕾を持ち中の一輪が咲き始めていた



ツリガネニンジン
日本全土の草原に見られる 葉も花も輪生する



シロザキツリガネニンジン
ツリガネニンジンの白い花 池の平で見られる
今日は花散歩・・・下界は暑い一日でした

ベニヒカゲ

2011-08-17 16:18:18 | 日記


少し見頃には遅かったかと思ったが丁度よかったヤナギラン



山地の渓流沿いなどで見かけるシータテハ
マツムシソウが良く似合う



ベニヒカゲは草津白根などでも見ていたが最近は行く事も無く
小諸にお邪魔したときだけの楽しみになっている




ヒメキマダラヒカゲも地味ながら綺麗な蝶です



高原のお花畑には昆虫達が仲良く止まっている
ベニヒカゲ アキアカネ コヒョウモンが見える



今年は全ての花の色が鮮やかで嬉しかった
ノアザミにはミヤマチャバネセセリ



もう少し季節は過ぎていたけれど所々に咲いていたノハナショウブ
6月頃の花の最盛期には湿原いったいが紫色に染まる



ハクサンフウロの薄桃色の花も今年は大きく感じた



クルマユリはこの一輪だけが咲いていた
残花もいいものです



少し高山にいる雰囲気を・・・オンタデが荒れた山肌に咲いている
この少し先に高山の女王”コマクサ”がまだ咲いて待っていた
次回に・・・